導入事例

株式会社ライフコーポレーション

店舗や現場に負担をかけない基幹帳票の集中管理と完全ペーパーレス化
オープン化に伴い、早く、効率良く、精度の高い帳票を実現

  • SVF
  • 卸売・小売
Before

とにかく、『膨大な帳票を簡素化したい、リアルタイムで現場に見せたい、コストを抑えたい』という3点が急務でした。

after

社内では一切紙出力をせずにペーパーレス化を実現。帳票データは、一定期間PDF形式で保存し、再出力や出力ログの確認に利用しています。

導入背景

●帳票種類の簡素化

●帳票の印刷および配送コスト抑制

●リアルタイムな情報連携

導入ポイント

●豊富な開発/採用実績

●既存の電子帳票サーバーとの親和性

●使い勝手の良い帳票作成ツール

導入効果

●印刷帳票枚数を170万ページ削減

●API 連携による帳票出力・保存の簡便化

●Web上の帳票閲覧・加工の実現

●印刷工数およびコストの大幅削減

導入製品

SVFX-DesignerRDESVF Connect SUITE

Company Profile

設立:昭和31年(創業:明治43年)

所在地:大阪市東淀川区

事業内容:食品を中心としたスーパーマーケットチェーン。

URL:http://www.lifecorp.jp/

株式会社ライフコーポレーション
経営企画本部 情報システム部
部長 平川 博紹 氏(写真左)
 
経営企画本部 情報システム部
課長 土生 勝信 氏(写真右)

業務システムとのAPI連携で帳票作成・電子保存を効率化
無駄を排除し、帳票印刷コストや工数の大幅な削減

全国200店舗のスーパーの帳票運用
簡素化・リアルタイム化・コスト抑制

近畿圏を中心に、東京、埼玉、千葉、神奈川など首都圏合わせて全国200カ所以上のスーパーマケット店舗を持つライフコーポレーション。経営企画本部 情報システム部 部長 平川 博紹氏が「お客さまあっての小売業であり、地域で支持していただくことが、何よりも大切です」と語るとおり、ゆったりと広く大きな店舗と、ファミリーから高齢者、独身者など、さまざまなニーズに応える豊富な品揃えを特徴としている。

ライフコーポレーションの運営を支える基幹システムも、まさにこの「お客さまや地域を大切にする」という観点から設計・構築されている。1980年代初頭から、POSデータをベースにしたホストシステムを導入し、顧客ニーズや売れ筋商品を的確に把握。以来、本社の営業部門や経理部門などのニーズを汲みながら、時代に合わせ、基幹システムの機能を追加刷新してきた。

全面オープン化への切り替えに乗り出したのは、2007年のこと。もともとオープン化の構想はあったが、中期の3カ年経営計画を立てる中で具体化した。平川氏は、「店舗数が増えるにつれ、従来の汎用機では、刻々と変わるビジネス環境の変化に迅速に対応できないということが顕著化してきたのです」と語る。

オープン化に向けたシステム改革プロジェクトでは、帳票部分も対象となった。30年近くにわたって基幹システムを運用する中で、印刷帳票の数は年々増え続けており、大型プリンターで出力する定型帳票のほか、非定形帳票も含めるとその種類は1000を超えていたという。

また、同社では、発注台帳を本社側のシステムで一括管理し、全店舗に必要な帳票を印刷し届けていた。この印刷は全出力枚数の7割をも占めており、店舗へ配送するための工数やコストも課題となっていた。

「とにかく、『膨大な帳票を簡素化したい、リアルタイムで現場に見せたい、コストを抑えたい』という3点が急務でした」(平川氏)。

大量の帳票を再分類
印刷帳票のスリム化

まず着手したのは、帳票の種類と現場ニーズを把握することだった。単純に帳票の数を減らすのではなく、まず「この帳票は本当に必要か」「経営の切り口として、どのような項目が求められているか」を検討するため、経営層から各事業部門に対し、半年間ヒアリングを続けた。

