ニュース News
製品情報

東洋鋼鈑、人事給与システムの統計機能をDr.Sum EAで強化
150帳票の削減、システム運用コストの低減、セキュリティの強化を実現

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社

 Form&Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:内野弘幸、以下 ウイングアーク テクノロジーズ)は、表面処理鋼板界のパイオニアである東洋鋼鈑株式会社(以下 東洋鋼鈑、本社:東京都千代田区)が、パッケージを採用した人事給与システムを構築するにあたり、パッケージ製品だけでは補うことのできない統計機能を強化するために、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」を採用・導入し、帳票種類の削減のほかシステム運用コストの低減、セキュリティの強化を実現したことをお知らせいたします。

 東洋鋼鈑では、1998年より人事情報システムの再構築をスタート、2006年5月には人事給与システムとしては統合業務パッケージ「SuperStream」(※)の稼動を開始しました。同社では当初より人事系システムと連携した統計機能を補うBIツールの必要性を認識しながらも、導入費用が高額であったこと、機能面で納得のいく製品がみつからなかったこともあり、SQL ServerとExcelのピポットテーブルを組み合わせた分析システムを自社開発し、人事情報システムのデータの集計作業を行っていました。しかし、人事部門と経理部門でデータをやり取りする際、必要以上の情報を得ることができてしまうというセキュリティ上の問題がありました。

 そこで、2006年秋より以下の3つを条件にBIツールの導入について検討を始めました。
(1)統計解析の処理速度が速いこと
(2)複数社分の給与統計を一括で作成できること
(3)部署異動や組織変更後も、事業所別や資格別の年間給与統計を正確に把握できること

 人事給与に必要な統計を行うツールとして検討した結果「Dr.Sum EA」を採用、2007年3月から人事給与データ分析システムの開発を開始し、2007年5月に稼動開始しました。利用者はSuperStream上の人事給与データを、Dr.Sum EAのユーザインターフェイスであるExcelから集計が可能になりました。Dr.Sum EAを利用した集計システムについての評価は以下のとおりです。

・パッケージシステムの統計処理画面では5分以上かかる分析が1秒で実行できる
・データベース設計が容易でメンテナンス工数が削減できた
・集計レポート作成の自由度が高まりグループ全体で約400種類あった帳票のうち150種類の帳票を削減できた
・利用者に応じたアクセスコントロール設定で情報漏えいの心配がなくなった
・直感的な操作で、システムに不慣れな人事担当者でも容易に設定ができる

 東洋鋼鈑では、積極的な海外展開を見据え、経営に役立つ情報を発掘するため人事給与システムだけでなく、会計システムや生産管理システム、購買管理システムなどのデータをDr.Sum EAで包括的に管理し、将来的に経営コックピットの実現を検討しています。
東洋鋼鈑様のDr.Sum EA導入事例詳細については以下URLをご参照ください。
http://www.wingarc.com/product/dr_sum/usecase/

注:「SuperStream」エス・エス・ジェイ株式会社の統合業務パッケージシステム

[東洋鋼鈑株式会社について]http://www.toyokohan.co.jp/
設 立: 昭和9年4月11日
所在地: 東京都千代田区
事業内容: 1934年に国内初の民間ブリキメーカーとして設立され、表面処理鋼板界のパイオニアとしての地位を確立。最先端の設備と高度な技術力を背景に、缶用材料をはじめ、各種の薄鋼板および表面処理鋼板、高級化粧鋼板の製造・販売を軸にビジネスを展開し、顧客の多様なニーズに応えている。最近では、硬質合金や磁気ディスク用基板、クラッド材など、非鉄のアルミや樹脂など鉄以外の素材の開発にも積極的に着手。グループ8社、社員2,722人の組織を擁し、ビジネスを堅調に拡大している。

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700 FAX:03-6710-1701
E-mail:drsum@wingarc.co.jp
広報担当:小田嶋
TEL:03-6710-1700
E-mail:pr@wingarc.co.jp