導入事例

関電システムソリューションズ株式会社

プロジェクト管理のリスクを収支の観点からデータ分析
経営の健全化、安定化に貢献するDr.Sum EA Datalizer for Web

  • Dr.Sum EA
  • 情報・通信
  • 業務効率化
  • 作業工数削減
  • コスト削減
  • 経営戦略活用
Before

集計をすべて手作業で行っていましたから、扱うプロジェクト案件が増えるにつれ、間接コストは上昇しつつありました。これをなんとか効率化したかった。収支がひもづいた形でのプロジェクトの実績を、リアルタイムに誰もが見られるようにしたいという思いがありました。

after

手作業によるデータ集計から開放されて業務が効率化し、ただちにアクションを起こすことができるようになりました。経営の安定化、健全化に貢献するしくみです。全社規模で情報が共有されたことで、“うちのチームは外注しすぎなのでは?”といった気づきが生まれ、チーム毎の業務改善が進んでいます。

導入背景

● 手作業によるデータ作成業務の効率化のニーズ

● データ加工にかかる作業工数の負担増加

● データの情報共有が困難

導入ポイント

● すぐれた設計思想が実現する、高いレポート開発生産性

● レポート生成の勘所を押さえたマニュアル不要のGUI

● サーバライセンス体系により、“小さく生んで大きく育てられる”高い拡張性

導入効果

● 資料作成時間を約1/20 に短縮(3時間→10分)

● リアルタイムのデータ分析により、迅速にアクションを実行

● 情報共有による業務改善

● プロジェクトの進捗状況の可視化によるリスク回避

導入製品

Dr.Sum EADr.Sum EA Datalizer for Web / Dr.Sum EA Datalizer MotionChart

Company Profile

設立:2004年10月1日

所在地:兵庫県西宮市笠屋町

事業内容:関西電力グループの戦略的情報システム会社として、同グループおよび企業・組織の経営・業務改革を強力に支援。情報通信システムのコンサルティング、情報化戦略の立案、情報通信システムの計画、設計、構築、保守、運用管理までをワンストップサービスで提供する。

URL:http://ks-sol.jp/

関電システムソリューションズ株式会社
経営改革推進本部 取締役
企画経理部長
十河 正興 氏(写真左)
 
経営改革推進本部
企画経理部 経営企画グループ
アプリケーションスペシャリスト
森澤 武 氏(写真右)
すぐれた設計思想が実現するレポート生産性の高さと
マニュアルいらずの操作性の高さが決め手

システム開発・運用を一手に担う関西電力グループの総合情報サービス企業

関電システムソリューションズ株式会社は、関西電力グループの一翼を担う総合情報サービス企業である。強みは、24時間365日止めることのできないミッションクリティカルな電力事業を支援する情報システムの開発・運用で培った高度なスキルやノウハウ。また、関電グループの幅広い情報活用で、システムコンサルティングから保守サービスまで、企業情報システムのライフサイクルプロセスをワンストップサービスで受け止められる間口の広さも大きな特長だ。

常に自己変革を繰り返して進化を続ける“KS-Style”を確立しながら、最適なITソリューションサービス“KS-Strategy”を、心に残る“KS-Spirit”で提供、多くの顧客企業から高い顧客満足度を獲得している。

Excelでの集計に限界を感じていた2000件以上におよぶプロジェクトの収支管理

2004年というのは、同社にとって大きな変革の年だった。関電情報システム株式会社と株式会社関西テレコムテクノロジーが合併し、関電システムソリューションズが発足。これを機に同社はシステム開発プロジェクト管理の理想形を模索し始める。スケジュールの進捗を見るためのしくみは以前からあった。しかし、一般に、Quality、Cost、Deliveryといわれるように、プロジェクトを成功させるためには、納期さえ満たせば十分というわけではない。そこで同社はまずコストの部分に着目、プロジェクト管理を収支の観点から把握しようとしたのだが、既存のプロジェクト管理アプリケーションから出力される帳票だけでは不充分だった。そこで同社は、アプリケーションからデータを抜き出し、Excelを使ってさまざまな分析表を作成していた。

同社が請け負うプロジェクトは年間2000件以上に上る。収支を把握するための詳細データを集め、それをプロジェクト単位、部門単位、事業領域単位に閲覧できる帳票にまとめるのだが、締め処理完了後、短期間で集約作業を行っていたため、常に業務繁忙感を伴っていた。同社 経営改革推進本部 取締役 企画経理部長 十河正興氏は、当時の模様を次のように述懐する。

「集計をすべて手作業で行っていましたから、扱うプロジェクト案件が増えるにつれ、間接コストは上昇しつつありました。これをなんとか効率化したかった。また、Excel帳票では情報共有が困難でした。収支がひもづいた形でのプロジェクトの実績を、リアルタイムに誰もが見られるようにしたいという思いがありました」

