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ウイングアークとビトリア・テクノロジーがM2M(Machine to Machine)予知保全ソリューションで協業

~センサーや機器が出力するストリーミングデータの自動検知による、機器の故障等の予知保全を実現~

ウイングアーク株式会社
ビトリア・テクノロジー株式会社

 1stホールディングスグループのウイングアーク株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:内野弘幸)と、ビトリア・テクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本伸作)は、M2M(Machine to Machine)予知保全ソリューションの提供で協業します。

 M2Mは、さまざまなセンサーや機器をネットワークに接続し通信を行う形態を指し、ネットワークでつながった各種センサーや機器(スマートメーター、各種スイッチ類、RFIDチップ、車載システム、生体センサー、監視カメラ)が、互いに自動的に通信を行うことにより、さまざまな監視やトラッキングを可能にします。例えば、自動販売機の残量などの情報を管理センターに送付するなど、リアルタイム性の高いデータを活用し人の手を介さずにスマートなソリューションを実現する情報基盤技術として、注目と期待を集めています。

 この度の協業により両社が提供するM2Mソリューションは、ビトリア・テクノロジーのリアルタイム複合イベント処理(CEP)プラットフォーム「ビトリア オペレーショナルインテリジェンス」と、ウイングアークのBI・データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」「MotionBoard」を連携させた、機器の故障等の予知保全を可能にするソリューションです。
 センサーや機器から毎日億単位で発生するストリーミングデータから、パターン検知やシーケンスマッチングを行い、類似する行動をリアルタイムに検知し、アラートを「Dr.Sum EA」「MotionBoard」に表示します。機器の異変を事前に察知することで、速やかな修理や交換等の対応を行うことができます。
 例えば、製造設備やプラントなどの機械設備は、一部が故障した時、生産や安全に大きな影響を及ぼす場合があります。現状は担当者の経験や勘を頼りに対応をしていますが、この度提供するソリューションは、センサーや機器が発する情報と、予め登録された故障や部品交換に至る規則性や出現順番と照らし合わせ、類似するものがあれば自動的に担当者に知らせます。故障や部品の消耗に対して予知保全することができ、人件費やストック部品の無駄をなくすなどのコスト削減への効果も期待できます。

 また、企業システムのデータを連携させることで、「Dr.Sum EA」や「MotionBoard」で各種データからのドリルダウンや明細データの検索を行うなど、リアルタイムデータ処理ツールを越えた分析環境を提供します。

 本ソリューションは、2013年2月1日より提供を開始します。大手製造業だけでなく、SMB向けに対しても両社で積極的に展開していきます。また今後、さまざまな実証実験を行っていく予定です。
 本ソリューションの特長は以下のとおりです。

■パターン検知やシーケンスマッチングを活用し、リアルタイムでビッグデータをモニタリング
 様々なパターン/行動を登録することで、センサーや機器が発する膨大なビッグデータを関連付けし、必要または検知したいデータをリアルタイムで抽出し、未来の予防検知を可能にします。新たな検知方法を発見した場合には、柔軟にパターン追加が可能で常に最新の状態を保つことが可能です。
 また、シーケンスマッチングの機能により、類似する行動をリアルタイムで検知し、近未来の行動予測を可能にします。この技術は、予防検知の領域にも利用され、例えば、故障した機械のある連続する行動のシーケンス値として保持し、類似するシーケンス値を持つ機器に対して、故障前にアラートをあげることができます。

■ビッグデータの各スナップショットとさまざまな企業システムデータを連携させ、更なる価値を創造
 ビッグデータからある特定のデータをリアルタイムで抽出するだけでなく、過去に行ったリアルタイム分析の結果セット(過去のスナップショット)を、企業システムのデータを連携させ、ある過去の傾向や行動と過去の売り上げの実績を連結させ、今後の予測に活用するなど、情報活用の幅を広げます。また、「Dr.Sum EA」や「MotionBoard」をインターフェイスとして利用することで、あるデータからのドリルダウンや明細データの検索などリアルタイムデータ処理ツールを越えた分析環境を提供できます。

なお、本発表にあたり、アドソル日進株式会社様よりご賛同文をいただいています。

アドソル日進株式会社(JASDAQ:3837)はZigBee無線通信や人体通信など各種センサーや機器を活用したxEMSやセンシング・認証などのス マートソリューションをご提供しております。
M2Mによる予知保全へのニーズは今後ますます高まっていくと考えており、本ソリューションがお客様にもたらす価値と可能性に大いに期待しております。
当社では本ソリューションにつきまして、共同で実証実験を予定しております。
当社センシング技術と本ソリューションを組み合わせることで、より良いソリューションをお客様にご提供できるものと考えております。

アドソル日進株式会社
取締役 ユビキタス・ソリューション事業部長
田中 耕一様

<ビトリア オペレーショナルインテリジェンスについて>
ビトリアオペレーショナルインテリジェンスは、様々な業種や業界における業務効率の最適化を可能にするリアルタイムビッグデータ分析ソリューションを短期間かつ低コストで展開できるよう構築されており、利用者はデータ駆動型の意思決定を迅速に行うことが可能となります。XMLベースのCEP(複合イベント処理)用アナリティクスエンジンを中心に、フィードコンポーネント、BPMコンポーネント、ダッシュボードコンポーネントが密に連携することで、データフィードやストリームイベント、ビジネスプロセス、イベント発生の複雑なパターンをリアルタイムで分析・見える化し、最適なビジネスプロセスを実行します。

[ビトリア・テクノロジーについて]  http://jp.vitria.com/
所在地〒105-0003東京都港区西新橋3-15-12 西新橋JKビル7階
代表代表取締役社長 橋本伸作
設立2000年2月1日
資本金10,000,000円

事業内容 ビトリア・テクノロジーは変化の激しいビジネスニーズに応じた最も革新的なソリューションを提供することにより、多くの企業をよりダイナミックに変革することを強力にサポートします。ビトリアは、革新性、リーダーシップ、業界の専門知識を組み合わせ、お客様とシステム、ビジネスパートナー等を含めた戦略的なビジネスプロセスをドラマティックに変革するお手伝いをいたします。CEP:Complex Event ProcessingをコアとしたOI:Operational Intelligenceを軸として、ビトリアの持つBPMを融合したソリューションは、グローバル企業に日本国内においても幅広い業種のお客様にご利用いただいております。

<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク株式会社  ビッグデータ事業担当 小島・佐々木
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1  渋谷インフォスタワー14F
TEL:03-5962-7300  FAX:03-5962-7301

ビトリア・テクノロジー株式会社
〒105-0003東京都港区西新橋3-15-12 西新橋JKビル7階
TEL:03-5403-9141

<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>
1stホールディングス株式会社 兼 ウイングアーク株式会社
広報担当 山本・高橋
TEL:03-5962-7300  FAX:03-5962-7301

ビトリア・テクノロジー株式会社  広報担当 影山
TEL:03-5403-9141  FAX:03-5403-6008

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