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日本開閉器工業株式会社

新基幹システム「NEEDS」を支えるアウトプット基盤
SVFで実現した業務効率の向上と紙の削減

  • SVF

  • 機械・電気機器

Before

従来の帳票はかなり職人技で設計している帳票も多く、ミリ単位で調整しなければならない帳票も数多くありました。

After

SVF/RDE は利用実績が豊富なため、高い経験やノウハウを持つ技術者も多い。短期間、低コストで帳票システムを開発できました。

日本開閉器工業株式会社

取締役
グローバルセールス部(兼)
IT システム室 担当部長
大橋 宏成 氏
導入背景

●ERP 導入(JDE)に伴う帳票システムの見直し

●帳票メンテナンスの効率化

導入ポイント

●専用線帯域を活用できるコマンド印刷

●短期間、低コストでの開発

●オープンシステム、グローバル対応

●対応プリンタの適応範囲の広さ

●大量印刷、バーコードなど多機能性

導入効果

●ネットワークに負荷をかけない安定性

●ネットワーク回線のTCO抑制

●プリンタのオープン化

●帳票出力作業の負荷軽減

●用紙コストの削減

導入製品
新基幹システム「NEEDS」を支えるアウトプット基盤SVFで実現した業務効率の向上と紙の削減
オラクル社JDEの帳票出力を完全補完北米展開に向けSVF/RDEにも期待

国内ナンバーワンからGreatSmallCompanyを目指す

日本開閉器工業(NKK)は1953年の創業以来、トグルスイッチや押しボタンスイッチ、タッチパネル、そして有機ELが搭載されたスイッチなど、あらゆる産業分野に向けたスイッチの開発から製造、そして販売までの一貫した事業を、日本市場を中心に、欧米およびアジア地域においてグローバルに展開している。

操作用スイッチの分野では国内ナンバーワンの存在である同社は、次の目標として単なる大企業ではなく、“顧客に信頼され感動を与える差別化された特長ある会社になる”という思いを込めた「Great Small Company」という経営理念を掲げ、世界一の産業用スイッチメーカーを目指している。

今後、グローバルに事業を展開していくためには、ITシステムの活用が不可欠であると判断したNKKでは、2006年10月に基幹システムの再構築を実施。レガシーシステムからオラクル社のERPパッケージであるJD Edwards EnterpriseOne(JDE)へのリプレイスに伴い、帳票システムの見直しとプリンターのオープン化を実施、帳票システム基盤としてSVF/RDEを採用した。

ITのグローバル化に向け帳票システムが課題に

NKKでは、従来は国内のみで使用するシステムを構築すればよかったが、今後グローバルに事業を拡大していくためには、欧米、アジア地域でも同じ仕組みを利用して共に成長していくことが必要だった。そこで同社は、これまで使用していた基幹システムを業務改革も含めたビッグバン方式でJDEに移行した。

「NEEDS(ニーズ)」と呼ばれるこの基幹システムは、会計、製造、販売の3つのシステムで構成されている。NEEDSは、「NKK Evolution to Ensure Delivering Satisfaction」の頭文字が由来だが、中期経営計画の達成を目的に新たな価値として納期を加えるため、ユーザーの要望(ニーズ)を反映し、ユーザーに満足を提供するNKK革新型システムであるという思いも込められている。

NKKの取締役グローバルセールス部(兼)ITシステム室 担当部長である大橋宏成氏は、「ITのグローバル化は、大きな課題のひとつでした。そのためには、多言語や多通貨に対応し、リアルタイムにデータのやり取りが可能な新しい仕組みを構築することが必要でした」と当時を振り返る。

NEEDSは現在、日本の各事業所と工場、中国の工場、香港の販売拠点で使用されており、今後は北米への展開も計画しているが、課題のひとつが帳票だった。大橋氏は、「JDEにも帳票機能はありますが、日本の帳票文化を考えた場合、やはり罫線の入った帳票の運用ニーズが多くありました」と話す。

