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アイログに聞く
SOA によるビジネスのための IT
昨今、市場における競争の激化、顧客ニーズに対するより細やかなサービス、頻繁に変わる法規制への対応など、さまざまな要因によってビジネスの変更速度はますます加速し続けています。しかしながら既存の IT は必ずしもこのようなビジネスの急激な変化に対応できるほどの柔軟性を備えておらず、多くの企業にとって IT がビジネスのボトルネックとなっています。こうした問題に、多大なリソースを用いて、力づくで対応しようとすれば、システムコードの増大や管理性の低下を招き、長期的に見れば ROI を低下させる結果になってしまいます。このような状況を打破するためには、これまでの IT とは異なる柔軟性と俊敏性に富んだ 「ビジネスのための IT」 が必要となります。SOA (Service Oriented Architecture) はこうした背景を持って生まれてきた、「ビジネスのための IT」 のあるべき姿に対する一つの回答であると言えます。SOA の中核をなす考え方は 「サービスの再利用」 であり、業務的な観点で区分されるさまざまなサービス (例えば受注処理や在庫引当、配送指示といったサービス) を組み立てることによって、エンタープライズアプリケーションを効率的に組み立てることを可能にします。SOA によって、商品追加や内部コンプライアンスの変更などさまざまな要因によって業務の変更が発生した際にも、既存のサービスを最大限利用し、無駄な開発を極力減らすことで、開発期間と開発コストの両方が削減可能になります。 BRMS によって完成する SOA
現在、SOA に則った BPM ソリューションが脚光を浴びています。BPM によってサービスリポジトリに登録された種々のサービスをグラフィカルな開発画面上で組み合わせ、一連のプロセスを持ったエンタープライズアプリケーションを効率よく構築することができると期待されています。しかしその一方で、BPM によって利用される個々のサービスをどのように開発、管理するかについて十分に検討することを怠った結果、SOA の利点を十分に享受できていないケースが散見されます。このような状況は、高機能な Web ページ作成アプリケーションを購入したユーザが直面する状況に似ています。Web ページ作成アプリケーションを使えば見栄えの良い Web ページを短時間で構築できるものと期待して作業を開始しますが、程なくして、利用できる見栄えの良い画像コンテンツを用意しなければ自分の考えていたような Web サイトが構築できないことに気づきます。結局このユーザは長い時間をかけて画像コンテンツを作成しなければならず、全体的な開発時間は一向に短くなりません。高機能で見栄えの良い Web ページを短時間で作るには、Web ページ作成アプリケーションだけではなく、利用する画像コンテンツを素早く作成できるデザインソフトも必要なのです。 SOA におけるサービスを Web ページにおける画像コンテンツに例えるならば、BRMS はデザインソフトに相当します。BRMS によってユーザは効率的にサービスとして実装すべきロジックを作成することができます。また、デザインソフトを使うと Web ページの他の部分と調和がとれるように簡単に画像の色を調整できるのと同様に、BRMS を利用すると他のサービスと整合性が取れるように簡単にロジックを修正することができます。このように、サービスを組み合わせて全体像を作り上げる BPM と、個々のサービスを効率的に管理するBRMSの二つが組み合わされることで、SOA によるメリットは最大化され、コスト削減、開発期間の短縮といった目標が達成されるようになります。 BRMS の適用分野
BRMS は、(1) 変更頻度の多い業務、(2) 透明性が必要な業務の 2 点に適用する事で大きなメリットを得られます。例えば製造業では、下図中の赤枠で囲まれている業務分野などへの適用が考えられます。
ILOG から見た 「帳票 SOA」
BPM と BRMS によって構築されたエンタープライズ・アプリケーションは最終的に UI を通してユーザとやりとりする必要があります。たとえどれほどシステム開発が短縮されたとしても、業務ユーザにとって使いやすい UI が存在しないためにオペレーション効率が落ちてしまえば、アプリケーションとしては失敗と言わざるを得ません。そのため、いかにして使い勝手の良い UI を効果的に作成しそれを最大限再利用するかが SOA におけるもう一つの重要なファクターとなります。「帳票 SOA」 はこのニーズを満たす一つのソリューションであり、「ビジネスのための IT」 を実現するための手助けとなるものと確信しています。
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