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株式会社電通国際情報サービス(ISID)
基幹システムの帳票環境を個人認証印刷とSVFの連携実現
帳票アーキテクチャの統一でオフコン専用プリンタも廃止に
  • SVF

  • 情報・通信

  • 業務効率化

  • セキュリティプリント

  • ホスト/ドットプリンタ撤廃

Before

専用プリンターに一括で出力され、仕分けして各部門に配布するために、担当者に帳票が届くまでに時間がかかっていました。

After

手元のプリンターや複合機に出力できるようになったので、業務効率が向上し、便利になったと利用者からも好評です。

株式会社電通国際情報サービス(ISID)

技術統括本部 システム推進センター
部長 山川 裕 氏(写真中央)
 
技術統括本部 システム推進センター
プロジェクトディレクター
小池 隆敬 氏(写真左)
 
技術統括本部 システム推進センター
プロジェクトリーダー
南 成雅 氏(写真右)
導入背景

●帳票アーキテクチャの統一

●個人認証印刷システムとの連携

導入ポイント

●JavaやPDFのサポート

●プリンター非依存の印刷環境の実現

●他の開発で採用した経験と実績

導入効果

●帳票の電子化によるIT統制への貢献

●オフコン専用プリンタの廃止

●紙の削減やエコへの意識向上

ICカードリーダーによる認証と印刷オペレーション帳票の電子化による業務の生産性向上で、エコにも貢献
 

業務知識と最先端技術、ノウハウで顧客のITニーズに応えるISID

電通国際情報サービス(ISID)は、顧客のビジネスを、顧客とともに革新していく「Customer Business Innovation」を中期経営計画のテーマに、顧客の課題解決を支援している。その範囲は、あらゆるビジネス領域において、コンサルティングをはじめ、システム開発、ソフトウェア製品の提供/サポート、ハードウェアの選定/調達、インフラ構築、運用管理など、さまざまなサービス提供に及ぶ。

常に顧客のITニーズに応えるための業務知識と最先端技術、付加価値となるノウハウを蓄積し、進化したトータルソリューションを提供することを目指すISIDでは、2009年4月に受発注処理や支払い処理、管理会計など、業務に必要なすべてのシステムを統合した基幹システムの再構築を実施。その一環としてSVFを採用した帳票基盤を開発し、個人認証印刷を実現するキヤノンマーケティングジャパンの「Personal ListPrint for MEAP(※)」との連携を実現した。

再構築する基幹システムと個人認証印刷の連携が鍵に

ISIDでは、受注システムや発注システム、請求システムなどの業務システムが、個別に開発されてきたために、システムの統合が望まれていた。またグループ会社の急激な増加に伴い、グループ会社も含めた業務の一元化が可能なシステムの実現も重要な課題のひとつだった。

そこでISIDは、順次構築してきた業務システムを統合し、一気通貫のデータ処理フローを実現することを目的に、基幹システムを再構築することを決定。2006年の春に業務フローの見直しも含めた基幹システムの再構築プロジェクトをスタートし、2009年4月より新しい基幹システムを本番稼働させている。

ISIDの技術統括本部 システム推進センター プロジェクトディレクターである小池 隆敬氏は、「開発者の側面でも、各システムがPCやオフコンなど、さまざまなアーキテクチャで構築されていたので、管理が煩雑になっていました。そこでアーキテクチャを統一し、システム管理を効率化することも基幹システム再構築の重要な目的でした」と話す。

さらにIT統制の確立も目的のひとつ。ISIDの技術統括本部システム推進センター部長山川裕氏は、「IT統制に関しては、データをできるだけ電子化された状態で利用できる仕組みが必要でした。たとえば、帳票をPDF化したり、電子化されたワークフローにより、印鑑の捺印を最小限にしたりすることなどです」と話している。

またISIDでは、基幹システムの再構築とは別に2007年より導入を推進しているPersonal ListPrint for MEAPと、基幹システムから出力される帳票を対応することも必要だった。

