導入事例

株式会社ディーアンドエムホールディングス

営業担当者の分析/レポーティングと技術担当者向けの有害物質検索/集計処理にもDr.Sum EAを活用

  • Dr.Sum EA
  • 機械・電気機器
  • 業務効率化
  • セキュリティ効果
  • ERP連携
  • コスト削減
Before

分析やレポーティング環境の充実を図るためには、さまざまな要件を満たすための仕組みが必要でした。

after

利用者ごとにアクセス権限を設定できるので、LDAP認証によるパスワード管理を含めてセキュリティ管理も容易に。数日かかっていた禁止物質のレポート作成が瞬時にできるようになりました。

導入背景

● 分析/レポーティング環境の充実・強化

● SAP ERPアドオン機能以外の方法の採用

● ERPや他データベースの集計業務効率化

導入ポイント

● 高い機能性と性能

● 容易な開発環境

● 広く利用できるサーバライセンス

● 使いやすいインターフェイス

● 明確な価格設定

● SVFの導入実績による製品の評価

導入効果

● サーバライセンスで導入コストを削減

● 使い慣れたExcelでデータの分析が可能

● レポーティングが数日から瞬時に

● アクセス権限などセキュリティ管理の充実

導入製品

Dr.Sum EADr.Sum EA Datalizer

Company Profile

設立:2002 年5月14日
所在地:神奈川県川崎市
事業内容:ホームシアター、自動車、オフィスからプロの携わる放送局やレコーディングスタジオまで、プレミアムAVブランドの製品ポートフォリオを展開。
株式会社ディーアンドエムホールディングス
IT 部マネージャー 中島 俊夫 氏
使い慣れたExcelでの分析が好評
高い生産性の開発環境も高く評価

ERPやクラウドメールの採用など、先進のIT活用に積極的に取り組むD&M

株式会社ディーアンドエムホールディングス(以下、D&M)は2002年5月、デノンおよび日本マランツの経営統合により誕生した。その後、マッキントッシュ・ラボラトリー、エシェント、ボストン・アコースティックスなどを次々と買収し、マルチ・ブランドで事業展開。革新的なホームシアターから高度な仕様の業務用機器まで、幅広いユーザーを対象とした、高音質、高画質のオーディオ/ビジュアル(AV)製品を提供している。

同社は会社の設立時に、それまで利用していた基幹システムをカスタマイズするのではなく、SAPR/3および必要な機能を一括で導入するビッグバン方式による新基幹システムを構築。2009年1月にはSAP ERP6.0へバージョンアップしたほか、メール環境としてクラウドメールをいち早く採用するなど、最先端のIT活用に積極的に取り組んでいる。

Dr.Sum EAはERPのデータを使った分析/レポーティング環境の充実を図ること目的に、2005年6月に導入された。

D&MのIT部マネージャーである中島 俊夫氏は、「Dr.Sum EAは、主に各営業所の営業担当者や所長などが、SAP ERPから取り込まれたデータを使って、品目別の売上や在庫照会、営業所別の売上実績、販売速報や倉庫在庫のほか、経理の予算実績管理などの集計業務やレポートの作成に幅広く使用されています。」と話す。

Dr.Sum EAはまた、AV製品を構成する部品に含まれている禁止物質の含有量などのデータも蓄積されており、欧州のRoHS(ローズ)※指令に準拠していることを証明するための適合証明書の作成にも利用されている。

この仕組みもSAP ERPで管理されているデータを製造業向けの環境管理用パッケージソフトで処理し、さらにそのデータをDr.Sum EAに取り込んで分析およびレポーティングすることが可能となっている。

分析/レポーティング環境構築の課題を克服
アドオンを使わない方針も導入の背景

D&MがDr.Sum EAの導入を決めた背景を中島氏は、「分析やレポーティング環境の充実を図るためには、さまざまな要件を満たすための仕組みが必要でした」と話す。利用者が使いやすいインターフェイスを備えていること、そして利用人数の多さからは、ライセンスに関する費用といった課題もあげられていた。

