導入事例

株式会社日清製粉グループ本社

ERPシステムに蓄積された大量データをDr.Sum EAで情報管理
出荷業務に欠かせないトレーサビリティの実現と会計業務の効率を大幅向上

  • Dr.Sum EA
  • 食料品
  • コスト削減
  • 作業工数削減
  • 業務効率化
  • ERP連携
Before

ERPシステムを導入しましたが、会計業務や出荷業務ににおいてはパフォーマンスや使い勝手に課題を抱えていました。4年分約3000万件の出荷データから、いつでも必要な情報を見つけ出せる仕組みが必要でした。

after

導入から3カ月後には本番稼働させることができ、必要なデータを数分で抽出するだけでなく、Excel機能でそのままグラフ化やレポート化ができるようになりました。サーバーライセンスで、コスト管理もしやすいです。

導入背景

● ERPシステムに蓄積されたデータの有効活用

● 3000万件のデータを管理できる基盤

導入ポイント

● 短期間/低コストでの導入

● 24時間利用可能なデータベース

● 権限に見合った容易な操作性

導入効果

● 高速なデータの抽出

● 容易なデータの加工

● システム担当者の作業負荷軽減

● 容易なライセンス管理

導入製品

Dr.Sum EA Enterprise

Company Profile

株式会社日清製粉グループ本社
創業:1900年10月(明治33年)
所在地:東京都千代田区
事業内容:日清製粉グループのホールディングカンパニーとして、「信」と「時代への適合」、そして「健康で豊かな生活づくりに貢献する」というグループ理念のもと、製粉、加工食品、健康食品、バイオ、ペットフード、エンジニアリング、メッシュクロスなどの事業を幅広く展開している。
株式会社日清製粉グループ本社
企画本部 情報化推進部 
部長 小川 幸夫 氏(左)

企画本部 情報化推進部
主査 田中 伸幸 氏(右)
3000万件の出荷データ及び最大2億件の会計データを自在に検索・分析
商品の安全性と企業の信頼性を担保

出荷業務/会計業務にDr.Sum EAを採用
多角的かつ広範囲なビジネスを支援

日清製粉は、その前身である「館林製粉株式会社」として1900年に設立。創業100周年も迎え、2001年7月2日に全事業を分社化。日清製粉グループ本社を持ち株会社として、日清製粉、日清フーズ、日清ファルマ、日清ペットフード、日清エンジニアリング、オリエンタル酵母工業、NBCなどの各事業会社によって構成されており、子会社46社、関連会社15社の体制となっている。

日清製粉グループでは、海外事業と中食・惣菜事業の2つを強化。海外事業では、中国・青島に工場を開設し、中国国内市場向けのビジネスを展開するほか、北米にある海外の工場で製粉した小麦粉を北米市場向けに販売している。

中食・惣菜事業では2004年3月に設立されたイニシオフーズを中心に、デパ地下向けなどの惣菜事業を強化している。

このように国内外で多角的かつ広範囲にビジネスを展開している日清製粉グループでは、グループ内各社が財務状況や商品の出荷情報を迅速かつ容易に把握できる仕組みを導入することがビジネスの拡大にとって不可欠になる。そこで日清製粉グループでは、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」を導入し、「出荷データベース」および「会計データベース」を構築。グループ内の各社向けに展開している。

活きたデータをいかに素早く抽出するかデータベースへの更新時間も課題に

日清製粉グループでは、メインフレームのオープンシステム化を目的に2003年10月から2005年10月にかけて、9社に順次ERPシステムを導入。日々の基幹業務を運用するには全く問題はなかったが、会計業務や出荷業務におけるデータの分析においてはパフォーマンスや使い勝手に課題を抱えていた。

その当時、トレーサビリティに注目が集まっており、食品会社である日清製粉グループでも出荷した製品にトラブルが発生した場合に、いつ、どこに、何が出荷されたのかが瞬時に把握できる仕組みの実現が求められていた。

しかし、ERPシステムには大量のデータが蓄積されるため、検索スピードも速いとは言い難かった。

また、24時間稼働することが困難なことから、問題が発生したときに、いつでも必要な情報を抽出するための別の仕組みが必要だった。

企画本部情報化推進部長の小川 幸夫氏は、「トレーサビリティの実現には4年分のデータを持っておくことが求められている。4年分のデータを単純計算すると、約3000万件の出荷データを管理することになる。3000万件の出荷データから、いつでも必要な情報を容易に見つけ出せる仕組みが不可欠だった」と話す。

