NECソフトウェア北海道に聞く

庄司 静夫 氏
NECソフトウェア北海道
ソリューション推進事業部
ソリューション営業部 部長
庄司 静夫 氏


中桐 理摩子 氏
NECソフトウェア北海道
第三ソリューション事業部
第一ビジネスソリューション部
シニアマネージャー
中桐 理摩子 氏
●SpoolServer(ACOS版)
●SpoolServer(Windows版)
●SpoolServer for 帳票マイグレーション
●営業部門からの一言

SpoolServer(ACOS版)

「SpoolServer」は、2001年度から本格的に販売していますが、その前身は、1996年から販売してる「Winspool」という製品です。 「Winspool」は、NECのメインフレームACOSから出力される帳票をクライアントPC上で電子帳票化して管理・参照・編集等のできる電子帳票ツールの先がけとして、現在でも数多くのお客様にご利用いただいております。
「SpoolServer(ACOS版)」は、その「Winspool」も使用できるだけでなく、さらに、幅広いエンドユーザの方に手軽に使用できるPDF形式のWeb電子帳票システムをメイン機能とし、さらには、プリンタ印刷領域までもカバーする、統合帳票管理システムとして、リニューアルした製品となっています。

「SpoolServer」つまりWeb電子帳票を開発するにあたり、ファイル形式は、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社殿の、SVF for Web/PDF使用したPDF形式を採用することにしました。
メインフレームから出力される帳票は、1帳票当たり数百〜数千の大量ページになるものも多いのですが、そのような帳票でもレスポンスを確保することが、一番重要と考えています。SVF for Web/PDFから出力される最適化PDF形式で、その問題をクリアできると判断し、採用させていただきました。
もちろん、電子帳票システムですので、PDF単体として利用できるだけではなく、Excel連携機能やE-Mail送信、複数帳票の串刺し検索などの電子帳票としての様々な機能を付加しています。しかも、それらがシンクライアントでライセンスフリーで手軽にご利用いただけます。
また、社内で帳票をWeb上で統合的に管理するためには、セキュリティが非常に重要です。「自部門の帳票は自部門だけが参照できる、だが、経理部門は全社の帳票を参照したい」、といった、会社によって独自のセキュリティのニーズがあるのですが、そのようなニーズにも対応できる、きめの細かいセキュリティ設定も可能ですので、全社的に系統立てて電子帳票システムを構築・運用したい、と希望するお客様には、大変ご好評をいただいております。
このような運用を可能にすることで、メインフレームで多量な印刷をし、それを配布・ファイルなどしていた帳票運用を、自動的にPDFに変換・Web上で管理登録することで、自由にかつ安全に閲覧できるようになり、必要なもののみ印刷するというペーパーレス運用が可能になり、省資源・コスト削減をすることができます。

また、統合帳票管理システムとしてのもう一つの側面の「印刷ソリューション」ですが、帳票印刷管理の分野では、今や圧倒的に導入事例の多く、信頼性の高い、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社殿の「Report Director Enterprise」と連携させることで、オープン環境の中で、プリンタメーカに依存せず、安価なプリンタを使用し、プリンタ管理・印刷管理を業務システムとシームレスに連携する統合帳票管理が実現できました。
この機能をお使いになることで、メインフレームをお使いのお客様では、システムはメインフレームのままで何も変更せずに、プリンタ出力のみを手軽にダウンサイジングし、プリンタの購入・維持コスト削減をしている事例も多数あります。

SpoolServer(Windows版)

