導入事例

カミ商事株式会社

変化する取引のスピードに応えれば“攻めの営業”ができる
全グループ導入をにらんだデータ活用環境構築にDr.Sum EA 

  • Dr.Sum EA
  • 卸売・小売
  • セキュリティ効果
Before

消費材メーカーと同等のレスポンスが必要な反面、汎用機が保持しているデータは直近数月分しかなく、前年同月比の情報を出すには、バックアップした過去データから抽出する必要があり、作業に時間がかかっっていました。

after

前日までの過去5年分の実績データを搭載し、データ抽出依頼が来ても、すぐに対応できるようになりました。また、エンドユーザー自身で集計結果をExcelにダウンロードできるようにしたので、加工や修飾を容易に行えるようになりました。

導入背景

●過去の実績データにもとづく営業戦略

●取引のスピードに応えられる情報提供力

●データ集計・加工に手間と時間がかかり負担が増大

導入ポイント

●汎用機に負荷をかけないシステム構成

●グループ全体でデータ活用が可能なクライアントライセンスフリー

●表示内容に応じたアクセス権限設定

導入効果

●データを活用した攻めの営業への転換

●情報システム部門の作業負担軽減

●エンドユーザ視点のデータ分析を実現

導入製品

Dr.Sum EADr.Sum EA Datalizer for Web

Company Profile

カミ商事株式会社
創業:昭和37年4月26日
所在地:愛媛県四国中央市
事業内容:昭和23 年、井川商事株式会社(カミ商事の前身)を設立して以来、“紙造りのプロ” を自認し、研究・開発から製造、加工、販売、物流までの自社マーケティング一貫体制のカミグループを形成。新たな紙の可能性を追求し、提案しながら、文化を担い、暮らしを支え、社会のさまざまシーンに係わり、時代とともに歩み続けている。
URL:http://www.ellemoi.co.jp/
カミ商事株式会社
情報システム部
部長代理 桑原 孝文 氏
課長代理 安倍 幸雄 氏
係長 矢葺 匡 氏
係長 飛鷹 博 氏
関 康宏 氏
滝田 加奈 氏
 
家庭紙部
高橋 和宏 氏
“ユーザーが欲しいデータを自在に取り出せる環境”に最適だったDr.Sum EA

ティシューブランド「エルモア」を筆頭に、紙を通じ、時代が求める付加価値を提供

四国は愛媛県に本社を置くカミ商事は、紙造りのプロフェッショナル カミグループの中核を担う企業である。ティシューブランド「エルモア」を筆頭に、同社は、暮らしのさまざまなシーンで、紙を通じ、時代が必要とする新しい付加価値を届けている。同社のブランド「エルモア」を冠した製品にはボックスティシュー、トイレットペーパーなどがあり、「恋するさくら」や「白雪のこころ」のさらに肌触りのよいシリーズも好評である。また、大人用介護オムツ「いちばん」をはじめ様々な介護用品も取り扱っている。時代に沿った新しい“紙のありかた”を常に追求するカミグループは、ティシューに代表される家庭紙ばかりではなく、板紙、洋紙、「こんな紙」をコンセプトにした特殊紙などあらゆる紙を手がけ、研究・開発から製造、加工、販売、物流までの自社マーケティング体制を確立。それによって効率的なグループ運営、品質の向上と変革・安定供給を実現するとともに、そうしたたゆみなき切磋琢磨の中から、羽毛パウダーを表面にコートした超撥水紙、環境にやさしい農業用再生紙、卵殻膜を配合したパーマ紙など、新製品も次々に生みだしている。

変化するビジネスのスピードに応える
情報(実績データ)の提供力が問われる

とくに家庭紙部門が扱うビジネスは、取引のスピードに対して俊敏な営業をかけられる環境が必要とされてきた。カミ商事株式会社 情報システム部 部長代理 桑原 孝文氏は次のように語る。

「営業担当者は、たとえば『特売を計画しているのでボックスティシューを用意してくれないか』といった要望を受けます。そのとき、実績や過去の取引内容が手元にありすぐに使うことができれば顧客の要望に瞬時に答えられます。実績データを様々な角度から検討できれば、思考の一助となり販売量の増加に直結するようなシステムになるはずです」

また、そうした実績データは求められる頻度も高い。“前年同月はどれぐらいの数量を取引していたのか”“特定期間における累積取引量はどれぐらいなのか”。尋ねられたら今日、明日で回答しなければならない。求められたのは消費材メーカーと同等のレスポンスだった。

