導入事例

安藤建設株式会社

業務改革の実現に向けたシステム再構築における
情報活用ツールにDr.Sum EAを採用

  • Dr.Sum EA
  • 建設
  • 業務効率化
Before

以前利用していたホストコンピューターの検索ツールは、データ検索に非常に時間がかかり複雑であったため、操作が不慣れな者にはあまり活用されていませんでした。

after

一般のエンドユーザーでも情報を簡単に検索・集計・加工できるため、情報企画部の運用負荷が軽減されただけでなく、ホストと比べて検索の処理スピードは約10倍と桁違いに速く、ユーザーから高い評価を得られました。

導入背景

●基幹システムへのパッケージ適用

●データ処理時のシステムパフォーマンスの低下

●情報の「見える化」の要望

導入ポイント

●低コストかつシンプルな開発・運用環境

●Web アプリケーション対応

●ハイパフォーマンスな検索性

●複雑な検索条件の指定が可能

導入効果

●管理指標の充実

●内製による技術力の向上

●情報企画部の負担低減

導入製品

Company Profile

創業:1873年

所在地:東京都港区

事業内容:土木建築の請負、設計、監理およびコンサルティング業務。

不動産の所有、売買、賃貸、仲介、管理および鑑定。建設用資材、建設用機器および建設用機械装置の製造、加工、販売ならびに賃貸他。

URL:http://www.ando-corp.co.jp/

安藤建設株式会社

写真左から

社長室 情報企画部 
部長 森田 雅支 氏
 
社長室 情報企画部 
副部長 庄司 雅彦 氏
量と質の両面で充実した管理指標で、経営の「見える化」を達成
データ処理にかかる時間を10分の1に短縮し、業務を効率化

高付加価値企業を目指し、業務革新プロジェクトを始動

安藤建設株式会社(以下、安藤建設)は1873年に創業した、民間建築に強みを持つ老舗の総合建設会社だ。クリーンルーム、住宅、プレキャストコンクリートといった分野を得意とし、130有余年の歴史の中で培ってきたノウハウと豊富な実績により、「VALUE創造専門家集団としてANDOブランドを高め続ける企業」を目指している。

安藤建設は2000年5月に業務革新プロジェクトを立ち上げた。当時の建設業界は公共事業、民間設備投資全般が減少し、受注競争は熾烈化していた。この厳しい経営環境の中で市場の変化に柔軟に対応し、高付加価値企業を目指すために、業務の見直しによる効率化や、情報活用による経営管理の高度化が求められていた。このような背景から、業務のスピードアップ、業務プロセスの革新および業務の標準化・効率化といった3つのキーワードを柱に、業務革新プロジェクトを始動し、全社の業務をゼロから見直すとともに業務システムの再構築に着手した。

このプロジェクトの目玉である情報系システム再構築では、それまでのホストコンピューターに替えて、新基幹システムにオープン系システムを採用することを決めた。プロジェクトの目標設定フェーズにおいては、基幹系からデータを集約し、経営指標の充実、日常管理データ活用による損益予測、事業計画立案を簡素化することなどがクローズアップされ、それらが新情報系システムの主要なテーマとなった。新情報系システムのもうひとつの目標は、誰もが操作しやすい検索システムを構築することだった。

新情報系システムの導入段階においてはこれまで蓄積されてきた営業系、工事系、経理系、人事系などの管理情報や、それらを集約した経営情報のデータ移行に取り掛かる上で、これまでの情報をもう一度見直して、より充実した内容の分析用データプールを提供し、経営・管理に関わる情報の再整備に取りかかった。

情報企画部の部長である森田 雅支氏は、「営業担当者は、お客様に提案をする際、工事内容、規模などの施工実績をまとめた資料を作成します。これは、お客様から工事を依頼された場合に、過去に似たような施工実績等、裏付けのあるデータを提示することがお客様の信頼を得る一助となるからです。営業担当者にとって、この施工実績情報はとても価値があるものなのです。」と現場での情報活用の重要性を語る。

