ＮＥＣとウイングアーク テクノロジーズが、コスト削減と可用性/セキュリティ向上を実現する帳票出力最適化ソリューションを発売

　日本電気株式会社（本社：東京都港区、代表取締役 執行役員社長：矢野 薫、以下 ＮＥＣ）と帳票ソフト業界最大手のウイングアーク テクノロジーズ株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長：内野 弘幸、以下 ウイングアーク テクノロジーズ)は、このたび、コスト削減と可用性/セキュリティ向上を実現する帳票出力最適化ソリューションを共同で開発し、本日より販売活動を開始いたします。
　また、新ソリューションの販売開始にあわせて、ソリューションの企画開発から販売・マーケティングまで共同で行う30名の体制を新設いたします。

　新ソリューションは、両社の専門コンサルタントが、帳票出力環境に関する課題分析から最適化モデルの提案を行い、それらの提案に基づいて、ウイングアーク テクノロジーズの帳票管理ソフトウェア「Super Visual Formade」と「WebSAM」をはじめとするＮＥＣが有する運用管理・セキュリティ対策などの各種ソフトウェア・技術を組み合わせて提供するものです。
　導入企業は、帳票システムの集約化と帳票の電子化により、印刷運用コストの最大87％(注1)のコスト削減に加え、自社のセキュリティレベルや可用性レベルに応じた帳票出力環境の最適化が可能になります。

　新ソリューションの概要は以下のとおりです。

（１）帳票出力コストに関するアセスメントサービス
帳票出力状況やシステム環境、帳票開発・運用状況など、約100の質問項目からなるヒアリングシートをもとに、両社で帳票出力コストに関するアセスメントを行う。印刷費、システム開発コスト、保守・運用コストなど、帳票出力に関する様々なコストを具体的に見える化するとともに、コスト削減案と効果を提示する。

（２）コスト削減と可用性/セキュリティ向上を実現
帳票出力環境のコスト削減と可用性/セキュリティ向上を実現する新ソリューション８種を提供する。
一例として、PDFファイルの画面キャプチャや印刷を制限し情報漏えいを防御するソリューションや、印刷要求受付件数・同時実行ピーク数等を監視し印刷出力状況をより詳細に把握することで、性能劣化などの問題を早期に発見するソリューションなど、帳票出力に関する企業の様々な課題を解決する。

　ＮＥＣとウイングアーク テクノロジーズは、2005年より帳票関連分野において協業を開始し、2008年６月には資本提携を含む協業関係の拡大を行っております。このたびの新ソリューションの発売は、これらの具体的な成果であり、両社は今後３年間で100システムの販売を目指してまいります。

　厳しい経済環境が続く中、企業においては、IT投資の削減や人件費の削減など、様々なコスト削減に取り組んでいます。新ソリューションは、ウイングアーク テクノロジーズのソリューションコンセプト「OPM（＝Output Performance Management)（注2）」を、初めて商品化したものであり、全社に共通する「業務システムのアウトプット」に着目しITコストの削減と現場の生産性改善を実現するとともに、システムの可用性やセキュリティ向上を実現するものです。
　ＮＥＣとウイングアーク テクノロジーズは、今後も、お客様のシステム資産を最大限に活かしつつ、システム全体の出力環境を最適化するソリューションを開発し、積極的に提供してまいります。

(注1) ＮＥＣ調べ
基幹システムのプリント環境をオープン系帳票システムに置き換えた場合の印刷費、プリンタ保守・運用コストの削減値。
(注2) OPM（＝Output Performance Management)
企業のアウトプット運用を適正化するウイングアーク テクノロジーズの新ソリューションコンセプト。プレスリリース(http://www.wingarc.com/public/200908/news340.html)参照