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AI OCRの効果測定を目的とした運用ログデータの出力機能を搭載する「SPA Ver.10.3.2」を7月6日(月)より販売開始

紙文書のデータ化から可視化による運用管理まで、OCRの限界を突破する機能を提供

ウイングアーク1st株式会社

 ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:田中 潤、以下ウイングアーク1st)は、AI OCRを使うOCRと文書管理がオールインワンになった文書データ活用ソリューションSPAの最新バージョン「SPA Ver.10.3.2」を、76()より発売します。パッケージ版の価格は、3,795,000円(税別/初年度の保守費込)~です。クラウドサービス「SPA Cloud」も提供を開始します。価格は、50,000/月(10ユーザー、税別)~です。

 今回のリリースではAI OCRの運用ログデータを出力する機能を提供します。SPA可視化オプション(powerd by MotionBoard ※1)と連携させることで、AI OCRの運用状況を可視化できるようになります。時系列に作業粒度や帳票毎の認識率を可視化したり目視・確認作業にかかる時間を把握したりすることで、業務の現状分析ができ、効率化のための改善や繁忙期のリソース設計を容易にできるようになります。
 AI OCRは、手書き文字のデータ化により入力の手間を削減できることから、書類や帳票の内容を業務システムに適用する際に重用されています。AI OCRの進化の過程において読み取り精度は大きく向上していますが100%ではなく、業務で利用するには目視による確認と誤ったデータの修正が必要となります。ウイングアーク1stはその限界に挑み、より実用的な運用を実現すべく、2018年以来「SPA」の製品改良を進めてまいりました。昨年リリースした「SPA Ver.10.2.3」で搭載した、複数の異なるエンジンで同じOCRフィールド読み取りを行い結果が一致した場合読み取ったデータを正として目視チェックをする手間を省略し信頼性が確保されたデータとして取り込む「データコンペア機能」は大きな反響を呼びました。

 また本バージョンで、日本でも約7,000社以上の企業に導入されているクラウド・コンテンツ・マネジメント・プラットフォームBoxと連携しました。本連携によりSPAで取り込んだ文書の原本をBox上に保存できるようになります。

本リリースにあたり、この度連携した株式会社Box Japan代表取締役社長 古市克典様よりエンドースメントを頂戴しております。

ウイングアーク1st株式会社様の「SPA」が「Box」と連携したことを心より歓迎いたします。Boxを利用しているユーザーにとって、SPAの提供するタイムスタンプやAI OCRなどの機能を提供することは非常に有益であり、またBoxに原本データを格納することでSPAで運用する文書の拡張性を補するものと確信しています。

■新機能説明
1.AI OCRの効果測定運用ログデータの出力(可視化強化)
統計元データの出力機能を追加しました。これによりOCR運用ログデータ即ち検索フィールドのOCR認識率、修正有無、データコンペア及び確認フラグを出力します。SPA可視化オプション(powerd by MotionBoard)によりリアルタイムに可視化し運用効率を検証・改善につなげることができます。

NR用キャプチャ最終.pngAI OCR効果測定ボード

2.サーバーサイドでのOCR処理
SPAに保存した文書に対して振り分けを行うDistributorOCR処理が可能となります。利用可能なOCR機能は以下です。
・文書定義の識別
・SVF検索フィールドの埋め込み
・画像のPDFファイル変換
・OCR読み取りのシミュレーション
※本機能はSPA Cloud7月20日の定期メンテナンスで先行提供を予定する機能です。オンプレミス版への実装に関しては次期Ver.10.4での対応を予定しています。

3.Distributorの振り分け機能の強化
現状は特定のフォルダに入っているファイルを振り分け対象としていましたが、対象を選択する際の追加条件として各文書のプロパティを参照し、条件に合致している場合にのみ振り分けることができます。

4.タイムスタンプへの電子署名追加機能
SPA Timestamp Optionに電子署名機能を標準機能として追加、証跡管理機能を強化しました。

5.Box連携
SPAで取り込んだ文書の原本ファイルを、クラウド・コンテンツ・マネジメント・プラットフォームBoxに保管できます。コンテンツ管理をBoxで行っているユーザーに対し、タイムスタンプ、AI OCRなどの機能利用メリットを提供します。

6.SPA Cloudのユーザー追加単位の変更
従来、管理ユーザーは10、閲覧ユーザーは100単位での契約となっていたSPA Cloudのユーザー追加を権限に応じて1ユーザー単位で追加することができます。これにより1ユーザーあたり月額1000円から追加できるようになり拡張設計がしやすくなります。

なお、721日(火)に「SPA」最新バージョンを紹介するオンラインセミナーを開催します。
https://info.wingarc.com/public/seminar/view/9371

「SPA」の詳細については、以下をご覧ください。
https://www.wingarc.com/product/spa/index.html

1 MotionBoardは、データをリアルタイムに可視化、データに基づいた意思決定をサポートするBIダッシュボードです。

<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
TEL:03-5962-7300  FAX:03-5962-7301

※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。