その結果、大きく3つの課題が浮上した。第1に、単月帳票ではなく、時系列で売上推移を閲覧できるようにすること。第2に、パソコンで作成した非定型帳票の中で、一部公式帳票になりかかっていたものを、新基幹システムの中に取り込んでいくこと。第3に、店舗運営用の維持管理費や必要投資、減価償却など、店舗側で管理できない数値を、どのように帳票に取り込んでいくかが、焦点となった。

こうして検討した結果、大量にあった帳票類を集約した。公式に提出・保管するための定型の管理帳票類は、より高度な分析のためにデータを付加して運用できるように整理した。パソコンで作成する非定型帳票については、早く確実に情報を現場に届けるため、Webインフラを活用するなど、具体的な機能要件として落とし込み、印刷帳票のスリム化を目指していった。

同時に、ホストシステムで使っていた電子帳票システムを、新システム側でも引き続き使用することに決定。こうした検討事項を前提に、帳票基盤の構築に向けた取り組みが始まった。

しかしERPパッケージの帳票開発には、専門的な知識が必要となるために、社内で開発、メンテナンスしていくことが困難だという課題もあった。そこで採用されたのが、SVF/RDEだった。

SVFの実績と帳票設計の使いやすさ
既存資産との親和性がポイント

2008年春、システム改革プロジェクトチームは、SVF/RDEを含む帳票システム製品の比較検討に入った。開発パートナーであるSI会社からの意見も取り入れ、「SVF/RDEによる開発を多数手掛けてきて、帳票設計ツールのSVFX-Designerの使い勝手も熟知していました。また、SVFの実績、豊富なAPI部品を持っていたこと、既存の電子帳票システムとの親和性が高いことも魅力でした」と、情報システム部 課長 土生 勝信氏はSVF/RDEを評価している。

さらにもう1点、SVFが備えているスプーラー機能にも着目した。プロジェクトの中では、帳票出力のコスト抑制のため、ペーパーレス化を視野に入れていたが、システムの機能として大量印刷を保証する仕組みがないのは困る。帳票スプールサーバーRDEは、この課題を解決する手段だったという。

販売管理や会計など基幹システムを再構築する一方で、プロジェクトチームは既存帳票類をSVFX-Designerで再設計。4〜5カ月ですべての帳票を置き換えていった。こうして2009年5月から新基幹システムがスタート。同年10月には、基幹の商品系システム、管理システムを含め、すべてのシステムの刷新を終えた。

印刷帳票の枚数は50%以上削減
情報伝達スピードが上がり生産性も向上

新システムはすべて運用管理ツールで統制されており、業務用のアプリケーションを稼働すると自動的に帳票が作成される仕組みになっている。各業務システムとSVFをAPIで連携し、ボタン1クリックで必要な帳票が即座に出力される機能や、帳票作成後に仕分けする機能を整備させ、利便性が向上された。紙出力する帳票は極力抑え、管理用定型帳票類のほとんどは、従来から利用している電子帳票サーバー内に蓄積される。

エンドユーザーは、手元のパソコンからWebブラウザを通じ、必要なタイミングで蓄積された帳票データを閲覧・参照・印刷することができ、帳票の種別によってはCSV形式でダウンロードし、加工もできる。

店舗用の帳票類は、印刷・配送までを一括して外部の印刷業者に委託。ネットワークを通じて帳票システムからデータを業者に送付し、社内では一切紙出力をせずにペーパーレス化を実現した。外部に渡した帳票データは、一定期間PDF形式で保存し、再出力や出力ログの確認に利用しているという。

導入効果の中でも大きいのは、帳票印刷コストや工数の大幅な削減だ。東西の商圏合わせて170万ページ分の紙出力が削減され、印刷枚数を以前の半分以下に抑えた。また、大型プリンターや専門のオペレーターなどの維持コストも不要になった。本社側から送る帳票の配送準備の工数がゼロになり、業務生産性も大きく向上。必要な帳票をWeb経由でアクセスできるようにしたことで、情報伝達のスピードも上がった。稼働して1年以上経つが、トラブルはまったくなく、順調に動いているという。

将来的には、一時スプールとしてPDF化された帳票や、そのほか保管したい書類などを含め、システム全体の中でデータベース化していくことを目標としている。「PDFを含めた各種帳票データの管理ツールなど、より高次の機能強化を実現していただければと期待しております」(平川氏)。

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