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ウイングアーク、帳票開発/帳票運用の分野から考えるリッチクライアント環境を提供
第一弾として「Visual Comform 6.3」の出荷によって、Webシステムにおける帳票開発と基幹業務で求められるクライアント帳票入力の要件を解決

ウイングアーク「総合帳票基盤」の一つ「Visual Comform」によって、画面設計の開発生産性、プラットフォームに依存しないサーバへの実装、ブラウザからのフォーム入力機能を提供。

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下ウイングアーク テクノロジーズ、本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 内野弘幸)は、このたび、Webシステムの構築で注目される高度なユーザビリティを実現するクライアントに対して、帳票分野からユーザの業務要件を解決するためのリッチクライアント環境を提供してまいります。その第一弾として、Webベースでの帳票入力/帳票運用を実現する電子フォームソリューション「Visual Comform(ビジュアル・コムフォーム)ver. 6.3」を9月1日より出荷いたしますので、お知らせいたします。
 初年度200ユーザ導入を目標に、企業システムや地方自治体、公共機関等へ積極的にソリューションを展開するITベンダーやSI各社に提供いたします。

「Visual Comform ver. 6.3」は、業務上使用する紙ベースの帳票をそのままPCクライアントの画面上に表示、入力できるHTML/PDF形式のフォーム(※)を生成した上で、そのフォーム上に入力時の項目チェックやコントロール機能を埋め込み、クライアントPCのブラウザやAcrobat(R) Readerといった標準的なソフトを使って帳票入力/データ送信が行える環境を提供します。このため、利用者は、紙ベースの帳票と同様に直感的に入力することができます。さらに、利用者が入力した正規のデータをWebシステムへXML形式で送信しサーバ処理する仕組みをライブラリとして提供します。運用時のライセンスはサーバライセンスで導入できますので、プラットフォームに依存しないオープンな環境での利用を最大限に生かすことができます。

「Visual Comform」は、フォーム設計部(電子フォーム開発用設計ツール)と、送信したXMLデータのサーバ処理をサポートするクラスライブラリ(サーバ製品)から構成されます。

・ Visual Comform フォーム設計部:電子フォームデザイナ
(OS:Windows(R)NT4.0/2000/XP Professional) 1,260,000円(価格は総額表示です)
・ Visual Comform 実行環境:専用サーバクラスライブラリの提供
(OS:Windows(R)NT4.0/2000/XP Professional/Linux/UNIX)525,000円(価格は総額表示です)

「Visual Comform 6.3」は、これまでの製品機能にクライアント上での入力制御を機能強化するとともに、サーバ側に提供するJavaクラスライブラリの拡充をはかりました。さらに、固有の帳票を電子フォーム化し入力フィールドへの制御を付加する設計部(フォームデザイナ)の機能拡張をはかりました。PDFフォームの生成に関しては、Acrobat6.0に対応します。

 昨今、クライアントサーバ・メインフレーム・オフコン・ERPシステムなど、次々と業務システムのオープン化が進むなかで、共通する施策のひとつに「クライアント環境のブラウザ化」があげられます。これまで運用してきたクライアント/サーバ型システムをWeb化することでサーバ集中管理の仕組みを実現できます。しかし、Webシステムを開発するメリットとは裏腹に、業務の現場では、これまでの運用が大きく変わったり、オペーレーションが煩雑になって業務効率がおちたりといった課題も浮き彫りになっています。
 とくに、基幹系業務の多くには、伝票のバッチインプット作業、請求書や支払明細等の帳票アウトプット、見積書作成や申請手続きなどの帳票運用が欠かせません。したがって、Webのフロントシステムには、ユーザのクライアントPCにこれまでの業務で必要とする帳票入力/出力の環境を整えておくことが必要不可欠になります。

ウイングアークテクノロジーズでは、帳票の分野からブラウザによる業務を考え、Web化によって業務の操作環境が煩雑にならない、あるいはこれまでの本格的な帳票運用を継承できる環境づくりを強力に推進してまいります。まず、第一弾として、「Visual Comform」によって、
● システムの入力に対して、ユーザにわかりやすい帳票イメージでデータ入力が可能になる
● 多様な帳票を読込み容易に電子化し、画面設計の開発工数を削減する
● INPUTとOUTPUTの帳票開発を一元化して大幅な効率アップをはかる
ことを可能にし、Webシステムで注目されるユーザビリティを期待するクライアントへ、帳票分野からユーザの業務要件を解決するためのリッチクライアント環境を提供してまいります。
 「Visual Comform」は、電子化したフォーム(帳票)にさまざまな機能を組み込むことで、クライアントに新たな専用ソフトウエアを入れることなく、これまでの帳票イメージで直感的な作業を再現します。また、これにより、高い帳票イメージによる表現力、利用者の利便性、管理者側のメンテナンスの負荷(ソフトウエアの配布、バーション管理や設定など)を解消することができます。
 さらに、ウイングアークテクノロジーズでは、SVF for Web/Clientによる業務に即したクライアント帳票出力コントロールの実現、「総合帳票基盤」によってフロントシステムとバックヤードのシステムが境目のない形で連携できる全社的な帳票運用の実現をはかってまいります。

<Visual Comform 稼働環境について>
・Visual Comform 設計部
OS:Microsoft (R) Windows (R)2000 Professional/XP Professional※
※ Microsoft (R) Windows(R)XP Home Editopnには対応していません
メモリ: 512MB以上推奨
HDD: 90MB以上
スキャナ: Windows(R)対応機種 TWAIN対応機種
PDFファイル使用環境:Acrobat(R) 5.0、5.05、6.0 動作確認済み※
※ Distiller 6.0で変換したPDFフォームについて、Readerは6.0環境に限定して使用してください。
Readerを6.0,5.05の両環境で使用する場合には、原則としてDistiller5.05を使用してPDFフォームを変換してください。また、Distiller5.05でPDFファイルを生成した後、Acrobat ver.6.0でファイルを修正すると、Reader5.05で読めなくなる可能性があります。

・Visual Comform サーバライブラリ サーバ環境
OS:Microsoft (R)Windows(R)2000 Server、Advanced Server
Microsoft (R)Windows(R)Server 2003 ※
Solaris8、HP-UX11.0、IBM AIX4.3、Linux(LinuxカーネルV2.2.12、glibcV2.2.2-11以降)
※Microsoft(R) Windows(R) Server 2003 の詳細については、ウイングアークテクノロジーズまでお問い合わせ下さい。
J2EE準拠のWeb Application Server サーブレット対応であること
Java環境: JDK 1.3および1.4
ブラウザ: Internet Explorer 6 SP1
PDFファイル使用環境:Acrobat(R) 5.0、5.05、6.0 動作確認済み
Acrobatはアドビシステムズ株式会社の登録商標です。
(※)PDFフォームは、定型化されたフォームを動的にPDF化したインテリジェンスなドキュメントで、配信先のプラットフォームを問わないうえ、受け手によるファイルの改ざんを防止できるメリットがあります。

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
所在地 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー10F
TEL:03-5766-2833 FAX:03-5766-2835
URL http://www.wingarc.com/
tsales@wingarc.co.jp
広報担当 金子
kaneko.k@wingarc.co.jp