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兼松エレクトロニクス、ウイングアークとレガシーマイグレーションの分野で、「IBM Linux on zSeriesによる基幹システムの帳票出力」を本格的に検証できる環境を構築。
マイグレーションによる帳票運用のオープン化移行がいよいよ現実化。

レガシーマイグレーションでオープン化の現実解がみえなかった「基幹のクリティカルな大量帳票出力」に対して、業界ではじめて大規模な稼働環境の検証が可能に。

兼松エレクトロニクス株式会社
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社

 兼松エレクトロニクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 北村章彦 以下、兼松エレクトロニクス)は、このたび、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 内野弘幸 以下、ウイングアーク テクノロジーズ)と、レガシーマイグレーションの分野で、日本アイ・ビー・エム株式会社のIBM eServer zSeries上で稼動するLinuxディストリビューション"(以下「Linux on zSeries」という)を基盤に、業界ではじめて各社メインフレームで運用してきた「基幹の帳票出力」を移行する本格的な検証環境を構築いたしましたので、お知らせいたします。

 基幹システムのマイグレーションでは、各社メインフレームからのオープンシステムへの移行とくにこれからの企業システムの新しい基盤となるLinux on zSeries 上で構築するクリティカルなシステムが注目されています。レガシーな資産の移行では、メインフレーム上の業務アプリケーションやデータに対してスムーズな移行の手法が確立されてきましたが、オープンシステムで展開する「基幹帳票出力」の運用に対しては、継承する具体的なソリューションが適用できず、ユーザ企業からもオープン化に向け強い要望としてあがっていました。

 兼松エレクトロニクスでは、いま注目されるLinux on zSeries を基盤としたオープン化に対して、自社の「検証センター」を活用し、基幹帳票の分野に特化したドキュメントソリューションを展開しています。
 今回、これまで業界では着手されていなかったマイグレーションにおける帳票運用の分野で、ウイングアーク テクノロジーズとの連携をはかり、同社のオープン系帳票製品をLinux on zSeriesに実装することによって、はじめて国内を含む各社メインフレーム・オフコンからの「基幹帳票出力」のオープン化を解決する、「基幹帳票出力」専用の稼働検証環境を構築しました。稼働環境のオープンは7月26日で、ひろくユーザ企業に対して環境の利用を推進していきます。

 兼松エレクトロニクスの「検証センター」は、2002年より、ユーザ企業がホストの導入を検討する際のサイジングデータや問題点や改善点等の提示、導入後の安定稼働ならびに運用に向けた事前検証を行う目的で設立されました。今回のウイングアークテクノロジーズ製品との連携による「基幹帳票出力」環境の構築では、主要な各社メインフレーム、オフコン、ネットワーク環境、高速プリンタ、オープンプリンタ、周辺機器などによって、ユーザ企業が導入を検討する擬似環境をLinux on zSeries 上に構築し、オープン系システムでの帳票出力に関する運用ならびに稼働テストを実施します。また、具体的には、以下の内容を実現しています。

<検証環境の概要>
上位メインフレームからのCOBOL資産を、オープン系COBOLに書き換えた(東京システムハウス株式会社:ACUCOBOL による移行)運用形態から、Linux on zSeries上にウイングアーク テクノロジーズの「総合帳票基盤」を形成するJavaで作成された帳票ソフトウエアを実装し、ノンプログラミングで要件に応じた帳票出力を自動実行できる仕組みを提供します。

実装したウイングアーク テクノロジーズの帳票製品は、以下の通りです。
Universal Connect/X, SVF for Web/PDF Java Edition, SVF for Java Print

とくに、企業固有の帳票を柔軟にPDFファイルに生成できる用途と、ポストスクリプトやオープン系プリンタのコマンドに対応したネイティブな印刷/プリンタコントロールを実現することができ、Web環境で一元的なオープン帳票運用を実現するソリューションが提供できます。
 今後も両社は、「出力センター」での事前検証に対して積極的な連携をすすめ、検証作業であがる改善点等への技術連携や製品強化をはかってまいります。

このパブリシティは、兼松エレクトロニクス株式会社とウイングアーク テクノロジーズ株式会社の両社で同様の内容で配信されておりますので、ご了承ください。

<補足1>
「検証センター」に構築した環境の概要図

「検証センター」の風景

<補足2>
兼松エレクトロニクスの「ドキュメントソリューション」について
 兼松エレクトロニクスは業界に先駆け、設立当初からIBMメインフレーム向けの高速プリンタ装置を扱い、数十年にわたって徳治の接続技術やさまざまな出力形態に対応するためのソフトウェアの開発を手がけてきました。その技術の高さは、IBM社をはじめIT業界内でも高い評価を獲得し、非常に多くのお客様にご利用いただいております。従来からのチャネル接続はもちろん、TCP/IPによるLAN、WANを経由したオープンシステムとの連携技術について、兼松エレクトロニクスは圧倒的なアドバンテージを持っています。

ウイングアークテクノロジーズの「総合帳票基盤」について
 ウイングアークテクノロジーズの「総合帳票基盤」は、オープン系開発支援ツールとして定評のあるSuper Visual Formadeをコアに、50以上の帳票ソフトウェアをコンポーネントとして開発、その組み合わせによって業務の用途に応じた帳票OUT PUT/IN PUTの環境を提供しています。定型帳票の大量出力やWebでの帳票出力、電子保存、非定型分野の統計・管理帳票の運用、電子フォームの活用など、個々の業務で発生するあらゆる固有の帳票要件に適用可能な基盤を用意し、全社規模の帳票運用最適化を実現しています。

連携のに関する内容は、下記URL(帳票i ワールド:帳票関連製品との検証ずみ連携情報サイト)で公開しています。
http://www.wingarc.com/doc/iwld/kel/index.htm

<会社概要>
商号 兼松エレクトロニクス株式会社
代表取締役社長 北村 章彦
設立 1968年(昭和43年)7月
資本金 90億3,000万円
従業員数 604名
事業内容 ・IT(情報通信技術)を基盤に企業の情報システムに関する 設計・構築、運用サービスおよびシステムコンサルティングと ITシステム製品およびソフトウェアの輸出入販売、賃貸・リース、保守および開発
上場証券取引所 東京証券取引所市場第一部 #8096
本社 〒104-8338 東京都中央区京橋 2-17-5

《検証センターに関する問い合わせ先》
兼松エレクトロニクス株式会社
e-mail:yutaka@kel.co.jp TEL:03-5639-3541 FAX:03-3642-5135
URL  http://www.kel.co.jp/

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
所在地 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー10F
TEL:03-5766-2833 FAX:03-5766-2835
URL http://www.wingarc.com/
tsales@wingarc.co.jp
広報担当 金子
kaneko.k@wingarc.co.jp

兼松エレクトロニクス株式会社  広報担当 金沢
TEL:03-5250-6174 FAX:03-5250-6800 e-mail: kanazawa@kel.co.jp