導入事例

株式会社ディーアンドエムホールディングス

過去十数年にわたって運用し続けてきたSVF環境を
短期間かつ確実に新プラットフォームへ移行
  • SVF
  • 機械・電気機器
  • SVFソリューションサービス
Before
老朽化した2台のサーバーには過去十数年にわたる様々な帳票が分散して格納されていた。それらの中には、現在ではまったく使われなくなった帳票、ファイル名が重複している帳票、一見するだけでは区別がつかない見かけの似通った帳票、設定に潜在的な問題を抱えている帳票なども混在しており、今後のトラブルを防止するためにも、しっかり棚卸しを行った上で新プラットフォームに移行する必要があった
after
帳票フォーム資産の変換・移行については、完全にウイングアークに“お任せ”ですべての作業を完了できた。新プラットフォーム環境の移行についても親身なコンサルティングや的確な情報提供のおかげで、予定どおり3ヶ月間のスケジュールですべての作業を完了することができた。仮に社内のみで臨んでいたとしたら、このような短期間でのマイグレーションは成しえなかっただろう

導入背景

●SVFを運用していたサーバーのOS(WindowsServer 2003)のサポートが終了

●老朽化した2台のサーバーに帳票資産が分散しており管理が困難

導入ポイント

●3年間にわたる運用を通じてSVFはあらゆる業務に浸透

●ウイングアークのプロフェッショナルによる密着サポート

導入効果

●短期スケジュールでSVFの新プラットフォームへの移行を完了

●最新版SVFの機能によりトラブル発生時の対応工数を1/2以下に削減

導入製品

RDE / SVFX-Designer / Universal Connect/X / SVFソリューションサービス

Company Profile

設立:2002年5月14日

所在地:神奈川県川崎市

事業内容:音響映像機器等の企画・製造・販売。主な保有ブランドは、DENON、Marantz、 HEOS by Denon、Boston Acoustics。HiFi製品はもとより、ライフスタイルにあわせて最適な視聴環境を提供するヘッドホンやネットワークオーディオなどの分野でも高い評価を獲得している。
 ※2017年2月28日 米国Sound Unitedと合併

URL:http://www.dmglobal.com

株式会社ディーアンドエムホールディングス

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デノンおよび日本マランツのDNAを受け継いで誕生したハイエンド音響映像機器メーカーの株式会社ディーアンドエムホールディングスは、2004年に基幹システムをSAP ERPに刷新したのを機にSVFを導入。SVFは、それから十数年にわたって経理から輸出、営業、物流、工場にいたるまで、人事を除くあらゆる業務の帳票処理を担ってきた。そして2016年秋、同社は、Windows Serverのバージョンアップとサーバーのリプレイスに合わせ、新プラットフォームへの移行に踏み切った。その作業を支えたのが、ウイングアークのプロフェッショナルが実施するSVFのマイグレーションサービスだ。

SAP ERPの帳票基盤として導入されたSVF。全社の業務に深く根付く

100年の歴史をもつ「DENON」をはじめ、「Marantz」や「Boston Acoustics」などのブランドが培ってきた技術・ノウハウをもとに、高品質のオーディオ&ビジュアル機器の製造・販売を手がけているディーアンドエムホールディングス。同社がSVFを初めて導入したのは、2004年にさかのぼる。基幹システムをSAP ERPに刷新した際に、その帳票基盤として採用されたのがきっかけだ。

同社のITマネージャーである宮島 章弘氏は、「いまやSVFは、経理における入金確認や得意先への請求書発行、製品を輸出する際に不可欠の該非判定書(輸出しようとする製品や技術が輸出貿易管理令や外国為替令に定められた要件を満たしているか否かを判定する書類)の作成、購買系での注文書や納品書の作成、営業系での受注の確認リスト、工場における作業指示書、物流センターで製品に貼付するラベルやピッキングリストなど、人事を除いたあらゆる業務に深く根付いています」と語る。

ノンプログラミングで帳票の作成・修正が可能。
マイナンバー制度にも難なく対応できた

ディーアンドエムホールディングスが13年間に及ぶ長期利用を通じて、SVFを高く評価しているポイントは他に類を見ない簡便性だ。「Excelシートを取り込んで、そのまま帳票化できるなど、ノンプログラミングで帳票を作れるのがとても便利です。また、SVFの関数を使って帳票を判別したり、中身の値を変更したりすることもできます。実際、お得意様ごとに独自の納品書や請求書のフォームを持っており、帳票をカスタマイズしなければならないケースは頻繁に発生しますが、SVFなら簡単に対応できます。基本的に帳票のフォーム作成や修正は私たちIT部門が通常業務との兼任で請け負っていますが、ほとんどの作業は1日もあれば余裕で完了します。業務部門のユーザーを待たせずに済むのは、ビジネス面からも非常に大きなメリットです」と宮島氏は語る。

