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年頭所感

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長 内野 弘幸

 新年 明けましておめでとうございます。

 経済を取り巻く環境は、景気改善の兆しが見えつつもその回復幅は縮小傾向にあるなど停滞感を伴っています。また、昨年度の設備投資計画が非常に大きな減少幅となるなど、依然厳しい経済状況が続き、企業経営においても、新たな投資への慎重な判断、業務改善やIT投資の見直しを余儀なくされています。しかし、企業IT投資の見直しは、時に大きな好機ともなり得ます。ウイングアーク テクノロジーズは、市場のニーズへの対応、今後の成長に必要な取り組みを見極め、積極的に事業展開を行ってまいりました。

 事業の柱となる帳票基盤ソリューション「Super Visual Formade(SVF)」は、帳票運用に対して高まる信頼性・安定性への要求に応えるため、基盤の強化をはかってまいりました。一方、BIが注目を浴びる中、業務現場の情報活用を提唱してきたデータ活用ソリューション「Dr.Sum EA」は、情報をより分析しやすい形で表現できる新たな機能を発表し、市場に展開してまいりました。昨年発表した新ソリューションコンセプト「OPM(=Output Performance Management)」は、企業のコスト削減効果がなかなか見えてこない中、情報システムの出力環境の適正化をはかる観点から、OUTPUTの標準化と基盤化、現場のデータ活用をはじめとした業務改革をはかることで、コストの削減と生産性向上に大きく貢献するものと高く評価を頂いております。また、これまでSaaSベンダー各社と連携し展開をはかってきたSaaSやクラウドといった分野のソリューションについても、今後具体的なビジネスとしてさらに積極的に進めてまいります。
 今年は、ユーザー企業様やパートナー企業様に対してこれまで以上に「SVF」「Dr.Sum EA」「OPM」「SaaS」の価値と効果を明確にし、事業領域の幅を大きく拡げる活動を展開してまいります。

 昨年6月には中国・上海に「文雅科信息技術(上海)有限公司」(通称:ウイングアーク テクノロジーズ上海)を設立し、世界展開に先駆け成長性の高い中国市場へ第一歩を踏み出しました。今年は現地有力ベンダーとの提携を含め、中国現地市場において実績を積む年となっていくでしょう。また、グループ外企業への初めての出資として参画した株式会社NTTデータ・ビズインテグラルの次世代型ソリューション「Biz∫(ビズインテグラル)」については、ユーザー中心型ERPのインターフェイス部分を担うビジネスインテリジェンス(BI)・帳票の分野からアプリケーション全体の価値をさらに引き出すため、積極的なビジネス支援を行ってまいります。

 厳しい状況におかれた企業は、様々な角度から業務を見直し、抜本的な効率化に取り組んでおり、スクラッチによるシステム開発から業務を共通化・効率化できるパッケージ製品やサービスへの変革が日々進んでいます。このような時こそ、技術(テクノロジー)はもちろん、明確な価値やメリットを提供する企業が見極められると考えます。

 ウイングアーク テクノロジーズは、昨年11月2日に関連会社5社と共に持株会社「1st(ファースト)ホールディングス株式会社」グループに再編し、「1stホールディングス」グループとして、製販一体となったグループ経営体制の構築とより一層の連携強化を目指すこととなりました。
 この経営体制を活かし、これまで各社に属していた技術(テクノロジー)、人材、ノウハウをグループ会社として有効に活用することにより、時代の求めるニーズを先行して掴み、明確な価値の創造と新たな展開に取り組んでまいります。新たな取り組みとしては、ユーザー企業様により快適な運用環境を着実にお届けするために、パートナー企業様とともに導入・構築支援サービスの展開をはかってまいります。

 企業には基幹システムで運用される業務帳票、オフィスドキュメントなど、様々な情報が存在します。今年は、より広い意味での「情報活用」の重要性に着目し、情報活用を支援するためのプラットフォームソリューションの市場展開を予定しております。
 ウイングアーク テクノロジーズは、システム構築における開発効率の向上と業務現場の生産性向上に貢献するため、2010年もパートナー企業の皆様とともに、お客様に価値ある提案を行ってまいります。

「情報活用」により企業力を底上げする
内野 弘幸からの「情活」メッセージ

時間:8分45秒
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ウイングアーク テクノロジーズ株式会社 広報担当 小田嶋
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