導入事例

株式会社電算システム

通販会社の後方処理代行業務で、
PC作業だった帳票の出力をSVFによりセンターバッチ化
構築期間2ヶ月、通販業務の効率化とセキュリティリスクの軽減を実現
  • SVF
  • 情報・通信
Before
「通販企業システムから発注データをPC環境にダウンロードし、PCのシステムを操作して加工・作表、PDFファイルへ変換、発注管理システムにアップロードするという作業を行わなければなりませんでした」
after
「新システムでは、発注データの受信から加工・作表、PDF変換までの一連の処理がすべてデータセンター側で自動化されており、端末からウェブアプリケーションを介して操作するだけで発注管理システムに連携できます」

導入背景

● Windows XPからWindows 8への移行でPCのシステムが不安定に

● 帳票のフォーマット変更に迅速かつ柔軟に対応できるサーバーアプリが必要に

導入ポイント

● 操作が容易で、デザインの変更がしやすく、開発生産性が高い

● 帳票のデザインと帳票を出力するロジックを切り離せる

導入効果

● 帳票出力の自動センターバッチ化により作業効率が向上

● システム全体としての処理時間が短縮

● データセンターでの一元管理によるセキュリティリスクの軽減

● 高い操作性と柔軟性による帳票のメンテナンス性向上

● PDFのファイルサイズが小さくなり、ネットワーク負荷やサーバーリソース消費の軽減を実現

導入製品

SVFX-DesignerSVF for PDF

Company Profile

設立:1967年3月14日
所在地:岐阜県岐阜市
事業内容:創業以来の情報サービス事業とその技術と経験を活かした収納代行サービス事業の2事業を展開するほか、3つ目の主要事業としてクラウドサービス事業の展開にも注力。
株式会社電算システム
IDソリューション事業本部
オペレーションセンター 事業部長
渡邉 金利 氏(写真右)
 
IDソリューション事業本部
オペレーションセンター
運用サービス部 第一運用課 担当課長
市橋 昌通 氏(写真左)

SI・ソフト開発、情報処理サービス、商品販売の3つのサービスを総合型情報処理サービス事業として展開する株式会社電算システム(以下、電算システム)。同社のオペレーションセンターでは、産直通信販売会社の後方処理業務を代行するシステムの帳票出力をSVFの採用により2ヶ月で刷新。世界最高速のプリンターによる伝票出力で産直通信販売会社の後方業務を支えている。

計算センターのDNAを受け継ぎ情報処理サービス事業を展開

「独立・独歩・独創」という創業の精神に基づいた「新しい価値の創造」により、顧客の感動社員の夢、株主の満足を実現する経営を目指す電算システム。コンビニ支払、ゆうちょ振替、口座振替、クレジットカード・電子マネー決済などによる国内屈指の収納代行サービスをはじめ、システム構築の提案から、設計・開発、最適なシステム環境構築のためのハード調達、システムの運用保守まですべてをワンストップサービスで提供する情報サービスを展開している。

電算システムは、計算センターとして発足しており、40年以上前からBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を推進している。電算システムが所有する大型プリンターや各種加工機などの設備と各種業務システムによって、企業の後方処理業務などを代行する。ガソリンスタンドやプロパンガス配給会社、各種組合、自治体、学校、通販会社など業種はさまざまだ。そして、そのBPO業務を運用しているのがオペレーションセンターだ。

Windows 8への移行によりPCシステムが不安定に

オペレーションセンターの1つの柱になっている業務が、産直通信販売会社(以下、通販会社)の後方処理代行業務だ。通販会社の後方処理代行業務では、通販会社から送られる発注データを、オペレーションセンターの担当者がPC環境にダウンロードして、各種帳票を作成していた。

IDソリューション事業本部 オペレーションセンター 事業部長の渡邉 金利氏は、「PCシステムは、32bitアプリケーションで老朽化していました。業務仕様には、特に問題はなかったのですが、Windows XPのサポート終了により、Windows 8に移行したことで帳票の出力が不安定になりました」と当時を振り返る。

