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株式会社ポーラ

全国10万人のポーラレディの帳票管理にSVF/RDEを採用
全国4500個所の営業所への効率的な帳票配信と開発生産性向上を実現

  • SVF

  • 化学

Before

各営業店で入力されたデータは、通信回線を介して日に数回データ送信され、随時帳票は営業所PCのプログラムから印刷し、月次帳票は本社で一括印刷して郵送や配送商品に同梱していました。

After

各営業所のPC から帳票を閲覧し、必要なものだけ印刷する仕組みに変更しています。紙媒体での配送を停止したことで配送業務にかかるコストの大幅な削減を実現しました。

株式会社ポーラ

情報システム部 課長
田中 秀実 氏
導入背景

●BPR によるソフト・プラットフォーム変更への対応

●既存PC およびプリンタ資産の活用

●実績状況のタイムリーな把握

導入ポイント

●帳票システムの各要件をクリア

●全国の既存環境(多種PC、プリンタ並存)での動作保証

●操作の簡単さ、高セキュリティ、高レスポンス

導入効果

●帳票プログラムの高い開発生産性

●営業所へのスピーディな帳票提供

●紙媒体での配送停止によるコスト削減

導入製品

SVF / RDE /SVF for Web/Client / Universal Connect/X 

営業所へのスピーディな帳票展開を実現
本社は紙媒体の配送停止でコストも削減

全国10万人のポーラレディを支える訪問販売基幹システム「slim」

「最上のものを一人ひとりにあったお手入れとともに直接お手渡ししたい」─創業者である鈴木 忍氏の想いが現在の企業価値として今も受け継がれている株式会社ポーラ。同社は、ポーラレディと呼ばれる専門スタッフによる訪問販売を基本とした化粧品メーカーであり、製造から販売まで一貫した直販体制を確立している。

現在では、化粧品以外にも、医薬品やボディファッション、アパレルも扱い、美術館などの文化支援活動を通じて、「社会に、そして一人ひとりの女性に、精神的価値を提供する」ためのさまざまな事業を展開している。2009年に創業80周年を迎えるポーラでは、ポーラ銀座ビル(東京都中央区)の立て替えを決定。2009年秋にオープン予定である。

現在、ポーラでは、日本全国32個所のエリアに広がる4500個所の営業所を中心に訪問販売事業を展開。また、2005年より、化粧品・カウンセリング・エステティックの3つの空間を融合したスタイルショップ『POLA THE BEAUTY』を積極的に展開し、現在約380店となっている。約10万人のポーラレディによる訪問販売の実績を総合的に管理するための基幹システム「slim(Sales System for Lucid IT Management)」を2008年1月から稼動。その帳票システム基盤として、Super Visual Formade(SVF)およびReport Director Enterprise(RDE)が採用されている。

訪問販売の実績を総合的に管理
BPR推進に伴うプラットフォーム一新

ポーラのIT化の歴史は35年以上前のメインフレーム導入までさかのぼる。訪問販売基幹システムは、当初からメインフレーム上で稼働し、数度のシステムリニューアルを行ったが、度重なるシステム変更で大規模化、複雑化していた。また全国4500個所の営業所の情報管理は常に大きな課題であった。

同社では2000年に4500個所の営業所が利用する現システムの前身となるシステムを構築。このシステムは、各営業所に本社から貸与するPC内にプログラムやデータベースを搭載し、営業所ごとに注文、売上、在庫やポーラレディ実績・顧客情報管理など事務処理を総合的に管理する。各営業店で入力されたデータは、通信回線を介して日に数回データ送信され、随時帳票は営業所PCのプログラムから印刷し、月次帳票は本社で一括印刷して郵送や配送商品に同梱していた。

