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ウイングアーク、「IBM®System i™」市場に本格参入

日本アイ・ビー・エムと協業を深め「IBM System i」による企業のシステム基盤を帳票分野から補完強化

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社

 Form & Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク テクノロジーズ、本社:東京都港区 代表取締役社長 内野弘幸)は、オフィスコンピュータをシステム基盤とする中堅中小マーケットに対して、IBMの統合アプリケーション・サーバー「IBM System i」によるアプリケーション環境で、本格的な帳票ソリューションを展開することになりましたのでお知らせいたします。

 企業のIT対応は、業務改善やROIの向上、内部統制強化などのテーマとともに、ビジネスの競争力を高めるためのテーマとしてますます重要度を増しつつあります。そのなかで、System iによるオープン化への移行は、企業同士の統合や事業構造の変化に対する迅速なシステム基盤づくり、国際化や標準化に向けたオープン化への指向、いまのシステム技術を取り込んだITコストの削減といった側面で、ひとつの現実解として市場から大きく注目を集めています。
 このたび、ウイングアーク テクノロジーズは、あらゆる企業システムで共通する業務に共通する帳票運用の分野から、今後System iを正式サポートするソリューションを市場に提供し、企業内のさまざまな業務アプリケーションからの帳票出力を統合一元化することによって、ユーザ企業様のSystem iへの移行を帳票分野から補完強化してまいります。

 第一弾として、 System i と連携するパック製品 「SVF for System i」、標準版と拡張版の2製品を11月30日から出荷開始を予定します。また、2007年2月には、System iからのネイティブな帳票出力環境をサポートする製品をリリースする計画です。

 まず連携製品としてリリースされる「SVF for System i」は、業務の効率化や生産性を高めるために、System i 環境下で拡げられるオープンな帳票システムを実現します。とくに、帳票開発の工数最短化や経済的で短期導入できる帳票出力機能の拡張、System i と連携した帳票運用の一元化がはかれるソリューションを提供します。

 製品には、標準版と拡張版の2つがあります。
 標準版の「SVF for System i 」は、System iのスプールファイルの仕組みに対し、OUTQの設定を変更するだけでプログラムの修正なしに、「Super Visual Formade (以降、SVF)の各種印刷機能 (PDF出力、PDFメール送信、プリンタコマンドによるオープンプリンタ出力モジュールを収容)が行えるパック製品です。標準価格(税別)は1CPU 240万円からです。
 「SVF for System i 拡張版」は、スプール管理機能を搭載したエンタープライズパックで、System i上で一括して帳票運用の集中管理が可能です。標準価格(税別)は1CPU 360万円からです。System iのユーザである中堅・中小企業様を対象に、IBMビジネスパートナー様との連携による営業展開を見込んでいます。

 ウイングアーク テクノロジーズは、次世代の帳票システム構築のコンセプトとして、『帳票SOA』という考え方を提唱しています。これは、業務システムのなかの帳票機能をコンポーネントとしてサービス化し、企業にとって最適で現実的な帳票運用を実現する考え方です。既存の運用形態を大幅に変えることなく、これまで個別の業務に紐付けされてきた帳票運用を、統合・共通化して利用できる仕組みを提供することができます。
 従来のSystem iを導入されたユーザ企業様、System iを採用される企業様のシステムに対して、『帳票SOA』をコンセプトに、System i上で作成するアプリケーションを補完強化した帳票ソリューションを新たに打ち出すことで、日本IBMとの協業をさらに深めた本格的な市場への展開をねらいます。

 また、きたる10月25日(水)、26日(木)、27日(金)に、情報システム部門担当者などの技術研修・研鑽、参加者の交流、人材育成などを目的に開催される『iSUC』に、本製品を出展いたします。

<「SVF for System i」の稼働環境>
※i5/OS®の対応バージョンは、V5R1以上です。
※別途Windows®サーバーが必要です。
※帳票フォームの設計には別途、帳票設計ツール「SVFX-Designer」が必要です。
※「SVF for System i」標準版のSVF帳票運用製品バージョンは、7.0です。

【帳票開発ツール「Super Visual Formade(SVF)」について】
 SVFは、業務システムの再構築で課題となる帳票分野のシステム開発を短期構築します。とくに、固有の帳票デザインで運用される請求書や伝票、発注書、 見積書や給与明細、出荷指図書や検品ラベルなど、業務に必要なあらゆる帳票 を劇的な工数で設計開発することができます。電子化した帳票は、SVFによる 総合帳票基盤の上で、大量出力・Webからのクライアント印刷・PDF・メール・ FAXなど、業務の用途にあった運用を早期に実現できます。製造、流通、金融、サービスなどの各業態、大手上場企業や官公庁、大手SI企業などおよそ13,000社(2005年10月現在)に導入実績があり、サーバライセンス数で約43,200サーバを出荷します。

※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
※IBM、System i、i5/OSは、IBM Corporationの商標または登録商標です。

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