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株式会社ディーアンドエムホールディングスが過去十数年にわたって運用し続けてきた「SVF」環境を短期間かつ確実に新プラットフォームへ移行

ウイングアーク1st株式会社

 ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野弘幸)は、世界有数の音響映像機器メーカーである株式会社ディーアンドエムホールディングスが、2004年より経理から輸出、営業、物流、工場にいたるまで、人事を除くあらゆる業務の帳票処理に「SVF」を活用しており、この度Windows Serverのバージョンアップとサーバーのリプレイスに合わせSVFのマイグレーションサービスの採用により、スムーズな環境移行が実現したことをお知らせします。

【ディーアンドエムホールディングスについて】
 ディーアンドエムホールディングスは、100年の歴史を持つ「DENON」をはじめ、「Marantz」や「Boston Acoustics」などのブランドが培ってきた技術・ノウハウをもとに、オーディオ&ビジュアル機器の製造・販売を手掛け、フィールドを世界中に広げています。  ※2017年2月28日 米国Sound Unitedと合併しました。

【導入から現在までの背景】
 同社は2004年に基幹システムをSAP ERPに刷新した際に、その帳票基盤として「SVF」を採用しました。「SVF」は、経理における入金確認や得意先への請求書発行、製品を輸出する際に不可欠の該非判定書(輸出しようとする製品や技術が輸出貿易管理令や外国為替令に定められた要件を満たしているか否かを判定する書類)の作成、購買系での注文書や納品書の作成、営業系での受注の確認リスト、工場における作業指示書、物流センターで製品に貼付するラベルやピッキングリストなど、人事を除いたあらゆる業務に深く根付いています。
 同社が13年間に及ぶ長期利用を通じて、「SVF」を高く評価しているポイントは、他に類を見ない簡便性です。Excelシートを取り込んで、そのまま帳票化できるなど、ノンプログラミングで帳票を作れる点や、関数を使って帳票を判別したり、中身の値を変更したりできることもポイントとして評価しています。

【SVFソリューションサービスの活用】
 サーバーのOSとして利用していたWindows Server 2003が2015年7月15日にサポートを終了したことに合わせて、OS をWindows Server 2012 R2に移行するとともに、2台のサーバーをリプレイスして1台に集約することを決定しました。さらにこの新たなプラットフォームに合わせて、「SVF」についても最新版にバージョンアップするという方針を打ち出しました。
 その2台の旧サーバーには過去10年以上にわたる様々な帳票が分散して格納されており、それらの中には、現在ではまったく使われなくなった帳票、ファイル名が重複している帳票、一見するだけでは区別がつかない仕様の似通った帳票、設定に潜在的な問題を抱えている帳票なども混在していました。今後のトラブルを防止するためにも、しっかり棚卸しを行った上で新プラットフォームに移行する必要がありました。

 そこで同社がウイングアークに依頼することにしたのが、「帳票フォーム資産の変換・移行」と「新環境移行支援」の2つのマイグレーションサービスでした。帳票フォーム資産の変換・移行サービスは、旧環境で利用していた帳票フォーム資産の変換作業とともに、新環境での印字テストを含めた確認作業を実施するものです。新環境移行支援では、旧環境で運用していた「SVF」の設定や変更内容を調査・確認し、新環境に適した設定を行った上で移行作業を実施しました。これにより、88種類ある帳票フォーム資産の変換・移行作業をスムーズに完了できました。新プラットフォームへの移行についても、予定どおり3ヶ月間のスケジュールで全作業が完了しました。

【効果】
 新プラットフォームに移行した「SVF」は安定した稼働を続けるとともに、最新版になったことによる様々な効果を発揮しています。最新版の「RDE(Report Director Enterprise)」に移行した現在は、ジョブの監視からエラー情報のトレース、帳票の再出力まですべての操作を同じGUI画面から実行できるようになり、運用が容易になりました。トラブル発生時の対応工数は半分以下になっており、『ビジネスを止めない』という観点からもユーザーの生産性向上に貢献しています。

【今後の計画】
 同社が近年進めているのが、帳票のペーパーレス化です。「SVF」の機能を使ってPDF化した電子帳票を、業務システムを介して仕入先やグローバル拠点に提供することで、ビジネスプロセスの効率化を図っています。また、PDF化された帳票をファイルサーバーで保存・管理することで必要な情報を素早く得ています。そうした中で新たなテーマとしてアーカイブされた帳票資産を『いつでもどこでも確実に』情報として得られる環境作りを進めていく計画です。

■事例紹介
http://www.wingarc.com/product/usecase/152.html

<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1  渋谷インフォスタワー
TEL:03-5962-7300  FAX:03-5962-7301

<本件に関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社 広報担当 山本・高橋
TEL:03-5962-7300  FAX:03-5962-7301

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