NECネクサソリューションズがSFAから抽出した営業情報を「Dr.Sum」に集約
予算/実績、施策の実行状況などを「MotionBoard」で可視化

　ウイングアーク１ｓｔ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：田中 潤）は、NECネクサソリューションズ株式会社（以下、NECネクサソリューションズ）が、営業力をさらに強化すべく集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum」、BIダッシュボード「MotionBoard」で活動情報を可視化し、予算達成のための施策を着実に実行していく体制を築いたことをお知らせします。

【NECネクサソリューションズについて】
　NECグループのIT サービスインテグレーターであるNECネクサソリューションズは、アウトソーシングサービス、システムインテグレーションサービス、プラットフォームサービスを組み合わせたソリューションをワンストップで提供しています。40年以上にわたり顧客企業の成長と革新に貢献し、今後も顧客の期待を超える「満足、感動のサービス」を提供し、常に選ばれ続けるパートナーとして、成長していくことを目指しています。

【背景】
　同社は2015年より営業活動を支える情報基盤の拡張を進めてきました。ソフトブレーン社のSFAツールであるeセールスマネージャーで顧客や案件に関する情報を管理していましたが、見込み案件や予算、プロモーション、コンタクト履歴など、営業活動のあらゆる情報を集約すると共に基幹系の実績データとも連携し、より精緻な予実管理やパイプライン管理を実現するための可視化および蓄積したデータのさらなる活用が求められていました。

【効果】
　同社はデータウェアハウスとして「Dr.Sum」を導入しており、eセールスマネージャーで管理している顧客情報や案件情報のほか、Microsoft (R) SQL Server(R)に蓄積している各基幹システムや周辺システムのデータの中間ファイルなどを格納していました。この「Dr.Sum」を基盤として活用し、フロントエンドツールとして「MotionBoard」を採用し、ダッシュボードづくりを進めました。
　営業活動の改善により大きく貢献するために、現場のマネージャーやリーダーをメインのユーザー層とし、営業戦略に沿って策定された様々な施策をどこまで実行したのか、それによって案件のステータスがどう変化したのか、などについてシンプルな表示を追求しました。
　現在、営業部門のマネージャーやリーダークラスを中心に約100名が日常的にダッシュボードを閲覧しています。ダッシュボードには施策、受注、売上、ターゲット顧客のカバー率などのデータが可視化されており、担当者がどのプロセスで立ち止まっているのか、といった問題の気づきが早くなり、事実に基づいて助言するなどコミュニケーションもとりやすくなりました。実務面では、会議資料作成の工数削減につながっています。

【今後について】
　現在、500名を超えるユーザーに利用されていますが、これらの成果を踏まえて同社が目指すのが、「MotionBoard」の対象ユーザーのさらなる拡大です。営業担当者に向けた、自分の実績や施策の進捗状況を簡単に確認できるダッシュボードを提供することや、あらゆる会議体やミーティングの場面に組み込んでいき、部門内のコミュニケーションや戦略策定の共通基盤となるダッシュボードを整備していく構想です。

■ダッシュボードイメージ

■事例紹介
http://www.wingarc.com/product/usecase/187.html