PDFやJavaに対応したSVFを採用
帳票の電子化とセキュアな印刷を実現

ISIDが構築した基幹システムでは、業務で利用しているPCから帳票作成処理を実行し、作成した帳票をPDF化してPCの画面上で確認することができる。また帳票をプリンターに出力する場合には、Personal ListPrint for MEAPの管理下でセキュアに印刷することが可能になっている。プリンターや複合機に搭載されたICカードリーダーで社員証としても使用されているICカードの内容を読み込み、認証基盤システムで認証が行われ、本人の帳票のみがプリンターや複合機に出力される。

またバッチ処理で作成する帳票は、アプリケーションからプリンターや複合機へ送信する帳票データにユーザー情報を付加することでセキュアな印刷を実現している。帳票生成の仕組みとしては、アプリケーションサーバーがデータベースサーバーから必要なデータを抽出し、SVFが搭載された帳票サーバーで帳票を生成し、プリンターや複合機に送信されている。PCへは帳票サーバーでPDF化も行いアプリケーションサーバー経由でブラウザに送信される。

SVFが採用された理由を小池氏は、「SVFは、PDF出力が可能なほか、プリンターに依存しない帳票システムが構築できる点を高く評価しました。また、基幹システムはJavaで構築されているので、Javaに対応していることも重要でした」と話している。

帳票アーキテクチャの統一で業務生産性を向上

今回の基幹システム再構築では、70種類に及ぶ帳票をSVFで開発し、約80台のプリンターおよび複合機に出力されている。SVFでの開発のメリットについて小池氏は、「帳票開発では、SVFを利用した経験やノウハウ、実績があったことはもちろん、SVFの高い開発生産性と操作性により、スケジュールどおりにシステムを開発できました」と話す。

「1枚の単票帳票から数百ペジに及ぶ管理帳票まで、管理部門だけでも月間3万部程度の帳票を出力していますが、帳票システムは安定稼働しています。またSVFによるPDF化で帳票を電子的に保存、利用することやPersonal ListPrint for MEAPを組み合わせた個人認証印刷を導入したことによって紙出力を削減することができました」(小池氏)

さらにSVFを導入する前は、PCベースの帳票やオフコンベースの帳票など、さまざまなアーキテクチャで帳票が開発されており、メンテナンスや運用管理に大きな負荷がかかっていた。今回、帳票システムをSVFで統一したことで、ひとつのアーキテクチャによるメンテナンスが可能になり、システムの管理性も向上している。

ISIDの技術統括本部 システム推進センター プロジェクトリーダーである南 成雅氏は、「オフコン専用のプリンターを廃止することができ、すべて汎用のプリンターや複合機から出力できるようになったので、管理も非常に楽になり、利用者からの要望にも特別な開発をすることなく、短期間かつ柔軟に対応できるようになりました」と語る。

南氏はさらに、「SVFは運用面でも非常に安定して稼働するので助かります。また以前は、専用プリンターに一括で出力され、仕分けして各部門に配布するために、担当者に届くまでに時間がかかっていた帳票が、手元のプリンターや複合機に出力できるようになったので、業務効率が向上し、便利になったと利用者からも好評です」と話している。

グループ会社や未対応アプリにも展開プリンターや場所を選ばない印刷にも期待

SVFとPersonal ListPrint for MEAPを組み合わせた帳票システムはISIDとグループ会社3社に展開され、約2000名が利用している。「今後は、まだこの仕組みを導入していないグループ会社や、まだ適用されていない帳票にも順次対応していく計画です」と小池氏は言う。

また現在、利用者は出力時に印刷するプリンターを選択しなければならないが、今後はどのプリンターに出力するかを利用者が意識することなく、社員証をかざしたプリンターに出力される「Anyplace Print」と呼ばれる仕組みの導入も検討している。

今後の展望について山川氏は、「新しい基幹システムを構築したことで、必要なデータは統合的に収集できるようになりました。今後は、このデータをいかに経営戦略などに生かしていくかが重要であり、そのための仕組みの実現を検討していきたいと考えています」と話している。

※ Personal ListPrint for MEAPとは:認証システムと連携し、 プリントサーバーを使わず複合機のみで個人認証プリントを実現するシステム。キヤノンマーケティングジャパン社製。
Personal ListPrint for MEAP との連携は SVF Ver8.2 以降が対応可能

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