Java環境へのCOBOLプログラム連携
〜COBOLから Javaクラスを使用する〜
●COBOLとJavaを共存活用する
昨今、既存の企業情報システムにおけるレガシーマイグレーション事例が増加している中で、 COBOLベースの既存IT資産をJavaベースのプラットフォームで有効活用することが 要求されるようになっています。
分散コンピューティング環境としてのJ2EEが魅力的で有望なプラットフォームであることに 間違いはありません。しかし、多くのユーザ事例を見ても、Javaだけですべてを構築するのではなく、 ビジネスロジックの部分にCOBOLを使用しているケースは多くあります。 また、今でもシステム構成上大きな位置を占めるバッチ処理においては COBOLがもっとも効率的に処理を実行すると言われています。
J2EE を基盤とするシステム構築で COBOLを活用する場合、Javaの世界に存在する豊富な APIを COBOLから利用できることが重要な意味を持ちます。現在、多くのISV製品の提供する機能は Java言語のAPIをサポートしており、Javaプログラマには幅広い機能の選択肢が開かれています。 SVFのJava実行モジュールは良い例です。
Micro FocusのNet Express、Server Expressでは、COBOL 2002国際規格に準拠した文法で、 任意のJava API を呼び出すことができます。これによってSVFのJava実行モジュールをはじめとする 豊富なJava資源が COBOLプログラマによって利用可能になります。
●Micro FocusによるCOBOL-Java相互運用性
Micro FocusのObjectCOBOL構文を使用して通常のCOBOLプログラムから、Javaクラスを利用する ことができます。
COBOL 内で Javaクラスを宣言することができ、手続き部の実行文で Javaクラスを インスタンス化し、メソッドやメンバーにアクセスすることができます。COBOLからJavaに渡されるパラメタとJavaからCOBOLに返される返却値は、ObjectCOBOLランタイムシステムによって、適切にデータ型変換されます。
ObjectCOBOL構文と言っても、従来型のCOBOLプログラミングと大きく変わるわけではありません。 従来のCOBOLプログラムがサブルーチンを CALL文で呼び出すのと同じように、Javaクラスのメソッドを INVOKE文で呼び出すことができます。
●COBOL開発環境
Micro Focus Net Expressには、COBOL言語専用の IDE (統合化開発環境) が含まれており、 エディタ、コンパイラ、デバッガが統合された操作環境を提供しています。このほかに .NET アプリケーションの開発環境としては Microsoft Visual Studio 2005 のプラグインとしてのCOBOL言語対応も提供しています。
これに加えて、現在、Java開発者向けに第三のIDEとしてEclipseのCOBOL言語対応 プラグインを開発中です。


