日本ネクサウェブ株式会社に聞く

山口 祐司 氏
日本ネクサウェブ株式会社
セールス・マーケティング
営業部長
山口 祐司 氏


淡路 良平 氏
日本ネクサウェブ株式会社
セールス・マーケティング
アシスタント・マネジャー
淡路 良平 氏
次世代Webの統合開発・運用環境「Nexaweb」
●業務システムでリッチクライアントが必項な理由
●リッチクライアントから次のステージへの移行
●デファクトスタンダートのWeb技術のみで構成され、非同期通信やプッシュ型情報配信にも対応
●リッチクライアントを超えたエンタープライズ2.0へ

業務システムでリッチクライアントが必項な理由

いま多くの企業では、これまで利用してきたレガシーなシステムから、Webアプリケーションを利用したシステムへと移行が進んでいます。これは内部統制やシンクライアントによる情報管理、保守メンテナンスコストなど、様々な理由があげられることでしょう。こういったエンタープライズWebアプリケーションを構築するために、これまで様々な製品・技術が利用されてきましたが、社内の一つのシステムだけが個別にリッチクライアント化を実現していたり、基幹システムでは採用が見送られたりと、ユーザの要求を満たし、かつミッションクリティカル環境で安定稼動な製品は待ち望まれておりました。

基幹システムの課題−図

そして今、Web2.0のパラダイムシフトの中、ビジネススタイルの変化も必要な中、Webアプリケーション設計者を含むシステム開発者は、適切な Webコンピューティングモデルの選択を迫られています。そういった観点の解決策がNexawebです。NexawebはエンタープライズWebアプリケーションの問題点を改善すべく、開発、実装、メンテナンスコストを抑制しながら、ユーザに対して業務生産性やビジネス利益を増大させるパワフルなWeb アプリケーションを提供します。

リッチクライアントから次のステージへの移行

リッチクライアントとは、ユーザーインターフェースの見栄えや操作性が豊か(リッチ)なクライアントソフトウェアのこと。近年、Webブラウザをクライアントソフトとして利用する業務アプリケーションが増えていますが、操作性やデータチェック機能などが不十分、あるいはサーバとの通信や画面の表示レスポンスが良くない、といった問題が発生していました。
リッチクライアントは、こうした問題を解決するクライアントソフトで、リアルタイムかつ非同期データの更新機能などを持つものも多く、Ajaxやリッチクライアント機能の実装のニーズは今後、業務Webアプリケーション構築においてもさらに強まることは間違いありません。

リッチクライアントが次のステージに進む、Webの「デファクトスタンダート」になるためには、エンタープライズシステムに即した共通化や疎結合でない、ミッションクリティカルな条件での安定稼動を実現するミドルウェアが必要になってきます。Nexawebが構築できるアプリケーションは、他のリッチクライアントテクノロジーで実現されているメリットを全て備えたエンタープライズレベルのWebミドルウェアです。これにより、開発からデプロイ、そしてメンテナンスが簡単かつ低コストで、OSやブラウザに直接依存しないWebアプリケーションを構築することができます。

標準技術のみで構成され、プッシュ型情報配信にも対応

現在利用されている多くのWebシステムのアーキテクチャは、過去に用いられたアーキテクチャの長所を継承していますが、内部、外部システムが混合する既存のシステムからのデータおよびビジネスプロセスの統合、ユーザー操作に適した Webユーザーインターフェイスの作成、安全なメッセージ配送、オフラインでの実行、リアルタイムのイベントと警告への応答、クライアントサイドのセキュリティ複合アプリケーションの作成など、いまだに多くの問題を抱えています。これらの難問に対処するには2つの方法があります。ひとつは、これらの問題に個別で取り組む方法です。この方法では、結果として、高い開発費用と保守費用がかります。もうひとの方法は、一貫したサービスを提供する共通的なWebプラットフォームを構築する方法です。後者は、個別の技術やターゲットとするデプロイソリューションではないため、長期的な視点に立てば、開発費用や保守費用の面からも理想的といえるでしょう。

Level I Quotes−図

リッチクライアントを超えたエンタープライズ2.0へ

共通的なWebプラットフォームであるNexawebを利用した個々のミッションクリティカルな業務Webアプリケーションを構築した導入事例としては、安全なリアルタイムデータメッセージ配送をサーバープッシュで実装した三菱東京UFJ銀行の為替トレーディングや高レスポンスのリッチクライアント機能と非同期通信を実現した4000サイトに導入された通信ノードの監視・管理するEMCのモニタリングシステム、ソースを一元開発/保守するオン・オフライン稼動のアメリカンファミリー生命の代理店向け保険料照会システムなどの導入実績があります。既存のシステム資産の再利用、技術資産の有効活用、既存システムとの連携を最小のコストで実現しています。

Enterprise Web 2.0:Richer,Thinner,Faster−図

基幹システムにおける帳票連携

基幹システムにおける帳票の役割は非常に大きく、システム開発において必項になる重要なWebソリューションと認識しています。リッチクライアントや Ajax等の広がりに後押しされる形となり、既存のシステムのデータ入力画面の操作性を維持したまま、C/SシステムやレガシーシステムをWebへマイグレーションしたいというニーズはより進化するものと予想されます。同様に、帳票出力を重要視する顧客のニーズも多様化する傾向にあり、過去の実績とノウハウを受け継ぐウイングアーク社の役割はより大きくなるのではないでしょうか。

Nexawebは基幹システムのレガシーマイグレーションの際に導入されるケースが多く、業務Webシステムを成す際には、最終的にアウトプットとして帳票出力と連携する形となります。ウイングアーク社の「帳票SOA」と次世代Webを実現する「Nexaweb」を取り込むことにより、基幹システムの柔軟性と拡張性を維持し、ビジネス/システムの両面から付加価値のある顧客中心のソリューションを展開できると確信しています。