東京システムハウスとウイングアーク､レガシーマイグレーション分野で協業
COBOL資産を活かして拡張性に優れたオープン系帳票出力ソリューションを実現

　東京システムハウス株式会社（以下東京システムハウス、本社：東京都品川区、代表取締役社長 高橋勝也）とウイングアーク テクノロジーズ株式会社（以下ウイングアーク テクノロジーズ、本社：東京都渋谷区　代表取締役社長 内野弘幸）は、レガシーマイグレーションにおける基幹系帳票出力をオープン化する分野で協業することになりましたのでお知らせします。

　東京システムハウスは、ウイングアークテクノロジーズと帳票関連製品の販売契約を締結し、「Super Visual Formade（以下、SVF）設計部」をはじめWindows環境での実行製品、さらにJava環境での実行製品を取り扱います。大手・中堅企業を対象に、業態を問わずマイグレーションに対して、COBOL開発環境「ACUCOBOL」を使用して現在のCOBOL資産を活かしSVFによる拡張性の高いオープン帳票システムへの移行を提案し、「ACUCOBOL」の市場拡大を狙います。
　また、ウイングアークテクノロジーズは、東京システムハウスの「ACUCOBOL」との連携コネクタを実装して、シームレスな「SVF」へのオープン帳票システム連携を強化していきます。またマイグレーション市場に対して、「ACUCOBOL」と連携する「SVF」の採用事例を増やし、エンドユーザでも容易な帳票開発と開発後の運用効率の高さを積極的に訴求していきます。
　今回の協業により、両社で製品連携によるシステム提案を訴求し、HOSTシステムからオープン系システムへの移行でCOBOL資産を活かしながら現実的な帳票出力環境のオープン化を実現します。具体的には、高性能のオープン系プリンタによるセンター集中印刷、Webベースの拠点バッチ印刷、取引先へのFAX出力、軽量PDF出力、CSV出力、TIFF出力、メール配信、電子保存システム連携など、それぞれの業務の用途に合わせた拡張性に優れた帳票出力ソリューションを提供できるようになります。さらに、レガシーマイグレーションによる基幹システムのダウンサイジングを検討する企業や官公庁向けに、ビジネスパートナーとともに現実的な帳票印刷のオープン化移行をテーマとするセミナーを共催し需要の掘り起こしを積極的に進めます。
　具体的な訴求活動としてウイングアークテクノロジーズは、東京システムハウスが主催する「ACUCOBOL Developers' Conference 2004 in Tokyo（日時：11月5日金曜日 10：30-17：00／会場：五反田ゆうぽうと）」に参加し、「ACUCOBOL」と連携する「SVF」の詳細な製品紹介とオープン帳票システムの拡張性をアピールします。さらに、来場者に対して11月内に無料のフォローアップセミナーを実施し、SVFによる帳票開発のGUIの使用感と幅広い帳票出力要件への対応力を実演で紹介する予定です。

　今回の提携の背景として、ビジネスの環境が大きく変わり、TCOやROIの観点から経営を支える情報システムの適応力が問われている点があげられます。2007年問題をはじめ、これまでのHOSTシステムの運用保守にかかるコストと管理の課題を解消し、Webベースでの基幹業務が本格的に検討されています。しかし、帳票システムの移行に関しては、オープン化するための帳票開発環境、マルチプラットフォームでの拡張性を見据えた帳票出力環境、さらにセンター集中型のクリティカルな帳票運用が求められてきました。
　今回の両社の協業によって、マイグレーション分野のオープン系帳票ソリューションを一気通貫で実現することが可能となります。

＜補足＞
東京システムハウス株式会社の概要
■東京システムハウス株式会社
設立 1976年11月
資本金 143,500,000円
売上 25.5億円（平成14年10月期）
従業員数 173名（平成15年10月現在）
業務内容 コンピュータ利用に関する総合サービス
本 社 〒141-0031　　東京都品川区西五反田7-1-10 ユーズワンビル 7F
TEL 03-3493-4601(代表) 　FAX　03-3493-7916
URL http://www.tsh-world.co.jp/

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