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株式会社ノリタケ ボンデッドアブレーシブ

SVF/RDEの導入で基幹システムを刷新したノリタケ
ハンディターミナルを使って出荷業務をリアルタイム化

  • SVF

  • ガラス・土石製品

  • マイグレーション

  • コスト削減

Before

配送先の突然の変更、従来は変更内容を配送センターにFAX で送り、配送担当者は出荷案内書を探して配送先を変更するという作業が必要でした。

After

営業担当者が自分のPC からリアルタイムに変更作業を行えるので業務効率が向上し、誤配送も防げるようになっています。

株式会社ノリタケ ボンデッドアブレーシブ

写真右より

管理部 部長
後藤 一孝 氏
 
管理部 情報グループ 主事
大路 茂定 氏
 
管理部 情報グループ
グループリーダー
榊原 正峰 氏
 
株式会社ノリタケカンパニーリミテド
情報企画室 神谷 直彦 氏
導入背景

●基幹システムの老朽化

●バッチ処理のリアルタイム化

導入ポイント

●大量帳票のスプール印刷

●既存システムでの導入実績

導入効果

●出荷業務の効率化

●帳票配信のコスト削減

●帳票の一元管理

導入製品

SVF / RDE / SVF for PDF / SVF Connect SUITE

誤配送防止や配送先変更の効率化
年間1200万円のコスト削減を実現

研削砥石の品質向上に向け1980年代よりITを有効活用

ノリタケボンデッドアブレシブ(以下、NBA)は、2002年4月1日にノリタケカンパニーリミテド(以下、ノリタケ)のビトリファイド砥石やレジノイド砥石を中心とする研削砥石部門を移管・集約して設立されたグループ会社。研削砥石の製造と研削・研磨に関連する製品の販売、およびノリタケの工業機材事業本部で取り扱う製品の販売を行っている。

研削砥石の開発・製造では、製品の素材を何にするか、素材の粒度をどの程度にするか、素材の調合や焼き固める技術、温度をどうするかなど、経験やノウハウに基づく“情報”の精度が重要なポイントになる。そこでITシステムの活用は不可欠であり、1980年代よりIBMのメインフレームをベースとして基幹システムを構築・運用してきた。

ノリタケでは、この基幹システムが老朽化し、運用管理が困難になったことなどの課題を解決することを目的に、オープンシステムを活用した、よりコストパフォーマンスの高いシステムに移行することを2006年に決定。帳票システムの基盤としてSVF/RDEを採用した。

旧基幹システムの老朽化とバッチ処理からの脱却が課題

現在、日本国内には約50社の研削砥石メーカがある。その中でノリタケは約30%のシェアを持ち、国内ナンバーワンの地位を確立している。同社の最大の強みは、多品種の製品を開発・製造できること。また、研削砥石だけでなく、ダイヤモンド工具や研磨布紙をグループ会社でサポートできるのも強みのひとつだ。

NBAの管理部 部長、後藤 一孝氏は、「我々の強みは、研削・研磨の総合メーカーとして、粗加工(ラフ研削)から精密研削まで、あらゆる分野のあらゆる研削砥石を顧客の要求に応じて製造・販売できる体制を確立していることです」と話す。

この研削砥石関連製品を開発・製造するためには、素材をいかに調合するか、そのレシピが非常に重要になる。ノリタケではIBMのメインフレームで構築した生産管理システムを活用することで、高品質な研削砥石を開発・製造してきた。しかし、約30年間使用してきた生産管理システムは老朽化が激しく、システムの再構築が望まれていた。このときポイントだったのは、大量帳票の印刷をいかにオープン化するかということだった。

ノリタケの情報企画室、神谷 直彦氏は、「旧システムでは、メインフレームにより大量印刷を行っていたので、紙切れや用紙が詰まってしまった場合などでも、ページを指定してスプールから再印刷することが可能でした。システムの再構築においても、オープンシステムでこれと同じ仕組みを実現することが不可欠でした」と話す。