さて、「SpoolServer(Windows版)」の方ですが、弊社では、お客様個別のシステム開発、および、業務システムのパッケージなども開発していますが、あるオープン系業務パッケージを開発していたグループに「SpoolServer(ACOS版)」を見せると、「これをオープンシステムの開発でも使いたい!」との声があがり、早速、オープンシステム向けの対応をしました。
オープンシステムにおける帳票開発の一般的な悩みは、ツールとして何を採用するか、ですが、その延長に具体的な検討点として以下のようなことがあります。
・選択する帳票開発ツールのAPIが使えるプログラミング言語を採用しなければならない
・APIを使うためには、結構ノウハウの蓄積が必要
・プログラムレスツールを使うと、その切り分けや限界等の判断が必要
しかも、これらを突破してツールを選択した後は、その帳票をどう利用させるのか、画面参照か、プリンタ印刷か、保存か、など、運用形態をお客様の要件を聞いて、それに合った運用インタフェースのシステムまでSIerが構築しなければなりません。
「SpoolServer(Windows版)」を採用すると、帳票開発ツールとして帳票部分を開発するだけでその延長で、自動的に画面参照・プリンタ印刷・保存(一元管理、Web参照)などの統合的帳票システムが自由に使えてしまう、という大きなメリットがあります。しかも、開発には、プログラム言語の依存は一切ないので、ごく基本的なプログラミング知識のみで開発できるため、プログラマスキルの高低にも関係ありません。
つまり、オープンシステム帳票開発における、ツール選択・運用管理部分の開発・帳票開発部分の標準化・開発そのものなど、あらゆるフェーズの工数が削減できます。「SpoolServer」経験者のSEに話を聞くと、『オープンシステムの帳票開発は 「SpoolServer」以外考えられない』との声も聞かれるほどです。

また、数年前から弊社では、PDF形式から電子帳簿保存法対応可能な電子帳票形式「Winspool」へ変換する製品も販売しています。今までメインフレーム帳票の電子帳簿保存法対応形式変換は、10年ほど前から当社含め他社製品でもさまざまありますが、オープンシステムから出力されたPDFをあらゆる検索や編集が可能な独自電子帳票形式にする製品はほとんどありませんでした。 この技術により、メインフレームでの帳票レイアウト設計のしばりがなく、作成されたオープンシステムの新規帳票も電子帳簿保存法に即した運用が可能になります。

SpoolServer for 帳票マイグレーション

最近は、メインフレームからオープンシステムへの切り替えを検討するお客様が非常に増えました。メインフレームをオープン化するときに問題になるのは既存のCOBOL資産の移行です。オープン系のシステムでは、オープン系の帳票ツールを使用しますが、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社殿の製品のようなどんなに機能の豊富な優秀なツールがあったとしても、新規のプログラムやツール定義で、既存COBOLのビジネスロジックをそこに100%反映することはほぼ不可能です。何十年もかけて蓄積されたビジネスロジックの詰まったプログラム資産をそのままの品質で利用するにはプログラムを修正せずに移行するしかありません。

今回、弊社では、ウイングアーク テクノジーズ株式会社殿との長年にわたる協業ノウハウから、既存COBOLの帳票出力ロジックを一切修正することなく、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社殿の「Report Director Enterprise」経由で帳票を出力できる製品を開発しました。基本的に帳票部分の修正工数ゼロということにより移行作業工数が削減できるだけでなく、既存ロジックをそのまま使用することで、移行品質も当然ながら非常に良好なものが得られます。そのため、既に数社、この機能で運用されていますが、帳票移行全般のコストが今までの常識では考えられないほど激減し、まさに「生産革新」と言える製品です。この製品を採用し数千本の帳票プログラムの移行をされた現場のSE殿から、「帳票マイグレーションでこんなに楽な思いをしたのは初めて!!」と言わしめるほどです。
弊社が自信を持ってお勧めする、「SpoolServer for 帳票マイグレーション」レガシーマイグレーションでの帳票移行に悩んでいる企業様やSE様がいらっしゃいましたら、是非ご検討ください。

営業部門からの一言

従来電子帳票は、「帳票保存スペースの圧縮・開放による経費削減」が導入理由でした。昨今、企業・公的機関でのデータ不正持ち出し、流出事故が多発していることもあり、電子帳票も「条件に合わせて帳票を誰でも容易に検索し閲覧できる運用」から、「閲覧や印刷を特定権限者に限定するセキュリティ運用」が求められるようになりました。
「SpoolServer」にはさまざまな機能があり、特にお客様からご要望が多いセキュリティについては、非常に細かい設定ができます。これがポイントになって、導入するお客様も増えました。また、メインフレームのオープンシステム移行が増え、COBOL資産の流用、ACOSマイグレーションという、他社には無い「SpoolServer」の特徴に着眼して検討して下さるお客様もいらっしゃいます。
「SpoolServer」は業種・業務を問わず、あらゆるお客様への帳票ソリューションの一つとしてご検討いただける製品です。製品に魅力を感じていただき、『「SpoolServer」にして良かった』といっていただけるように、営業活動をしています。