情報システム部門は、そうした取引先から要望を営業部門から受けて、データを用意する。しかし、同社の汎用機が保持しているデータは直近数月分しかない。そのため、“前年同月比”の情報をだすには、バックアップしている過去データから抽出してくる必要があり、作業には時間がかかった。カミ商事株式会社 情報システム部 関康 宏氏は、当時の状況をこう振り返る。

「何年何月から何月まで、などとこまかく指定が入ると、基幹システムから1ヶ月分ずつデータを戻し、手元で集計しなければならず、作業は繁雑になりがちでした。

また、営業部門からの依頼はほとんど“急ぎ”であることが多く、本業を進めている途中であってもそれを後回しにせざるを得なかったり、定時に帰る予定であったのが残業になってしまったり、仕事をコントロールするのが難しい状況でした」

全グループ展開をにらみ、クライアントライセンスフリーのDr.Sum EAを選択

同社では、こうした状況をなんとか改善したいと考えていた。それと同時に、過去の伝票類を電子化し、管理および検索効率を上げたいという気運も盛り上がったこともあって、データウェアハウス構築を中核とした業務データの有効活用方法を模索することになった。

データ活用のためのBIツールの選定については、3つの製品を候補に挙げたという。いくつかの角度から比較検討した結果、採用されたのは業務の現場に「データを活かす」環境を創るDr.Sum EAだった。その理由を、桑原氏は次のように語る。

「当社の汎用機は、カミグループの基幹ビジネスを担っている中枢機で、絶対に止めることはできません。また、変化する家庭紙ビジネスは、まさにスピードが問われており、攻めの営業にまい進するためには、前日までの実績データを把握しておくことが重要です。Dr.Sum EAのソリューションは、データを抽出してくるデータベースサーバーを立て、Dr.Sum EAと連携させることで汎用機に負荷をかけないシステム構成を取ることができました。

また、今回は家庭紙ビジネスを対象としていますが、ゆくゆくは板紙、洋紙ビジネス、また、製造部門、経理部門、物流部門など、グループ全体で、データ活用ができる体制を整えたいと考えていました。そうなると、ユーザー一人一人にライセンスコストがかかる製品では全グループ展開が難しくなります。その点、Dr.Sum EAはクライアントライセンスフリーであるため、容易に適用拡張に動くことができると考えました」

さらに同社では、内容によっては部門ごとに閲覧を制限したいデータもあった。その点でも、帳票ごとにアクセス権限を設定し、セキュアな運用をサポートできるDr.Sum EAは、同社の条件に適合していた。

情報システム部門の負荷軽減とともに、ユーザーの自由分析を支援する体制も確立

2007年5~7月にかけて要件定義をまとめ、その後4ヶ月間でシステム構築を実施、11月にはDr.Sum EAをフロントエンドとするBI基盤が予定どおり本稼働を果たした。現在は、2008年3月の営業部門公開に向けて、受注数、売り上げ金額を中心としたデータ集計画面を順次用意しているところだ。前日までの過去5年間分の実績データがすでにDr.Sum EAが搭載されているため、営業部門からデータ抽出依頼が来ても、すぐに対応できるようになった。カミ商事株式会社 情報システム部 係長 矢葺 匡氏は、Dr.Sum EA導入後の変化を次のように語る。

「導入前に掲げた“過去のデータや伝票を迅速に抽出する”という目標を達成することができました。今では営業部門から依頼が来ても、本業を圧迫することなく求められるデータをただちに提供可能です。営業部門としても効率的に必要なデータを手にすることができるようになりました。さらにこれを公開することによって、エンドユーザー自身が必要なときに必要なデータを取得できる体制が確立することができるでしょう」

関氏はDr.Sum EAの使い勝手の一端をこう語っている。

「これまでは紙で提供していたため、違う角度からの分析が必要になると、Excelに自分でデータを手入力しなければなりませんでした。今はDr.Sum EA Datalizer for Webを利用して集計結果をExcelにダウンロードできるようにしたので、エンドユーザーが加工や修飾を容易に行え、それにより分析の幅も広がると思っています。われわれもデータを大きい塊で渡せて、手戻りがなくなるので助かりますね」

当面は家庭紙ビジネス分野の営業部門、本社部門での環境の浸透をめざすが、効果が高いことがわかれば、他分野、他部門からも利用要望が寄せられることは必至、と桑原氏。生きた業務データを駆使して、カミグループが“攻めの営業”“攻めの経営”を実践する未来が、もうまもなくやってくる。

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