さらに、大量のデータを短時間で分析用データベースに更新できる仕組みも不可欠だった。こうした条件をクリアする仕組みとして採用されたのがDr.Sum EAだった。

本番稼働まで3カ月の短期導入を実現】
Excelシート1枚であらゆる分析が可能に

出荷データベースにDr.Sum EAが導入されたのは2005年5月。その1年後には、会計データベースもDr.Sum EAで構築されている。

企画本部 情報化推進部主査の田中 伸幸氏は、「ERPシステムでは、出荷実績及び財務会計の主たるデータを半年ごとにアーカイブしていることもあり、2005年5月までにDr.Sum EAを導入しなければならなかった。実際には2005年2月から導入をスタートし、3カ月後には本番稼働させることができた」と話す。短期間で導入できることもDr.Sum EA採用の理由のひとつだった。

出荷データベースを採用しているのがロジスティクス業務を行なっている5社、会計データベースは共通業務という性格上9社に導入されている。両システムに採用されたDr.Sum EAは、ユーザーインターフェイスにExcelアドインを提供。利用者はDr.Sum EAを意識することなく、ユーザー権限に応じて必要とするデータ集計を自由にExcelシート上で行うことができる。

たとえば、1枚の伝票データを見つけ出すために、ERPシステムでは、相当な時間がかかてしまうことがあった。しかしDr.Sum EAでは、必要な情報を長くても数分で見つけ出すことが可能となった。出荷データベースでは、Dr.Sum EAにあるデータをExcelインターフェイス上で集計し、Excelのマクロ機能を使って定型化し、処理が行なえる環境を整えている。一方、会計データベースでは、Dr.SumEAのExcelシート上で利用者が自由に分析を行うことが可能だ。田中氏は「トレーサビリティを確かめたいということも、ある工場で今日どれだけ出荷されたかということもExcelシートだけで分析できる」と話している。

自由度の高いデータ活用で業務効率の改善とコスト削減を実現

田中氏は、Dr.Sum EAを導入した効果を「ERPシステムのデータを有効活用しながら、さらに利用者が自由にデータを分析できること」と言う。たとえば、Dr.Sum EAで出力したデータがあれば、監査データの作成期間を短縮できる。これにより、会計業務の効率が大幅に向上した。

小川氏は、「監査の時などに1年分の会計明細データの提出を求められたが、Dr.Sum EAがなければお手上げだった。他の会社は、どうやっているのか不思議だ」と話す。財務会計データは、9社×5年分で最大2億件になるが、1サーバーで蓄積・検索できることは、管理面、費用面から見ても大きなメリットがあった。同氏はまた、「出荷データベースのログを見ると頻繁に使われているので効果はある」と言う。2007年6月現在、出荷データベースは41ユーザーが月間254回、会計データベースは66ユーザーが月間643回ログインしている。

「Dr.Sum EAを導入してから約2年。その間に利用者から“スピードが遅い”などの苦情はほとんど聞いていない」と田中氏。さらに「Excelインターフェイスを使っているので、必要なデータを抽出できたら、Excelの機能でそのままグラフ化やレポート化ができるのも便利だ」と話している。

さらに導入コストが低減できたことも導入効果のひとつ。日清製粉グループでは、他社製の分析データベース製品も使っている。パフォーマンス的には問題がないものの、ライセンス料がユーザーライセンスのためコスト高になってしまっていた。

「Dr.Sum EAはサーバーライセンスなので、ユーザー数にかかわらず一定のコストで利用できるのでコスト管理がしやすかった。たとえ1ライセンスが安価でも、大量のライセンスを管理することは非常に負荷がかかる。そのためサーバーライセンスは、非常に都合が良かった」(小川氏)

また、今後の展開について小川氏は、「出荷データベース、会計データベース以外にも、ERPシステムのレスポンスを分析するため、2〜3年分の大量ログデータを蓄積したいと思っている。そのときにもDr.Sum EAには大きな期待をよせている」と話している。

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