また、各国で利用するプリンターの仕様に対応できることも不可欠だった。大橋氏は、「特に中国で利用するプリンターは、トナーなどの備品が香港や上海でも手に入る機種でなければなりませんでした」と話す。さらに海外の拠点とはIP-VPNで接続されていたことから帯域幅に影響しないコマンド印刷が必須であった。これらの課題を解決できる帳票システム基盤としてSVF/RDEが採用された。

SVF/RDE採用の決め手は、プリンターの適応範囲の広さと帳票の表現力

NKKでは、JDEの導入と並行してSVFで帳票を作成し、JDEと同時に帳票システムもカットオーバーした。現在、JDEの全システムからSVF/RDEを使用して帳票が出力されている。帳票数は約40種類で、利用者数は200~300ユザー、1日に200帳票、1200枚程度の帳票が出力されている。また会計システムなどの保存や検索が必要な帳票には、SVFforPDFからのPDF出力も利用されている。

帳票システムの仕組みは、まずJDEから印刷に必要なデータをCSVで抽出し、BIZHUB※と呼ばれるハブサーバーを経由、このCSVデータをRDEが読み込んでスプールデータを作成するという手順だ。JDEとRDEの間は、UniversalConnect/Xで連携されており、JDEで処理されたデータは2~3秒後にはRDEに登録されている。(※ハブサーバーにより、他のサブシステムや使用する文字コードを意識せずにJDEからSVFへのデータを受け渡し可能にしている)

NEEDSにSVF/RDEが採用された理由を大橋氏は、「まず、オープンでグローバル展開が可能なものというのが大前提でした。具体的には、世界各国のプリンターをどれだけサポートできるかです。また、ストックフォームへの大量印刷や宅配便の伝票へのバーコード印刷、専用帳票への微妙なフォーマットなど、さまざまな印刷機能にどこまで対応できるのかも重要なポイントでした」と話す。

こうした条件をクリアできる帳票システム基盤はSVF/RDEだけだった。

職人技の旧システム帳票も容易に開
大幅な業務効率化とコスト削減を実現

SVF/RDEを導入した効果を大橋氏は、「旧システムでは、自社開発により各事業所で帳票を出力する機能を活用していましたので、同様の運用を実現することができる機能を求めていました。当時、この要求を満たすものはSVF/RDEしかありませんでした。さらに、SVF/RDEを導入することで、担当者自らが必要な帳票を出力できる環境が整い、業務効率が大幅に向上しました」と話す。また、海外との専用線の帯域を抑えることができたため、回線のTCO抑制にもつながっている。

さらに、帳票システムの開発時の利点として大橋氏は、「SVF/RDEは利用実績が豊富なため、高い経験やノウハウを持つ技術者も多く、何か問題が発生しても誰かがすぐに解決方法を伝授してくれるので、まったく苦労はありませんでした。おかげで、短期間、低コストで帳票システムを開発できました」と話している。

「ビッグバン導入にも関わらず、旧システムとまったく同様の帳票を実現できたことは大きな効果でした。従来の帳票はかなり職人技で設計している帳票も多く、ミリ単位で調整しなければならない帳票も数多くありました。そのため、JDEが稼働した後も利用者が混乱しないように、旧システムで利用していた帳票と同じフォーマットの帳票を作成できることが必要でした」(大橋氏)。

そのほかJDEの導入にあたり、紙の帳票の棚卸しも実施。帳票数の大幅な削減が可能になっている。このとき非定型帳票で、画面により確認した方が便利なものに関しては、ウイングアークのBI製品であるDr.Sum EAを活用することで無駄な紙の出力も低減されている。

JDEやSVF/RDEの有効活用で北米のシェア10%以上を目指す

今後、NKKでは、NEEDSを北米展開することで、グローバルにシステムの一元化を実現したいと考えている。大橋氏は、「これまで海外のグループ企業の数字が見えないという声を多く聞きました。NEEDSを北米に展開することで、本部からリアルタイムにすべての数字を把握できるようにすることが目標です」と話す。

大橋氏は、「北米では30年近い歴史がありますがシェアは4%程度です。悪い数字ではありませんが、世界のリーダーを目指すには10%以上にしたいと思っています。そのためにはどうするかが現在の課題であり、JDEやSVF/RDEなどのITシステムを最大限に有効活用していきたいと考えています」と話している。

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