導入事例

武州ガス株式会社

約60種類の業務システムに分散されたデータをDr.Sum EAで統合化
従来6時間以上かかっていた約30万レコードのデータ集計を5秒に

  • Dr.Sum EA
  • 電気・ガス
  • 業務効率化
  • 作業工数削減
Before

開発言語もデータベースも異なる約60種類の業務システムを適材適所で開発し運用管理していたため、必要なデータを抽出する場合、過去5年間のデータを集計するだけで約2時間など、時間がかかっていました。

after

6時間程度かかっていた約30万レコードの集計が5秒程度でできたり、経営陣からの質問に、ほんの数秒で集計結果を出し、即答することができるようになりました。顧客満足度を向上させるためにもデータの活用は不可欠です。

導入背景

●ガス業界が抱える課題の克服

●分散したシステムのデータ統合

●システムや業務の負荷軽減

導入ポイント

●高速な集計処理

●高い操作性

●幅広い業務への活用

導入効果

●データ抽出/集計スピードの向上

●明細データの分析

●顧客満足度の向上

導入製品

Company Profile

創業:1926年10月

所在地:埼玉県川越市

事業内容:都市ガス、ガス器具の販売とこれに関連する付帯工事

URL:http://www.bushugas.co.jp/

武州ガス株式会社
総務企画部 企画グループ兼
システム開発グループ
マネージャー 大久保 忠夫 氏(写真中央)
 
総務企画部 システム開発グループ
リーダー 高橋 宏実 氏(写真右)
 
株式会社ビージーシステム
業務グループ C/Sサービスチーム
山口 正英 氏(写真左)

とにかく集計が速いことがDr.Sum EA採用の理由

ガス業界とシステムが抱える課題を一気に解消

都市ガス事業を中核に
豊かな都市づくりを提案

都市ガス事業を中核に、豊かなうるおいのある都市生活づくりを提案し、地域社会の繁栄に貢献することを企業理念に、地域に根ざした活動を展開する武州ガス株式会社。同社は、新たな時代における顧客の期待に応えることを目的に、常に顧客志向に徹し、社業の発展に努めている。

現在、都市ガス業界では、ガス器具の不具合によるリコールへの対応や、電力業界が提唱するオール電化の研究や対策など、業界全体として取り組むべき課題が山積している。特にガス器具のリコールは人命に関わる課題でもあり、迅速かつ正確な対応が求められる。

そこで武州ガスでは、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」を導入することで、必要なときに自由にデータを活用できる仕組みを実現。ガス業界が抱える課題と同社が抱えるシステム上の課題を一気に解決した。

60種類のシステムでデータを分散管理
一方、データ抽出には膨大な時間が

武州ガスでは現在、開発言語もデータベースも異なる約60種類の業務システムを適材適所で開発し、運用管理している。メインフレームからオープンシステムまで、さまざまなテクノロジーを効果的に利用したサポートを提供している。

既存のシステムは業務ごとには最適化されているが、たとえばリコール対応が必要なガス器具を使用している顧客情報など、必要なデータを複数のシステムから抽出する場合には時間がかかるという課題があった。

総務企画部 システム開発グループ リーダー、高橋 宏実氏は、「ひとつの技術にこだわらないのがシステム構築の特長です。その一方で利用者からは、データを一元的に見たい、情報共有したい、必要なデータを必要なときに利用したいなどの要望がありました」と話す。

特に工夫が必要だったのがメインフレーム環境だった。メインフレームは文字コードがオープンシステムとは異なるため、利用するにはコードの変換が必要。また、重要なデータはメインフレームで管理されているため、専門の技術者でなければデータを抽出できなかった。

高橋氏は、「技術者の本業は新しいシステムの開発です。しかし、データ抽出のために本業に集中できず、改善してほしいという要望もありました」と話す。

各システムからCSVでデータを出力する仕組みもあるが、データが増えると出力に時間がかかるのも課題のひとつ。たとえば過去5年間のデータを集計するだけで約2時間が必要だった。さらにWANを経由するため、ネットワークやサーバーへの負荷も課題だった。

