ウイングアーク、「Dr.Sum EA」の機能強化版Ver3.0SP3を出荷

　Form＆Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：内野弘幸、以下 ウイングアーク テクノロジーズ）は、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」の機能強化版「Dr.Sum EA Ver3.0SP3」を7月6日より出荷開始することを、お知らせいたします。

　企業に蓄積したデータ活用の価値は重要性を増し、最近では、データを集計・分析したいというニーズはもとより、利用者の業務や環境に適したより柔軟な運用が求められています。データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」は、これまでも、国産のBIツールとして業務現場のニーズに沿ったデータ活用環境を提供し、業務現場から経営層にいたるまで全社でのデータ活用環境を実現してまいりました。
　今年3月には、従来のDr.Sum EA Premium、Dr.Sum EA Enterpriseのエンジンラインナップに加えて2つ新エディションを発表しました。部門内での活用や小規模運用などエントリーモデルとして1000万件までのデータボリュームに対応するDr.Sum EA One、5億件までのデータボリュームに対応できる中大規模向けのDr.Sum EA Premium Plusを市場に展開し、幅広いエンジン製品群の提供で、データ活用環境に柔軟に対応します。

　このたび発表する「Dr.Sum EA Ver3.0SP3」では、運用環境の向上のほか、処理速度の向上や機能面、使いやすさの観点から改善を行い、以下の機能強化をはかりました。

・リモートでの運用管理「Dr.Sum EA Web Tools（CSVアップロード機能を含む）」
きたるクラウド化時代に備え、遠隔地利用を前提としたデータベース管理用クライアントを提供いたします。Dr.Sum EAの管理ツールEnterprise Managerや、VTB Creatorなどの機能の一部をWebから実行することができます。また、CSVアップロード機能により、Dr.Sum EAデータベースへのWeb経由でのデータインポート（追加）が可能になりました。
（※本オプション機能は、Dr.Sum EA Ver3.0SP3から複数企業での利用を前提としたグループ企業限定ライセンスと第3者利用ライセンスに標準で付属します。通常ライセンスでの利用については、今後オプションで提供する予定です。）

・処理速度の向上
SQL解析処理の向上や、文字列転送速度の向上などにより、SQLExecutorやODBC、JDBC、JavaAPIなどのSQL処理速度も改善しました。

・Active Directory検索機能改善
サブフォルダ検索、検索フィルタなどの機能が追加されました。

・マルチ・サーバ機能を利用した分散環境でのデータ投入
Dr.Sum EA DataLoderを利用したアップデータロードが可能となり、大規模データでの運用の効率化を実現します。また、年度や拠点データをサーバごとに振り分けながらインポートすることができます。

・集計時の次元数、集計項目数等の拡張
（※Dr.Sum EAエンジンのみ対応。Dr.Sum EA Datalizer等のユーザーインターフェイス製品については、今後のバージョンで対応予定です。）

・Microsoft Windows Server 2008 R2対応
・クライアントツールのMicrosoft Windows 7(32bit)対応
・VMware 4.0対応

なお、「Dr.Sum EA」詳細については下記URLをご参照ください。
http://www.wingarc.com/product/dr_sum/

■データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」について
Dr.Sum EAは、経営者層から業務担当者まで幅広くデータ活用できる環境を用意し、事業の収益性や販売実績の管理などさまざまなデータを手元のPC上で自由かつ高速に集計分析できる環境を提供します。使い慣れたExcelやWebブラウザをインターフェイス、またクライアントフリーなライセンス体系により全社導入を身近に実現するBIソリューションです。
導入実績：2,680社／4,780サーバ（2010年2月現在）