変化するBIニーズに即応できる、Dr.Sum EA Datalizer for Webを選択

“これはデータ分析の領域だ”と判断した同社は、BI製品の中から導入候補を挙げることにした。主要な要件は2つ。まずは、着手しやすいシステムであること。そして、“小さく生んで大きく育てられる”こと。

この観点から2つの製品が浮上し、実際に操作性を比べて社内検討した結果、選ばれたのが、ウイングアークのDr.Sum EA Datalizer for Webだった。選定を主導した同社 経営改革推進本部 企画経理部 経営企画グループ アプリケーションスペシャリスト 森澤武氏は、次のように語る。「Dr.Sum EA Datalizer for Webは、設計思想がすぐれているからできる開発生産性の高さが魅力でした。他社のシステムでは、複数のレポートを準備して連結させる作業が必要でしたが、Dr.Sum EAのドリルダウン機能は一つのレポート内でフィールドを設定するだけで完成します。レポートへの条件式や出力項目変更作成の依頼が来て、反射的に情報を提供できなければ、ビジネスのサポートツールとして十分ではありません。その点、この製品はそれほどマニュアルを見なくても、操作方法が直感的にわかります。ドラッグ&ドロップで軸を設定できたり、条件設定の際にデータの中身を確認できたり、レポート作成者の気持ちを汲んだアーキテクチャだと思いました」

十河氏は補足する。「親会社の関西電力でもBIツールを検討しましたが、データの見方というのは担当者や分析する対象が変わると変わります。そのときにすぐに対応できないと陳腐化して使われなくなる。それは避けたいと考えました」

また、Dr.Sum EAのサーバーライセンス体系は、まずは試験的に始めて、効果を見ながら全社に水平展開するというスモールスタート構想に合致した。

さらに、Excelインターフェイスがあることで、全社共有したいデータはレポートで、部門ニーズに特化したデータはExcelで自由に検索して閲覧するといった使い分けを実現することも可能だった。

加えて、ユーザー部門の管理職者30名に2つの選定製品のデモに参加してもらい、その後に意見を聞いたところ、その8割がDr.Sum EAの方がすぐれていると回答したそうだ。

全社規模の情報共有実現により、部門業務のすばやい改善が可能に

2008年4月、同社はまずDr.Sum EA Datalizer for Webでプロジェクト管理アプリケーションのデータ分析環境を整えた。ユーザーはチーフマネジャー以上の役職者で、工数実績管理表、案件別収支管理表などのレポートを提供した。

続いて2009年4月から、プロジェクト収支の精度向上と契約管理機能との連動を図ることを目的としてプロジェクト管理アプリケーションを刷新し「受委託管理システム」をリリースした。このタイミングでユーザーは役員から、管理職者、プロジェクト管理者、営業担当者、庶務担当者まで500名前後に拡大、権限や部門に応じたデータ分析が可能になった。さらに、チャートをベースに視点を変えながらデータを自在に分析し可視化するDr.Sum EA Datalizer MotionChartを導入し、ひと目で理解できるデータの可視化を実現した。同社では、Dr.SumEAシリーズの活用によって、プロジェクトに関わるエンジニアの有償稼働率、予算実績推移などを分析することで、より効率的な運用をはかる業務改善に取り組み、大幅な業務の効率化を実現している。

レポートを使ったデータ分析によるプロジェクト収支把握、これは同社のビジネスプロセスを大きく変えたようだ。十河氏は語る。「手作業によるデータ集計から開放されて業務が効率化したことで、全社レベルで下期に入るタイミングにあわせて今年の売上予測をたてたり、大規模プロジェクトでリスクが高まっている案件はないか、あったとしたらその原因が何かを迅速に把握でき、ただちにアクションを起こすことができるようになりました。まさに、経営の安定化、健全化に貢献するしくみといえます。また、全社規模で情報が共有されたことで、“うちのチームは外注しすぎなのでは?”といった気づきが生まれ、チーム毎の業務改善が進んでいます」

経営幹部会議のために資料を作成するのは、森澤氏の業務の一つ。これも大きく作業負荷が軽減した。

「Excelだけを使っていた当時は、資料作成だけで3時間ぐらいかかっていましたが、今はDr.Sum EAでレポートをExcelに出力するだけですから10分ほど。格段に楽になりました」(森澤氏)

データ分析に高い効用があることを認識した同社は、今後この取り組みをシステムの品質や顧客満足を向上するために広げていくことを構想中で、これらを実現する手段としてもDr.Sum EAが有力候補に上っている。

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