2業務で17種類のテンプレートを公開
経営陣やマネージャーが直接分析

武州ガスでは2007年12月よりサーバーの導入および設定を行い、Dr.Sum EAのテンプレート(定義ファイル)を開発。2008月2月より社内システムに一部を公開した。その後も必要なテンプレートを順次開発。現在、顧客情報の分析を行うための「ホストシステム関連」と工事の進捗状況を把握するための「工事受注システム関連」の2業務で17種類のテンプレートを公開している。

従来こうしたレポートは、営業担当や工事担当が各マネージャーの依頼により作成していたが、Dr.Sum EAの導入により各マネージャーは直接分析できるようになった。

また、とにかく集計が速いこともDr.Sum EAが経営層に評価されたポイントだった。各システムからデータを抽出し、夜間バッチ処理によりデータウェアハウスを更新することで、翌日には必要なデータが容易に参照できる。

さらに、総務企画部 企画グループ兼システム開発グループ マネージャーの大久保 忠夫氏は、「経営層としては、いかに簡単に使えるかもツール選択の重要なポイント。使いやすさもDr.Sum EA採用の条件でした」と話している。

Dr.Sum EAを導入した効果は
とにかく集計が速いこと

武州ガスから生まれたシステム開発会社である株式会社ビージーシステムの業務グループ C/Sサビスチーム、山口 正英氏は、Dr.Sum EAを導入した効果を次のように話す。

「初期値のデータがすぐに表示されるのはあたりまえですが、別集計を行っても数秒で結果が戻ってくるのは驚きでした。たとえば6時間程度かかっていた約30万レコードの集計が5秒程度でできます。なぜこんなに速いのか不思議です」

同氏はまた、「ドリルスルーやドリルダウンなどの操作も高速で、明細をすぐに表示できます。これまでは集計には集計用のプログラムを、明細には明細用のプログラムをと使い分けが必要でした。Dr.Sum EAは利用者にとっても開発者にとっても非常に便利です」と話している。

一方、高橋氏は、「以前は経営陣から“ウィズガスカスタマーが何人いるんだ”と聞かれても即答することができませんでした。人数を把握するためのデータ集計に1カ月程度が必要だったためです。しかしDr.Sum EAは、ほんの数秒で集計結果を出力してくれます」と話す。

ウィズガスカスタマーは、コンロ、給湯器、床暖房の3つのカテゴリで高性能・高効率などを判断材料に、武州ガスが独自に定めた基準の器具をすべて利用している、武州ガスの顧客の総称。都市ガス事業は決められた地域内でいかに多くの顧客に、より快適性の高いガス器具を利用してもらえるかが重要なポイントであり、顧客のニーズを的確に把握するための分析用画面を構築するツールとして、Dr.Sum EA Datalizer for Webも採用されている。

高橋氏は、「従来、ガス器具から他に乗り換えることはほとんどありませんでした。しかし現在、既存顧客のニーズに応えていかなければ、ある日突然オール電化に切り替えられてしまいます。顧客満足度を向上させるためにもデータの活用は不可欠です」と話している。

Dr.Sum EA インターフェイス製品の導入も計画
より広範な分野でDr.Sum EAに期待

今後、武州ガスでは、各担当者がそれぞれの案件や仕事の状況をより把握しやすくし、業務効率を向上できるDr.Sum EAの利用を促進していきたいと考えている。

高橋氏は、「たとえば、ウィズガスカスタマーの増減の推移を見たいという要望があります。現状の人数は分かるのですが、前月に比べて増えているのか減っているのかは分かりません。そこで、Dr.Sum EA Connectでデータを統合し、Dr.Sum EA Visualizerでグラフ化することで、見える化を実現したいと思っています」と話す。

また、大久保氏は、「現在は、分析システムとしてさまざまな機能が1つに集約されていますが、今後は各業務システムに機能のひとつとして組み込まれていくでしょう。今後さまざまな分野でDr.Sum EAは期待できます」と話している。

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