また、同社のSAP ERPの導入においては、「基本的にアドオンは行わず、周辺システムを別に開発して連携するという方針が決定していたことも大きな理由のひとつでした」と話す。

この方針に沿った仕組みとしては、エス・アイ・サービス(以下、SIS)のConnectPlusを採用して接続したシステムが採用されている。工場の担当者がハンディスキャナーでバーコードを読み取ることで在庫情報をSAP ERPに転送するバーコード実績収集システムで、これによって、アドオン機能を使用することなくデータ連携を可能としている。

ConnectPlusは、SAP ERPのデータ連携をおこなうアダプタ製品であり、D&Mでは部品Web受注システムにおいても同製品を採用している。このConnectPlusとのデータ連携のしやすさがDr.Sum EA導入を後押しした。

中島氏は、「Dr.Sum EAは、機能面でも、価格面でも、分析/レポーティング環境の実現に求めるぴったりの製品でした。またDr.Sum EAとConnectPlusの組み合わせは、デモ導入も可能で導入障壁が低く、迷わず採用を決定しました」と話している。

Dr.Sum EAによる分析/レポーティング環境は、SISによるオンサイトでのコンサルティングを受け、ITグループの担当者が利用者の要望を聞きながら開発した。中島氏は、「自分たちで簡単にレポートが作成できるDr.Sum EAの容易な開発環境は非常に便利でした」と話す。

Dr.Sum EAはまた、日ごろ使い慣れたExcelでデータの分析が可能なほか、Dr.Sum EA Datalizerを導入することで、データをブラウザーから集計できる仕組みを容易に実現できることも評価されている。

中島氏は、「他社製品とも比較しましたが、使い勝手もパフォーマンスもDr.Sum EAの方が優れていましたし、価格設定も明確でした。また、SAP ERPの導入時に帳票システムとしてSVFを導入した実績もあり、以前からウイングアークの製品については高く評価していたこともDr.Sum EAを採用した理由のひとつでした」と話している。

レポーティングが数日から瞬時に
好評のDr.SumEA、全社展開も視野に

Dr.Sum EAを導入した効果を中島氏は、次のように語る。「利用者はDr.Sum EA Datalizerで作成した画面で情報を参照し、必要であればExcelにダウンロードして加工するという使い方をしています。Dr.Sum EAのレポートはもちろん、Dr.Sum EA Datalizerで作成したウェブ画面も利用者から使いやすいと好評です」

Dr.Sum EAを導入する前は、担当者がSAP ERPから必要なデータを抽出し、Excelで集計してレポートを作成していたため、レポートの作成に数日が必要だった。しかし、Dr.Sum EAを導入したことで、使い慣れたExcelのインターフェイスを使いながらデータの活用が可能になり、その場でレポートが作成できるようになった。

さらにサーバーライセンスで導入できるDr.Sum EAは、利用者数を気にすることなく使用できることも導入した効果のひとつ。現在、225ユーザーが利用しているが、クライアントライセンスの製品に比べ導入コストを大幅に削減できた。そのほかDr.Sum EAでは、利用者ごとにアクセス権限を設定できるので、LDAP認証によるパスワード管理を含めてセキュリティ管理も容易になっている。

前述したRoHS指令の有害物質検索へのDr.Sum EAの応用について、「AV製品はひとつで数千点の部品を使用しているので、手作業でRoHSに対応した適合証明書を作成するのは非常に困難でした。しかし、Dr.Sum EAを利用することで、数日かかっていた禁止物質のレポート作成が瞬時にできるようになりました」と話している。

また、今後の展望について中島氏は、「現在、Dr.Sum EAを利用しているのは、主に営業系の担当者と技術者系の担当者です。そこで今後は、利用範囲を全社レベルに広げていきたいと考えています」と話す。

※RoHS(ローズ):電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令で、構成部材で鉛や水銀など6物質含有率を指定の数値以下にする必要がある。

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