最近もマイナンバー制度の施行に伴い一部帳票の修正が必要となったが、対象帳票の洗い出しから項目追加まで、SVFの機能を活用することで、ほとんど手間をかけることなく短期間で対応を完了することができたという。

帳票フォームの変換と新環境への移行。2つのSVFマイグレーションサービスを活用

だが、このSVFを長年にわたって運用してきたプラットフォームは、重大な問題に直面していた。サーバーのOSとして利用していたWindows Server 2003が2015年7月15日にサポートを終了したのだ。それ以降も使用できなくなるわけではないが、新たな脆弱性が発見されても修正プログラムは提供されない。ただでさえサイバー攻撃は悪質化・巧妙化の一途をたどっており、世の中で情報漏えい事件が多発している中、セキュリティリスクをそのまま放置することはできない。

そこでディーアンドエムホールディングスは、これを機にOSをWindows Server 2012 R2に移行するとともに、2台のサーバーをリプレイスして1台に集約することを決定。さらにこの新たなプラットフォームに合わせて、SVFについても最新版にバージョンアップするという方針を打ち出した。

もっとも、その作業にも大きな困難が予想された。「ソフトウェアのバージョンアップそのものは特に難しい作業ではありませんが、2台の旧サーバーには過去十数年にわたる様々な帳票が分散して格納されていました。それらの中には、現在ではまったく使われなくなった帳票、ファイル名が重複している帳票、一見するだけでは区別がつかない仕様の似通った帳票、設定に潜在的な問題を抱えている帳票なども混在しており、今後のトラブルを防止するためにも、しっかり棚卸しを行った上で新プラットフォームに移行する必要がありました」と宮島氏は振り返る。

こうして同社がウイングアークに依頼することになったのが、「帳票フォーム資産の変換・移行」と「新環境移行支援」の2つのマイグレーションサービスだ。

帳票フォーム資産の変換・移行サービスは、旧環境で利用していた帳票フォーム資産の変換作業とともに、新環境での印字テストを含めた確認作業を実施するもの。一方の新環境移行支援では、旧環境で運用していたSVFの設定や変更内容を調査・確認し、新環境に適した設定を行った上で移行作業を実施する。

「ウイングアークにマイグレーションサービスを依頼して正解でした。88種類ある帳票フォーム資産の変換・移行については、完全にウイングアークに“お任せ”ですべての作業を完了できました。新プラットフォームへの移行についても親身なコンサルティングや的確な情報提供のおかげで、予定どおり3ヶ月間のスケジュールで全作業を完了できました。仮に自力で作業に臨んでいたら、こんな短期間でのマイグレーションは実現できなかったと思います」と宮島氏は評価する。

エラーのトレースも画面内ですべて完結。トラブル発生時の対応工数は1/2以下に削減

新プラットフォームに移行したSVFは安定した稼働を続けるとともに、最新版になったことによる様々な効果を発揮している。「これまで使用していた旧バージョンのRD(Report Director)では、例えば帳票出力にトラブルが発生すると、表示されたエラーコードをメモし、紙のマニュアルを開いてその内容を調べて対処するなど、煩雑な手間がかかっていました。

最新版のRDE(Report Director Enterprise)に移行した現在は、ジョブの監視からエラー情報のトレース、帳票の再出力まですべての操作を同じGUI画面から実行できるようになり、運用はとても楽になりました。トラブル発生時の対応工数は半分以下になっており、『ビジネスを止めない』という観点からもユーザーの生産性向上に貢献しています」と宮島氏は語る。

一方で同社が近年進めているのが、帳票のペーパーレス化だ。SVFの機能を使ってPDF化した電子帳票を、業務システムを介して仕入先やグローバル拠点に提供することで、ビジネスプロセスの効率化を図っている。また、PDF化された帳票をファイルサーバーで保存・管理することで必要な情報を素早く得ることができる。

そうした中で新たなテーマとして「アーカイブされた帳票資産を『いつでもどこでも確実に』情報として得られる環境作りを、社内でフル活用しているDr.Sum EAやMotionBoardと同様に、ウイングアークと連係して構築していきたいと思います」と、宮島氏は今後を展望している。

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