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プレスリリース

2018年01月18日

東芝機械が、IoTとの連携で自律協調型の工場経営を実現
生産情報の“見える化”による現場改善を実施

ウイングアーク1st株式会社

 ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野 弘幸)は、東芝機械株式会社(本社:静岡県沼津市、取締役社長 三上 高弘)が、スマートファクトリーに対応する「IoT+mプラットフォーム」を自社工場で実証する上で「MotionBoard」を採用し、多様な生産情報の見える化を実現したことをお知らせします。複数のExcelシートに分散していた情報を1つのダッシュボードに集約するとともに、IoTで収集した機械や装置を集約させた稼動データをダッシュボードに連携し、モニタリングを実現しました。現場の知恵と経験を改善活動につなげ、自律協調型の工場経営を目指しています。

 

東芝機械について】

 東芝機械は、自動車、エレクトロニクス、光学、ナノテクなどの産業分野で用いられる射出成形機、押出成形機、微細転写装置、精密機器、工作機械、電子制御装置、産業用ロボットなど幅広い装置を手掛け、中でもダイカストマシンに関しては世界でトップクラスのシェアを有する総合機械メーカーです。製造業に対する要求が、従来の「モノ」からプラスアルファの価値をもった「モノ+コト」に急速に変化してきくる中で、総合機械メーカーとして長年にわたり培ってきた技術と経験を活かし、IoTでデータを収集したデータを分析し、スマートファクトリーに対応する「IoT+mプラットフォーム」の開発を進めています。

 

【導入の背景】

<第一ステップ:IoTへの取り組み>
 東芝機械は、「IoT +mプラットフォーム」の開発を進める中で、自社工場での実証を進めています。中でも大型工作機械で用いられるさまざまな部材を鋳造から仕上げ加工まで一貫生産している材料加工事業部では、IoTへの取り組みが先行しています。

同事業部は、温度、湿度、振動、周波数、色などの多様なセンサーからデータを集めてリアルタイムにモニタリングする「スマート見える化」(監視IoT)をベースに、集めたデータを分析することで「スマートメンテナンス」(保守IoT)や「スマートマニュファクチャリング」(製造IoT)につなげていくトータルなプラットフォームの開発に寄与しています。

「班別進捗状況」「機械別操業達成率」「ラインの負荷情報」「品質情報」の4つのカテゴリの情報をKPIとしてExcelで管理し、関係者に公開することで見える化を行いました。
 

<第二ステップ:見える化への取り組み>
 しかし、これらの生産情報を横断的に見るのは困難で、全員が共通の認識を持つことができず、どうしても状況変化への対応が遅れてしまいます。生産情報の見える化を実現するためには、これまでExcel で個別に管理されている多様なデータを一つのダッシュボード上に集約し、誰もが直感的に操作・認識できるBI(ビジネスインテリジェンス)の仕組みが必要と考え、着目したのがウイングアークの「MotionBoard」です。「MotionBoard」は、同社で、すでに経営情報を可視化するツールとして導入されていたことに加え、全社的に利用できるツールおよびデモで確認した画面の完成度の高さが決めてとなり、全社共通のBI基盤として拡大導入しました。

 

【導入効果】

 スマート見える化(監視IoT)のダッシュボードには、工場内の各機械や装置の稼動状況、発生中のアラームなどが一覧表示されます。この見える化による最大の成果は、「その時点で各ラインに発生している異常を察知するのはもちろん、時系列に基づいた長期的な傾向も捉えられるようになったこと」にあります。例えば、期間を指定したトレンドグラフと起こった事象(イベント履歴)を紐付けて見ることもでき、見過ごしがちだった長期的な変化も捉えられるようにすることで、「現場が何かに気づき、気づけば動く、動けば変わる」という改善サイクルが確立されます。生産情報のダッシュボードと監視IoT のダッシュボードを合わせて見ることで、毎月早い段階で生産計画に基づいた“ 備え” が行えるようになり、月々の生産性は着実に向上しています。また、見える化されたデータから「ある部品のちょっとした汚れが機械の故障につながっている」という“ 気づき” を得た現場が、自発的なクリーニングに乗り出すなど、さまざまなアクションにつながっています。この結果、ダッシュボードの導入前後で機械の突発故障による機械停止時間は半分以下に削減しました。

 

【今後について】

 東芝機械では、工場で取り組んでいる、見える化されたデータの判断を個人のスキルやセンスに依存している状況を変えていく考えです。具体的には東芝機械独自の解析・診断技術に加え、AI (人工知能)をベースにした分析技術も取り入れながら、ダッシュボードとの連携を進めていく計画です。

 

■事例紹介

http://www.wingarc.com/product/usecase/detail.php?id=222

 

 

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