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リコーユニテクノ、生産現場と間接部門の情報共有化システムにDr.Sum EAを採用
業務の見える化で、作業日報の集計・作成時間を70%削減

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社

 Form&Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:内野弘幸、以下 ウイングアーク テクノロジーズ)は、リコーグループの開発生産関連会社であるリコーユニテクノ株式会社(本社:埼玉県八潮市、以下 リコーユニテクノ)が、全社横断的な業務改善をはかるための、生産現場と間接部門の情報共有化システムを構築するにあたって、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」および「Dr.Sum EA Visualizer」を採用したことをお知らせいたします。

<背景>
 リコーユニテクノでは、リコーブランドの品質向上を実現するための改善活動も日々推進しており、生産現場の可視化や品質向上のための取り組みとして、品質、コスト、納期(QCD:Quality Cost Delivery)の最適化と生産現場の"ムリ・ムダ・ムラ" の排除を目的に「KAI ZEN(改善)」と名づけた活動をすすめ、毎月700件以上にのぼるアイデア出しと改善を実施し、大きな効果をもたらしています。
 しかし、その一方で複数の部門をまたぐ間接部門の効率化はなかなか進まない状況にありました。定型業務が8割以上を占める上、毎回データを手作業で編集加工していることが多いという現状がありました。生産現場を例にとると、ライン作業日報の入力作業は担当者ごとに独自のノウハウで入力作業を行うため、集計方法や作業時間にばらつきがあり、更に入力作業はライン終業後に行うため残業が増えてしまう傾向にありました。この他、間接部門への調査の結果から今まで気がつかなかった無価値な作業が複数プロセスで潜在していることもわかりました。

<導入ポイント>
 そこで、1回目の入力(重複入力は廃止)データを全社で活用出来るよう共有化し、集計/分析のための操作は、ITを活用し「1クリック」でいつでも必要とするデータが集まる仕組み、「ワンクリ」のシステム構築を開始。このシステムの中核技術として「開発生産性」「分かりやすい操作性」「データ入力機能との連携」が評価され、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」が採用されました。

<導入後の効果>
ワンクリは、Web画面から入力されたライン作業日報と、基幹システム(System i/旧AS400)から抽出された生産管理、購買、経理、人事などのデータを集計し、Dr.Sum EAサーバに蓄積する仕組みで、2008年初めに稼動を開始しました。ワンクリの稼動後は、生産現場と間接業務に関わる情報の共有化が実現し、品質管理や日々の出来高、ラインの人員情報など、生産活動に関するあらゆる情報を見える化できるようになりました。

・月末に手作業で行っていた作業日報の集計自動化を実現。作業日報に関わる業務時間を全ライン合計で月間238時間から70時間に短縮。約70%の作業削減。
・ライン作業日報を入力すると、当日までの生産予実績(工数情報)やライン別能率差異、ライン別出勤率推移のグラフにデータが即座に反映、状況をリアルタイムに把握。
・容易な操作性と高い開発生産性により、生産現場から寄せられる日々のKAIZEN要望に対して、柔軟に対応できる。
・サーバライセンスにより、導入・開発コストを低減。
・全社で活用する情報として共有化することで重複入力を撤廃。

 「Dr.Sum EA導入事例」詳細については以下URLをご参照ください。
 http://www.wingarc.com/product/dr_sum/usecase/

[リコーユニテクノについて]
http://www.ruc.ricoh.co.jp/
リコーグループの開発生産関連会社として、リコーバリューの提供を目的に、広幅デジタル複合機、広幅高速プロッター、ファクシミリなど、情報機器の設計・開発から製造、そして回収・リサイクルに至るまでの一貫した事業を展開している。

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