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ウイングアーク、企業システムにおける帳票運用のアフターケア強化に新事業
業界初、帳票開発支援 総合サイト「帳票匠屋」を運営開始

SVFをはじめとする帳票システムのアフターマーケット、ホストマイグレーション市場、SMB市場に対して、追加帳票開発、帳票システムの拡張、さらに運用にあわせた帳票サービスを展開

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社

 Form & Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク テクノロジーズ、本社:東京都港区 代表取締役社長内野弘幸)は、企業システムの帳票運用分野に対して、SI企業様や企業の情報システム部門担当者様を対象に、総合的な帳票開発支援を目的とする新たなサービス事業として「帳票匠屋」の運営を、12月1日より開始することになりましたのでお知らせいたします。「帳票匠屋」は、ウイングアークテクノロジーズのSVF製品の開発販売に付随する新サービス事業で、運営の第一弾として帳票開発支援向け総合サイトを12月1日よりオープンします。

 企業の業務システムにおける帳票運用は、内部統制の強化や事業構造の変化に即応できるシステム基盤の見直しに不可欠なテーマとなっています。とくに、情報系・基幹系システムの双方で全社的な帳票出力環境の統合一元化が必要とされており、経済的な短期システム構築の手法が求められています。
 実際、新規の帳票システム構築や再構築の局面だけでなく、運用後に発生する帳票システムの拡張や追加の帳票開発などは、すでにシステム構築時のプロジェクトが存在しない場合がほとんどで、十分な手当てに必要以上の労力(コストと人手と時間)を要している現状があります。

 ウイングアーク テクノロジーズは、これまで帳票システム構築の分野で「Super Visual formade(以下、SVF 注1) 」や「Report Director Enterprise (以下、RDE 注2)」等の帳票運用ツール群ならびに導入支援等のサービスを提供してきました。本日、帳票ツール・ミドルウエアのトップベンダーとしてこれまでのノウハウを活かし、業界ではじめて、帳票システムが運用されるアフターマーケットやホストマイグレーションを検討する大手中堅企業の帳票運用マーケットへのサービス展開を開始します。また、帳票ツールによる本格的なシステム導入が困難なSMBマーケットに対して、帳票開発支援を具現化する帳票サービスを展開いたします。

 「帳票匠屋」は、ウイングアーク テクノロジーズと「WARP(注3)」のビジネスパートナーによる協業でビジネス展開をスタートします。ウイングアーク テクノロジーズは、これまで市場から大きな評価を頂いている基幹系帳票運用システムのソリューションとあわせて、もうひとつの柱として、「帳票匠屋」をサービス事業として展開します。ウイングアーク テクノロジーズ 内に、新組織として帳票匠屋推進室を設置し、以下の目的と内容をもってスタートします。

「帳票匠屋」の概要
・帳票システムが稼動するアフターマーケットに対して、大量から1帳票といった少量までの帳票開発の支援サービスの提供
・ホストマイグレーションや既存帳票システムの拡張で手当てが必要となるシステムインテグレーションについて、ユーザ企業とWARP加入のビジネスパートナーを結ぶサービスサイトを提供
・SMBマーケットに対して、帳票ツールの導入をせずに帳票運用が可能なサービスを提供

■「帳票匠屋」サイトイメージ図
http://takumiya.wingarc.com/

 企業の帳票運用は、ビジネスにあわせたIT化の流れをうけて刻々と変化しています。請求書や発注所など、様式があらかじめ決定されている帳票にとどまらず、グラフィカルな要素を多用する提案書、進捗管理表や工程表などレポート形式の一覧表をシステム化したい要件が各方面で顕在化してきています。そこには、情報システムによる帳票システムの運用だけでなく、業務改革推進部門が中心となって業務現場の効率化や生産性向上を推進するために、運用にあわせて積極的に改定や更新がおこなえる柔軟な帳票開発・帳票運用のシステム化が必要になっています。また、他方で帳票ツールやミドルウエアによる本格的な帳票システムを構築できない中堅・中小企業でも帳票運用には大きな課題があり、よりリーズナブルかつパーソナルにサービスを享受したいという潜在的なニーズがあります。
 ウイングアーク テクノロジーズは、ユーザ企業が求めるあるべき帳票システムを考え、「帳票SOA(注4)」をもとに、これまで個別に構築されてきた帳票システムの標準化、共通化、一元化をすすめています。今回の「帳票匠屋」の事業開始によって、さらに、帳票市場全般に対して、企業の帳票システムに求められるニーズに応えられるインフラを提供してまいります。

【補足】
注1:[帳票開発ツール「Super Visual Formade(SVF)」について]
SVFは、業務システムの再構築で課題となる帳票分野のシステム開発を短期構築します。とくに、固有の帳票デザインで運用される請求書や伝票、発注書、見積書や給与明細、出荷指図書や検品ラベルなど、業務に必要なあらゆる帳票を劇的な工数で設計開発することができます。電子化した帳票は、SVFによる総合帳票基盤の上で、大量出力・Webからのクライアント印刷・PDF・メール・ FAXなど、業務の用途にあった運用を早期に実現できます。製造、流通、金融、サービスなどの各業態、大手上場企業や官公庁、大手SI企業などおよそ 13,000社(2005年10月現在)に導入実績があり、サーバライセンス数で約43,200サーバを出荷しています。

注2:[帳票運用管理ツール「Report Director Enterprise(RDE)」について]
RDEは、業務単位のアプリケーションに紐付けされていた個別の帳票システムや拠点ごとにバラバラに運用されてきた分散型の印刷システムを解消することができ、全社的な帳票運用の統合・共通化をはかる画期的なソリューションです。帳票運用パッケージの市場では、「RDE」を含む2005年度の製品出荷金額ベースで56.4%の実績があります。
<出典:株式会社ミック経済研究所「UNIX, Windows対応ミドルウエアパッケージソフトの市場展望 2006年度版」 開発・運用編  帳票作成パッケージ市場動向/帳票運用パッケージ出荷金額(メーカー出荷)より>

注3:[ビジネスパートナープログラムWARPについて]
 ユーザ企業の満足度向上をパートナ企業とともに推進する目的で、SI企業やソフトウエア会社と連携した販売体制を整備し2005年度1月より運営をスタートしました。この「WARP」によって、各ビジネスパートナー企業への支援体制を確立することで今後の帳票ビジネスを強力に推進することができます。さらに、ユーザ企業から求められるツールやミドルウエアが採用される基幹システムの安定と信頼確保に応え、顧客の満足度向上をはかってまいります。
WARP(ワープ):WingArc Technologies Relationship Programの略
URL:http://www.wingarc-support.com/warp/

注4:[帳票SOAについて]
「帳票SOA」は、ユーザ企業様が運用する帳票システムの生産性と資産を継承しつつ、企業システムに取り入れられるSOAの考え方、SOAの進化に沿うかたちで全社帳票機能を「帳票サービス」として提供するというコンセプトです。標準技術に対応した「柔軟性/即応性/拡張性/再利用性」をもつ帳票運用で、市場の変化や内部統制に強いシステム構築を実現します。

※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
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