導入事例

生活協同組合 おおさかパルコープ

約33万人の組合員が利用する共同購入用の伝票をSVFで再構築
20万ページ超の伝票を10万ページ弱に半減し印刷コストも削減
  • SVF
  • サービス
Before

個人宅配・共同購入の商品を配送する現場の担当者から伝票レイアウトの変更依頼があった場合に、プリントサーバーを構築したメーカーにレイアウトの修正を依頼しなければならないという課題も抱えていました。

after

SVF/RDE は操作性が高く、現場からの修正依頼にも容易に応えることができます。印刷ページ数が半減したことから、伝票印刷のためのランニングコストを大幅に削減することができました。

導入背景

●メーカーに依存する帳票の修正

●再印刷にデータの再作成が必要

●プリントサーバーの保守期間の終了

導入ポイント

●カスタマイズが自社で可能なこと

●操作性の高さ

●帳票仕分けソフト「OpenBOST for SVF」との連携実績

導入効果

●印刷コストの削減

●開発コストの削減

●プリンターなど周辺機器の選択肢が拡大

●伝票データの有効活用

導入製品

SVFX-DesignerReport Director EnterpriseSVF Connect SUITE StandardOpenBOST for SVF

Company Profile

設立:1975 年11月

所在地:大阪市都島区

事業内容:個人宅配・共同購入を中核とした食品関連事業をはじめ、共済・福祉・旅行など、組合員の暮らしをより豊かにするさまざまな事業を展開。

URL:http://www.palcoop.or.jp/

生活協同組合 おおさかパルコープ
事業支援本部 システム経理部 担当
山田 雄介 氏(写真左)
 
インフォコム株式会社
製品・サービス事業本部
製品ソリューション事業部 上級主任
徳山 英治 氏(写真右)

高いカスタマイズ性を評価してSVFを採用
バーコード付きのハガキも2週間で開発

33万人の組合員を支援するパルコープ
帳票システム刷新で配送効率を向上

1975年の設立以来、33万人を超える組合員の声を大切にし、組合員の平和で最適な暮らしをサポートすることを目指す生活協同組合 おおさかパルコープ(以下、パルコープ)。「安全でよりよい物をより安く」という理念のもと、食品関連事業を中核に、共済、福祉、旅行など、さまざまな事業を展開。また、ボランティア活動や平和・環境問題など、地域に密着した活動にも取り組んでいる。

パルコープでは、本部を中心に、組合員であれば誰でも利用可能な8箇所の店舗、3名以上の組合員でまとまって利用する班(グループ購入)、商品を個人宅の玄関前まで届ける個配(個人宅配)を11ヶ所の配送センターなどで事業を展開。プリントサーバーの保守終了に伴い、個人宅配・共同購入のより一層の効率化を目的に、基幹系印刷システムの刷新を決定し、帳票システム基盤としてSVF/RDEを採用した。

伝票の修正がメーカーに依存
開発コストと開発期間に課題

パルコープでは、利用する班(グループ購入)・個配(個人宅配)の商品を配送するための約20万ページに及ぶ伝票を、基幹システムと連携したプリントサーバーを経由して本部の専用プリンターから一括出力する仕組みを構築していた。しかし、個人宅配・共同購入の商品を配送する現場の担当者から伝票レイアウトの変更依頼があった場合に、プリントサーバーを構築したメーカーにレイアウトの修正を依頼しなければならないという課題も抱えていた。こうした課題や問題点について、おおさかパルコープ 事業支援本部 システム経理部担当の山田 雄介氏は、次のように語る。

「帳票レイアウトの修正は、毎回メーカーに依頼しなければならないために、開発コストがかかってしまい、柔軟な対応ができませんでした。また、開発期間がかかるために、迅速な対応も望めませんでした。そこで、自分たちで帳票の開発から運用、変更までが可能な仕組みを構築することが必要だと感じていました。」

帳票システム基盤にSVF/RDEを採用
自社で修正可能な操作性を評価

パルコープではプリントサーバーの保守期間の終了に伴い、新しい帳票システムを構築することを決定。2010年2月より、SVF/RDEを導入した帳票システムの構築をスタートし、6月末より本格稼働を開始した。SVF/RDEが導入された帳票システムでは、まず基幹システムで処理された帳票データが、FTP経由でサーバーに転送される。

