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三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社
MUFGグループのIT環境を支える総合金融プラットフォームにSVFを採用
安定性とパフォーマンスにすぐれた帳票インフラを実現
  • SVF

  • 金融・保険

  • ホスト/ドットプリンタ撤廃

  • 業務効率化

Before

総合金融プラットフォームを構築するにあたり、帳票システムも共用インフラの1つの部品として、容易に利用できるシンプルなインターフェイスを提供しようと考えました。

After

SVFでは十分なパフォーマンスを発揮できました。どんな帳票でもSVFを利用すれば出力できます。グループ各社のシステム担当者に自信を持って紹介することができました。

三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社

グループIT プラットフォーム部
 
ユニットリーダー
萩尾 賢一 氏(中央左)

マネージャー
長澤 淳 氏(中央右)

マネージャー
前出 祐治 氏(左より2 番目)

主任
加藤 周作 氏(左)

主任
鵜飼 健史 氏(右より2 番目)

眞塩 鮎奈 氏(右)
導入背景

●三菱UFJ フィナンシャルグループ内PaaS 基盤における共通の帳票インフラ実現

導入ポイント

●Web 経由のPDF 出力

●Java との高い親和性

●MUFG グループでの導入実績

導入効果

●高い安定性とパフォーマンス

●帳票ニーズへの柔軟な対応

導入製品
MUFGグループの約50システムでPDF帳票を出力
帳票ニーズへの柔軟な対応も高く評価

MUFGグループ各社のサービスをIT環境で支援するMUIT

三菱東京UFJ銀行をはじめとする三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の先進的で高品質な金融サービスをITソリューションで支えることを目的に設立された三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)。勘定系、情報系などで構成される銀行システムはもちろん、グループ各社で活用される、信託・証券、債権、リース、カード・信販など、さまざまな業務システムをサポートしている。

MUITのグループITプラットフォーム部では、主にグループ各社で利用されるシステム基盤のサポートを担当。グループ各社が業務アプリケーションを運用するための、グループIT共同化を担うJ2EE基盤として「総合金融プラットフォーム」を構築している。この総合金融プラットフォーム構築にあたっては、グループ各社の業務システムから帳票をPDFとして出力する要件があり、帳票基盤としてSVF for PDFを採用している。

総合金融プラットフォームからいかに帳票を出力するか

2001年当時、総合金融プラットフォームの構築にあたり、帳票出力の仕組みをいかに実現するかを検討していた。基本的にはWeb技術を取り入れることが決まっており、画面イメージに関してはHTMLで開発する。しかし、HTMLで開発された画面をそのまま帳票イメージとして印刷しても、信頼性や品質などの面でクオリティを保てるかが大きな課題だった。

MUITグループITプラットフォーム部 ユニットリーダーの萩尾 賢一氏は、「メインフレームで稼働する基幹システムから紙に印刷する仕組みをWeb環境に移行するにあたり、HTMLベースでは罫線や文字サイズなど、細かい設定ができないなど、いくつかの課題がありました。HTMLで作った帳票の印刷も試してみましたが、やはりお客様に送付できる帳票のクオリティは実現できませんでした」と当時を振り返る。

そこで紙にも印刷でき、Web環境でも利用可能なPDFによる帳票出力を検討するが、PDF帳票にも考慮すべき点があった。MUITグループ ITプラットフォーム部 マネージャーの長澤 淳氏は、次のように語る。

「当時は(2004年の電子文書法施行前であり)PDFで印刷することが最適なのかという議論もありました。しかし特にお客様に送付する帳票などは、やはりHTMLではなく、より紙の印刷に近い表現が可能なPDFで出力すべきだという判断になりました」

さらに帳票出力は、ほとんどの業務システムで必要となるため、グループ各社が個別に開発するのではなく、1つの帳票システムに統合する方が効果的だと判断した。萩尾氏は、「総合金融プラットフォームを構築するにあたり、帳票システムも共用インフラの1つの部品として、容易に利用できるシンプルなインターフェイスを提供しようと考えました」と話している。

MUFGグループでの導入実績とPDF対応でSVFを採用

総合金融プラットフォームは、データベースサーバーとアプリケーションサーバー、Webサーバーを連携した3階層システムとして2001年に構築され、その後2009年に大規模な更改を実施。グループ各社から利用料を徴収するクラウドサービスとして、各社の基幹系システムや情報系システムなど、約50システムが稼働している。

総合金融プラットフォームでは、ハードウェアからOS、ミドルウェア、そしてフレームワークまでを、PaaS(Platform as a Service)として展開。システム構築は、開発パートナーである電通国際情報サービス(ISID)がフレームワークを中心にサポートしている。この総合金融プラットフォームのJavaフレームワークとAPIを通じ、SVFで生成されたPDF帳票が出力される。

MUITグループ ITプラットフォーム部 主任の加藤 周作氏は、次のように語る。「SVFに関しては、Javaのフレームワークが提供しているライブラリの中でSVF用のAPIを利用できるようにしています。グループ企業のシステム担当者は、フォームを設計し、プログラムからライブラリを呼び出すだけで、簡単にSVFを通じて帳票出力することができます」

萩尾氏は、「SVFは、2001年の総合金融プラットフォーム構築当初から採用されており、2009年の改修時にもSVF for PDFは最新版にバージョンアップして継続利用しています」と話す。

総合金融プラットフォームの帳票システム基盤として、SVFが採用された理由を長澤氏は、次のように語る。「銀行業務では、紙の帳票の印刷は不可欠です。そこでJavaプラットフォーム上で標準的に利用できる帳票印刷の仕組みを探したところSVFの存在を知りました」

また加藤氏は、「MUFGグループですでにSVFの採用実績があったこと、および2001年当時にはWeb環境に対応し、PDF帳票を生成できる実績のある唯一の製品がSVFであったことも採用した理由のひとつです」と話している。

高い安定性と性能を実現
細かな帳票設定機能も評価

総合金融プラットフォームの帳票システム基盤として、SVFを採用した最大の効果を加藤氏は、「安定して稼働しているので、管理の手間がかからないということです。2001年に総合金融プラットフォームを構築したときから、SVFによるフレームワークでPDF帳票が出力できるのは、大きなセールスポイントでした」と話す。

またSVFは、Javaとの親和性が高いことから、短期間で、問題なくシステムを構築することができたことも効果のひとつ。総合金融プラットフォームを構築するにあたり、オープンソースソフトウェアの利用も検討されたが、基幹システムでも利用されるサービスであるために、安定した信頼性の高い稼働環境の実現が不可欠だった。

さらに帳票出力のために総合金融プラットフォーム全体のパフォーマンスを低下させてしまうことも大きな問題となることから、システムに負荷をかけない軽さも重要だった。長澤氏は、「現在ではサーバーの性能も向上していますが、2001年当時のサーバー環境でもSVFでは十分なパフォーマンスを発揮できました」と話している。

一方、帳票を作成するグループ各社のシステム担当者からは、帳票に対する細かな設定やさまざまなニーズに柔軟に対応できるSVFの帳票設計のしやすさは高く評価されている。加藤氏は、「どんな帳票でもSVFを利用すれば出力できますと、グループ各社のシステム担当者に自信を持って紹介することができます」と話している。

萩尾氏は今後の展望について、「帳票システム基盤は、グループ各社から要望があれば、随時拡張していく計画です。我々はこれまでの実績からSVFを高く評価しており、今後もグループ各社からの機能拡張の要望があれば、様々なニーズに対応でき、安定性が高いSVFを利用して柔軟に対応していきたい」と語っている。

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