 また通販会社の帳票は、フォーマットの変更が頻繁にある。渡邉氏は、「販売チャネルが変わると発注書類のフォーマットも変更になります。この変更に短期間で対応するにはPC環境で容易にデザインできる作表ツールを利用する以外に手段がありませんでした。しかし、PC環境で大量の顧客データを操作することはリスクが大きく、また自動化が難しかったので作業効率も上がりませんでした」と話す。

こうした問題を解決するために電算システムでは、帳票出力システムを刷新することを決定。帳票を出力するための帳票出力基盤にSVFを選定し、担当者全員がウイングアークの主催するセミナーに足を運んだ。「セミナーでは、製品に触れながら操作性や機能性を確認でき、抱えている課題の相談にも乗ってもらいました」(IDソリューション事業本部 オペレーションセンター 運用サービス部 第一運用課 担当課長の市橋 昌通氏)

SVFによるシステム刷新で帳票の出力を自動化

新しい帳票出力システムは、2015年5月に本番稼働した。市橋氏は、「システムの刷新自体は約2ヶ月で終了しました」と話す。

これまでは通販企業のシステムから発注データをPC環境にダウンロードし、PCシステムで加工・作表、PDFファイルへの変換を行い、発注管理システムにアップロードしていた。新しい帳票出力システムでは、発注データの受信からデータの加工・作表、PDFへの変換までの一連の処理をすべてデータセンター側で自動化している。

この仕組みによりオペレーションセンターの担当者は、端末からウェブアプリケーションを介して操作を行うだけで帳票の出力が可能になる。市橋氏は、「これまでのように、発注データをダウンロードし、PCシステムでデータの加工・作表処理を行って、発注管理システムにアップロードする作業が不要になりました」と語る。

SVFの採用を決めた理由を市橋氏は、「操作が容易で、デザインの変更がしやすく、開発生産性の高い帳票出力ツールであることを評価しました。また帳票のデザイン部分と帳票を編集・出力するロジックの部分を切り離すことも重要でした。これにより、ロジックを変更することなく、フォーマットだけを短時間で修正できます」と話している。

処理の高速化と小容量化を実現。利用者もPCシステムより簡単と好評

帳票出力システムを刷新し、手作業だった帳票出力が自動化されたことにより、作業効率が向上し、システム全体の処理時間の短縮につながった。また、データのダウンロードが不要になり、データセンター側でデータを一元管理できるので、セキュリティリスクも軽減した。

市橋氏は、「SVFの稼働環境は非常に安定しているので、業務の信頼性が向上しています。また、高い操作性と柔軟性によるメンテナンス性の向上もSVFを導入した効果の1つです。現在、3名がSVFを利用していますが、いずれも『PCシステムより簡単』と話しています。開発の専門家でなくても使えるのがSVFの良さです」と話す。

SVFを導入したことで、これまでの3分の2程度の時間で帳票が作成できるようになった。市橋氏は、「別途、本番データを使った大量帳票でテストした結果では、1時間程度かかっていた処理が5分程度で終わりました」と話す。また、データ容量も、PCシステムに比べ半分程度に減っている。

「帳票の電子化への要望が増えたことにより、PDFを印刷したり、PDFでお客様に配布したりする機会が多くなっています。SVFで作成されるPDFファイルは、PCシステムに比べてファイルサイズが小さくできるので、今後、予定している基幹システムのリプレイスにおいても効果が期待できます」(市橋氏)

SVFで大量帳票出力を刷新

電算システムでは、2008年にメインフレームのオープン化を行い、基幹システムを12台のPCサーバーに移行しているが、PCサーバーの更改時期にあわせて、帳票出力も含めたシステム全体の見直しを実施する計画だ。渡邉氏は、「基幹システムには1,000種類以上の帳票がありますが、少しずつSVFに移行していくことを検討しています。こうした取り組みにおいて、今後もウイングアークのサポートを期待しています」と話している。

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