次にインフォコムのPRENEOSSでSSF形式(NECホスト「ACOS4」の従来の帳票データ)ファイルがSJISテキストデータに変換され、コベルコシステムのe-SYOHSIでテキストデータがCSVデータに変換される。この処理により、NECホストの帳票データをSVF/RDEで処理する事が可能となる。

データ変換後はOpenBOST for SVFで各事業所宛に仕分けされる。仕分けされた帳票データは、OpenBOST for SVFのマスターに指定したAPI情報に従ってSVFで伝票イメージに変換され、本部のプリンターで印刷されるほか、RDEで印刷スプールデータが管理される仕組みとなっている。

OpenBOST for SVFで仕分けされたCSVデータは、配達表データとして別途提供。各事業所ではこのCSVデータを利用して、誰が、いつ、何を買っているかといったレポートを作成し、顧客サービスを向上させる取り組みに活用している。

SVF/RDEが採用された理由を山田氏は、「SVF/RDEは操作性が高く、現場からの修正依頼にも容易に応えることができる点を評価しました」と話す。また、複数伝票のソート・マージ・分割・仕分けをしたかったことからSVFと親和性の良いOpen BOST for SVFを選定し、Open BOST for SVFとSVF/RDEの両方の経験や実績、ノウハウを持つインフォコムにシステム構築・サポートを依頼した。

山田氏は、「帳票システム構築とサポートをインフォコムに全面的にお願いしましたが、非常に手厚くサポートしてもらえました。不明な点に関しても、分かりやすく説明してもらえ、本当に満足しています」と話す。

また、インフォコム株式会社製品・サービス事業本部 製品ソリューション事業部 上級主任である徳山 英治氏は、「我々のサポートの裏では、SVF/RDEに対するウイングアークの強力な支援がありました。それなしには、今回の帳票システム構築の成功はありえませんでした」と話している

20万ページの伝票を10万ページに半減
印刷コスト、開発コストを大幅に削減

パルコープではSVF/RDE導入以前、1カ月あたり20万ページ以上の個人宅配・共同購入の伝票が出力されていた。しかしSVF/RDEを導入したことで、10万ページ弱と、印刷ボリュームは半減されている。

旧システムでは、固定のレイアウトだったので、データ件数にかかわらず、1ページに4箇所分のデータしか印字できなかった。しかしSVF/RDEでは、複雑なレイアウトも容易に開発できることから、データ件数に応じた可変イメージのレイアウトを作成することが可能になった。これが印刷ページ数を半減できた最大の理由だった。

山田氏は、「印刷ページ数が半減したことから、伝票印刷のためのランニングコストも大幅に削減しています」と話す。また文字サイズを大きくできたことも、SVF/RDEを採用したメリットのひとつ。文字サイズが大きくなったことで、配達の際に夕方や暗い場所でも伝票が見やすくなっている。「当初はレイアウトが変更になったために“見にくい”という意見もありましたが、慣れてくると“使いやすい”と好評です」と山田氏。

そのほか新たに、共同購入の利用者がコンビニで支払いをするためのバーコードが印刷された、約3000通のハガキや、組合員に制度の変更を通知するための約2万通のハガキを印刷する仕組みをSVF/RDEでスポット的に開発。山田氏は、「SVF/RDEの高い開発生産性により、2週間程度で開発できました」と言う。

一方、システム面での効果としては、以前はメーカーの指定するサーバーやプリンターでなければ使用できなかったが、SVF/RDEを採用したことで、サーバーもプリンターも自由に選択できるようになった。また、紙詰まりや用紙切れのときにもデータを再作成することなく、必要な部分のみをRDEから再出力することが可能になっている。

山田氏は、「以前は印刷に午前4時半から昼頃までかかっていましたが、SVF/RDEでは午前9時から昼頃で印刷を終了できるようになりました」と話している。

配送伝票以外もSVF/RDEに移行
各事業所の個別案件も検討

今後パルコープでは、基幹システムから印刷しているほかの帳票に関してもSVF/RDEに移行していく計画だ。また、OpenBOST for SVFから提供される配達表データから、各事業所が個別に作成している帳票に関しても、できる限り本部で吸収し、システム化していくことを検討している。

山田氏は、「本番稼働後も、現場から伝票の修正依頼がきていますが、SVFにより自分たちで対応できるようになりました。また、たまに事業所から帳票の再出力を頼まれるのですが、現在は本部でRDEから再出力し、PDF化してメールで送信しています。今後は、各事業所でRDEから直接出力してもらう仕組みも検討していきます」と今後の展望を語っている。

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