また、出荷業務において出荷案内書と梱包ラベルをリアルタイムに印刷できる機能も必要だった。ノリタケでは、夜間バッチでスプールに蓄積しておいた出荷案内書と梱包ラベルを翌朝出力して納品番号順に並べておく。業務担当者は、移動伝票の納品番号と照合しながら納品番号順に並べられた出荷案内書と梱包ラベルを手作業で探し出し、それをもとに製品を出荷するという処理を行っていた。

NBAの管理部 情報グループ主事、大路 茂定氏は、「担当者が手作業で納品番号の照合を行うため、出荷案内書を取り間違えることによる誤配送が発生していました。これによる顧客からのクレームも後を絶たず早急な改善が必要でした。また、担当者の作業工数削減も課題のひとつでした」と話している。

これらの課題を解決することを目的に、ノリタケではSVF/RDEの採用を決定した。SVF/RDEの採用が決定したのは、大量帳票のスプール印刷が可能なこと。また別のシステムの一部で、すでにSVFが利用されている実績があったことなどが理由だった。

ハンディターミナルを利用したリアルタイムの出荷処理を実現

ノリタケでは、新しい基幹システムを2008年11月から順次リリースし、販売会社を含め2009年6月より全面稼働している。今回、SVF/RDEを導入して構築されたシステムのひとつは、製造伝票に印字してある製造番号のバーコードをハンディターミナルで読み取り、出荷案内書と梱包ラベルをリアルタイムに印刷する仕組み。各工場から入力された1日あたり3000件程度のデータを本社のサーバーに集約し、データを生成して各工場に戻す仕組みを構築している。

この仕組みでは、ハンディターミナルで読み込まれたバーコードデータが、無線アクセスポイントを経て制御用PCで処理され、イントラネットを経由して基幹システムに送信される。基幹システムで処理されたデータは、SVFサーバーで帳票に加工され、現場のプリンターで印刷される。現在、6つの工場に導入され、プリンター27台、アクセスポイント23個所で構成され、32台のハンディターミナルで利用されている。

NBAの管理部 情報グループ グループリーダ、榊原 正峰氏は、「当初はパッケージアプリケーションを探してみたのですが、必要な機能を搭載しているものがなかったので独自に開発することにしました。システムを再構築するのであれば、バッチ処理で出力していた帳票を、必要なときに、必要なところで出力できるリアルタイムの仕組みにしようと考えていました」と話している。

SVF/RDE導入で業務効率化を実現
年間1200万円のコスト削減を実現

SVF/RDEは、生産管理システムで利用される約30種類の帳票はもちろん、販売管理システムの請求書や納品書など、すべてのシステムで導入されている。これらのシステムで出力される帳票は、すべてRDEのスプールで一元管理されており、利用者の要求により必要な帳票が印刷できる仕組みになっている。

榊原氏は、「旧システムでは、日当り3000枚程度出力される帳票を工場ごとに印刷し、裁断・仕分けする作業が必要でした。しかし、SVFを導入したことで、各工場から担当者が必要な帳票を直接印刷することができるので作業効率は大幅に向上しています。全工場で、この作業だけで年間1200万円のコスト削減になるという試算をしています」と話す。

また、製品の配送先が突然変更になることがあるが、従来は変更内容を配送センターにFAXで送り、配送担当者は出荷案内書を探して配送先を変更するという作業が必要だった。新しいシステムでは、営業担当者が自分のPCからリアルタイムに変更作業を行えるので業務効率が向上し、誤配送も防げるようになっている。

榊原氏は、「新システムの導入により、誤配送はまったくなくなりました。2009年6月に全面稼働したばかりですが、今後業務改善に大きく貢献できると思います」と言う。

また神谷氏は、「旧システムからの移行面では、当初、計画したことはほぼ完成できたと思います。ただ、旧システムには30年のノウハウが蓄積されており、機能面ではかゆいところに手が届くシステムでした。一方、新システムは詳細機能において、これからの面もありますが、全体最適化は実現できたと思っています」と話す。

さらに今後の計画について後藤氏は、「原価管理や納期管理など、販売・製造の機能をさらに強化していく予定です。このときITスキル向上はもちろんのこと、業務を分析し改善する能力を身に付ける為の人材育成に取り組んでいくことが必要です」と話している。

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