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大阪有機化学工業株式会社が、ERPシステムの刷新に伴い「Dr.Sum EA」を導入

~作業に1日かかっていた原価マスターのチェックを1クリックで実現~

ウイングアーク1st株式会社

 ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野弘幸)は、アクリル酸エステルを基盤に、化成品、電子材料、機能化学品の開発から製造、販売を事業展開する大阪有機化学工業株式会社が、ERPシステムの刷新に伴い、BI・データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」を導入したことをお知らせします。生産関係の入力情報の集計や原価計算関係のマスターの設定状態を1クリックでチェックできるようになるなど、業務の見える化を実現しています。

【大阪有機化学工業について】
 大阪有機化学工業では会社創立から半世紀以上、「社会と産業界の進歩、発展に貢献する」ことを基本理念に、高度な技術を集積した特殊蒸留技術を駆使して高純度に精製された蒸留アクリレートを中心とする製品群を提供する「化成品」、スマートフォンやタブレット端末などのIT産業に欠かせない高品質な素材を提供する「電子材料」、特色ある化粧品原料やファインケミカル製品を提供する「機能化学品」の3事業を展開しています。

【導入の背景】
 大阪有機化学工業では、2003年にERPシステムを導入し、そのデータを有効活用することを目的に、第1世代のBIツールを導入してデータウェアハウス(DWH)を構築しました。このERPシステムが導入から10年が経過したことから、2011年にERPシステムの刷新を決定し、NECネクサソリューションズの生産管理システムである「FlexProcess」を採用しました。
 第1世代のBIツールでは、現場の担当者から新規フォーマットでのデータ抽出の依頼があると、プログラムを書いてアプリケーションを作成し、データを抽出しなければなりませんでした。そのためシステム開発に時間がかかり、システム開発担当者の作業負荷が大きい仕組みであったこと、データをグラフ化して表示する機能が複雑であったことも、新たなBIツールの導入を決めた要因の一つでした。
 すでに「FlexProcess」と「Dr.Sum EA」を連携させるテンプレートがあり導入実績があること、操作性や豊富な機能を評価し、第2世代BIツールに「Dr.Sum EA」を採用しました。

【導入の効果】
 「Dr.Sum EA」は、「FlexProcess」の採用を決定した2011年2月よりシステムの開発を開始して、12月に本番稼働しました。
 「FlexProcess」を用いて単品ごとの製造原価を算出できる原価計算の仕組みを実現したことにより、以前は原価の詳細をチェックするために数日の作業が必要でしたが、「Dr.Sum EA」上で1クリックするだけで原価の詳細をチェックできるようになりました。
 また、これまでは現場の担当者がそれぞれのやり方で、手作業でデータを集計していたため、同じデータを集計しても結果がそれぞれ異なるという課題がありましたが、一元化されたデータを使って集計を行うことにより、すべての担当者が同じ集計結果を参照できるようになりました。さらに、GUIで開発できることにより、開発期間の短縮につながっています。

 今後は、より一層の情報のグラフ化に加え、経営層が日々の販売情報を把握するために、情報活用ダッシュボード「MotionBoard」を使って組織・階層別に必要な情報を能動的に見せる仕組みの実現を目指しています。

<管理本部 情報企画部 部長 二ノ井 武嗣様のコメント>
「月次の工場での生産会議の前に、前月の生産数量や当月の生産数量を把握しておくためにDr.Sum EAは、生産現場で使われています。また毎月、製品の収率※、稼働時間、稼働工数チェック等にも利用しています。例えば、平均で98%の収率の製品が95%になったり100%を超えたりしたときに、その原因を究明するのに役立てています」

 ※ 収率 ... 合成・精製・回収などの過程で、理論的に予想される目的物質の量に対して実際に得られた量の割合

■事例紹介
http://www.wingarc.com/product/usecase/115.html

<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1  渋谷インフォスタワー
TEL:03-5962-7300  FAX:03-5962-7301

<本件に関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社 広報担当 山本・高橋
TEL:03-5962-7300  FAX:03-5962-7301

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