情報企画部と経営企画部、両部署からの課題と要件をクリアしたDr.Sum EA

情報企画部および経営企画部は、新情報系システムの導入にあたっていくつかの条件をあげていた。まずは「システム構築が簡単で短期間に行うことが可能であること」。これは、業務や経営者のニーズによって情報系システムに対する要望が変化した場合に柔軟に対応できることを意味する。あわせて「Webアプリケーション対応であること」DSや「検索システムのパフォーマンスが良いこと」があげられた。

以前利用していたホストコンピューターの検索ツールは、データ検索に非常に時間がかかり複雑であったため、操作が不慣れな者にはあまり活用されていなかったという。情報企画部の副部長である庄司 雅彦氏は「一般のエンドユーザーが簡単に検索・集計できること、シンプルで機能に見合う価格であること、複雑な検索条件に柔軟に対応するため、検索条件項目の数に制限がないことがシステムの選定条件でした。」と語る。

これらすべての条件を満たすデータ分析システム(新情報系システム)として、最大の評価を受けたのがDr.Sum EAだった。

管理指標が量と質の両面で充実し、情報の「見える化」を実現

2006年5月、オープン系の新基幹システム稼働開始とほぼ同時期にデータ分析システムの本格運用が始まった。Dr.Sum EAは、一般のエンドユーザーでも情報を簡単に検索・集計・加工できるため、マニュアルレスの運用が可能で、システム操作に関する問合せ対応など、情報企画部の運用負荷が軽減された。また、基幹システムともETLツールを使い簡単に連携できるため、情報企画部の担当者が利用者や管理者のニーズに柔軟に対応できるようになった。この他、ホストと比べて、検索の処理スピードは約10倍と桁違いに速くなった。データ処理のパフォーマンスが非常に良く、ユーザーから高い評価を得られた。

また、セキュリティにも配慮し、ある営業部では過去の工事内容、規模、実績といった情報を部内で共有できるが、他部署では参照できないといったように、部署別に閲覧可能な情報の枠を決めることで、情報漏洩を防いでいる。

稼働後の成果について森田氏は、「管理すべき指標の対象は、その時の経営環境の変化、例えば内部統制や会計基準見直し等を踏まえ、常に変化していくものです。旧システムでは管理すべきデータにもしイレギュラーな値が発生しても、その原因を短時間で把握できなかったのですが、新システムではドリルスルー機能を利用して原因を早期発見することができます。また、分析の切り口も容易に多様化でき、情報の活用度合いが格段に向上しました。」と評価している。

さらに、「Dr.Sum EA導入後は、管理指標が量と質の両面で充実し、情報の“見える化”が前進したと自負しています。また、トレーニングを受ければ情報企画部でも内製が可能ですので、外注費用の削減だけでなく部員の技術力の養成にも役立つだろうと考えています。」と話す。

プロセスリスク情報の「高度化」で受注、利益予測の精度向上を目指す

情報企画部では、管理指標と利用ユーザーのさらなる拡大に向けてシステム構築に取り組んでいる。現在、営業部、営業企画部、管理部、情報企画部、および人事部の5部門で約100人のユーザーがシステム活用をしているが、全国にある各拠点での説明会などを通して、現場での活用を促すと同時に、より具体的なニーズの掘り起こしを計画している。

今後の展開について森田氏は、「確実に利益を確保するため、プロセスリスク情報の“高度化”と“見える化”を目指しています。受注や利益予測の精度を向上するとともに、経営者がリスクに対して素早く動けるような仕組み作りを提案していくつもりです。」と話す。

また、庄司氏は、「この仕組みにDr.Sum EA Visualizerを組み込めば、集計結果をビジュアル化して表現でき、経営者が直観的な分析をリアルタイムに行うことが可能になるでしょう。」と、より見やすくわかりやすいインターフェイスの採用を検討している。

安藤建設は、多様化するビジネスに柔軟に対応するため、今後も経営に密着したシステム構築を推進すると同時に、運用を含めた業務改善に積極的に取り組んでいく。

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