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鋼管専門問屋のニッコーが
予実管理や在庫管理の可視化に「Dr.Sum」、帳票の電子化に「SVF」「SPA」を導入

データに基づいた分析環境の推進と紙帳票の電子化による業務の効率化を実現

ウイングアーク1st株式会社

 ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:田中 潤)は、炭素鋼鋼管やステンレス鋼管を主力商品とし国内トップクラスの販売実績を誇る鋼管専門問屋である株式会社ニッコー(以下、ニッコー)が、予実管理や在庫管理などのデータ分析にデータ基盤ソリューション「Dr.Sum」を、電子帳票Web開示のシステムの構築に帳票基盤ソリューション「SVF」およびドキュメント管理ソリューション「SPA」を導入したことを、お知らせします。

 鋼管の長期的な動向を見据えると、今後の国内市場の需要拡大は考えにくい状況にあるなか、ニッコーは、誰もが簡単な操作で必要なときに必要なデータにアクセスし、自由に分析・活用ができる環境を業務現場に配備し、また、顧客に対してより利便性の高いサービスを提供したいと考えました。
 以前は、情報資産の効果的な活用が進んでおらず、データを取り扱うのはごく少数のExcelの熟練者に限られていましたが、「Dr.Sum」導入後は、営業部門における予実管理や物流部門における在庫管理などの業務を中心に利用が進みました。Webブラウザで集計できる「Dr.Sum Datalizer for Web」で、メニュー操作だけで必要なデータをすぐに得られるようになったことで、Excelの熟練者の負担は大幅に軽減され、専門的な分析に専念できるようになりました。また、全社的にデータにアクセスできるようになったことで、例えば営業の実績データを前年の同時期と比較する、他の担当者やチームと比較するなど、同じ基準に沿って評価や議論をすることが可能となりました。2016年に導入した「Dr.Sum」が示すデータが全社の共通言語としての役割を担い、積極的なデータ分析に活用され現在に至っています。

 また、ニッコーでは新たなIT活用の優先課題として、帳票類を電子化してWeb開示すべきという方針のもと、2019年末に帳票基盤として「SVF」ならびに「SPA」を導入しました。これまでは、一般的な納品書や請求書だけでなく、取引先とのやり取りで必要となる鋼材の材質や成分を証明するミルシート(検査証明書)などの帳票はすべて紙で運用していました。導入後は、帳票を印刷した紙の量は半減し、お客様ごとの帳票の仕訳や発送といった作業の手間が軽減され、郵送コストも削減されています。2020年11月、電子帳票Web開示のシステムはすでに構築作業を終え、全国12拠点への展開を進めている過程にあります。最終的に社内の総ユーザー数は社員の約半数にあたる150人以上に達する見込みです。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、お客様側でも多くの人材がテレワークに移行しているなか、在宅からでも帳票をチェックできるWeb開示のサービスは非常に大きな期待を集めています。

 ニッコーは今後、「Dr.Sum」については、経費精算や会計システムなど広範なデータソースとの連携を検討しています。また、「SVF」「SPA」については、物流倉庫で導入予定のIoTシステムとの連携を考えており、自動化プロセスを実現するうえで欠かせないしくみとして、電子帳票を活用する構想を検討しています。
 ニッコーは、積極的なIT活用により、顧客目線に立った自社の優位性を確立し、持続的成長を遂げていくことを目指しています。

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ミルシート検索画面

■事例紹介
https://www.wingarc.com/product/usecase/220.html

【ニッコーについて】
ニッコーは1949年に創業して以来、70年以上の歴史をもつ鋼管専門問屋で、伊藤忠丸紅鉄鋼が100%出資する国内中核事業会社である。炭素鋼鋼管やステンレス鋼管を主力商品とし、北海道から九州まで12拠点を展開、全国でもトップクラスの販売実績を誇っています。
URL:https://www.pipe-nikko.co.jp/

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ウイングアーク1st株式会社
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
TEL:03-5962-7300  FAX:03-5962-7301

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