ポーラでは、営業所に対するサービスや利便性の向上、BPRの推進や新しいビネスモデルへの対応、メンテナンス性の大幅な向上、セキュリティ面の強化などを目的に、新しい基幹システム構築を決定。2005年から2007年にかけてシステムを開発し、2008年1月にかつてない大規模システムslimを稼働開始した。

slimシステムでは、本部側のプラットフォームをメインフレームからIBM Power Systemsに変更。営業所管理システムもPCにプログラムやデータを置かず、常時接続するオンライン型システムとし、営業所個別にブロードバンド回線に変更。帳票システムもPC内蔵プログラムでの印刷からオンライン印刷方式へ機能を一新した。新しい帳票システム基盤として求められたのは・既存の多種のPCやプリンターの継続利用・セキュリティの確保・操作の容易性・高い可用性・高い開発生産性である。これらの要件を満たす帳票パッケージとしてSVF/RDEが選定されている。

新たなプラットフォームへの対応と開発/運用における帳票の課題

SVF/RDEが導入されたポーラの帳票システムは夜間バッチで出力される実績レポートとオンライン入力結果が即座に印刷されるリアルタイムレポート2種類で構成されている。

実績レポートはバッチ処理でCSV形式でデータを出力し、そのCSVデータをデータ転送ツールであるHULFTで転送、さらにOpenBOST(※)で4500個所の営業所向けに仕分けを行い、仕分けデータをUniversal Connect/X経由で帳票のスプールデータとしてRDEに登録する仕組みで動作させている。各営業所では、RDEに登録された帳票をSVF for Web/Clientモジュールを使用して任意のプリンターに出力できる。

情報システム部 課長、田中 秀実氏は、「SVF/RDEとOpenBOSTとの組み合わせにより、4500個所の営業所ごとにアクセス権限を設定し、高いセキュリティを確保しながら仕分け処理を実現することが可能になりました」と話している。

また、重要なレポートを開放したタイミングには、各営業所からの閲覧と印刷が集中するため高いレスポンスが要求される。田中氏は、「特に月初の特定日には数百営業所の処理が集中し、レスポンス時間が非常に遅くなる場合がありました。しかし、ウイングアーク様の協力により、各種チューニングを行ったことで現在では、遅延なく処理できるようになっています」と話す。

リアルタイムの帳票出力では、オンラインサービス中の停止を避けるための可用性も求められた。これに対し帳票サーバーを二重化することで、障害によるオンライン印刷出力停止リスクを低減した。

さらに、RDE Utillty Developer's Kit(RDE UDK)を使用してユーザーインターフェイスを開発することで、容易な操作性を実現。田中氏は、「RDE UDKを使って開発した管理画面から、簡単に閲覧したいレポートを選択することができます。この選択においては、営業所グループのような複雑なアクセス権設定を行っています」と話している。

営業所へのスピーディな帳票展開
紙媒体の廃止でコストも削減

SVF/RDEを導入した最大の効果は、営業所へのスピーディな帳票の展開を実現したこと。田中氏は、「これまで月に一度、重要なレポートを紙に印刷し全営業所へ配送していました。しかしslimでは、各営業所のPCから帳票を閲覧し、必要なものだけ印刷する仕組みに変更しています。これにより営業所はスピーディな処理が可能になりました」と話す。一方、本社側の効果として、紙媒体での配送を停止したことで配送業務にかかるコストの大幅な削減を実現している。

ポーラでは、これらの帳票機能を実現するにあたり、既に4500個所の営業所に導入されていた多種・多様なPCやプリンターを変更することなく、そのまま利用し資産を有効活用している。

また、開発生産性が高いこともSVF/RDEを導入した効果のひとつ。ポーラでは、COBOL言語でバッチプログラムを作成しているが、SVF/RDEの導入により、SVFに引き渡すデータを作成すればよく、帳票作成プログラムの開発生産性が大幅に向上している。

電子帳票やDWHの活用で「見える化」を実現

ポーラにおける情報関連の今後の計画について田中氏は、「最大のテーマは"見える化"であり、顧客を含むさまざまな情報をいかに活用するが重要なポイントとなっている。slimによってリアルタイムに情報が取得でき、見える化のための展開が見えてきた」と話す。

ポーラでは、電子帳票やデータウェアハウス(DWH)を活用し、オンデマンドに画面上で情報を参照したり分析したりできる仕組みを構築していく計画だ。

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