第7回IoT/M2M展 出展レポート

第7回IoT/M2M展 ウイングアークブース

2018年5月9日から5月11日の3日間に渡り、東京ビッグサイトで開催された第7回IoT/M2M展に出展しました。今回でIoT/M2M展への出展は2回目となります。

製造業とIoT

今回は製造業者向けのIoTソリューションの紹介が主なテーマでした。IoTに関心を持つ製造業者は多いですが、実際に工場を訪れてみると旧式のいわゆるレガシー機器が今も現役で使われています。経済産業省の平成25年の調査によると、生産設備の6割がネットワーク対応できていないそうです。

設備の稼働状況をリアルタイムでモニタリングできるようにするシステムを紹介
ソフィックス社のカメラを使って機器に表示される数値を読み取ってデータ化

ブースでは、レガシー機器のIoTソリューションとして、ソフィックス社のカメラを使って機器に表示される数値を読み取ってデータ化し、読み取ったデータをMotionBoardで可視化することで、設備の稼働状況をリアルタイムでモニタリングできるようにするシステムを紹介しました。ブースを訪れた人たちは、真剣に担当者の説明に耳を傾け、「すぐに導入を検討したい」という声も多く聞かれ、データの加工方法の詳細など、具体的な質問が多い印象でした。また、カメラではなく、電流センサーを機器に繋げるだけで、どんな機械設備でもIoT化できるシムトップス社のMC-Web CONTROLLERとMotionBoardを連携させ、導入してすぐに効果が体感できるオールインワンIoTソリューションもブースで紹介しました。

製造業向けの新ソリューション:MESOD(メソッド)を紹介

また、ネットワークには接続可能だけれど、生産方式や設備の違いなどにより、製造ラインデータの完全な連携・統合ができていない、という問題のソリューションとして、MESソリューションの中でもっとも頻繁に使用される設備稼働モニタリング、製造モニタリング、設備メンテナンス、品質管理・品質分析の4つをパッケージ化した新製品MESOD(クイックスタートMESアプリケーション)の紹介を行いました。データインターフェイス、データベース、画面テンプレートを1つのパッケージとして提供することにより、一般的なMESソリューションの構築にかかる時間やコストを削減でき、全ての機器をMotionBoardのみで一元管理できる、というのが主なメリットとなっています。

4つをパッケージ化した新製品MESOD(クイックスタートMESアプリケーション)の紹介
設備稼働モニタリング、製造モニタリング、設備メンテナンス、品質管理・品質分析の4つをパッケージ化した新製品MESOD(クイックスタートMESアプリケーション)

去年の出展の際は、IoTで何ができるのか、など情報収集目的の訪問者が多かったのに対し、今年は工場での導入を実際に検討している担当者が多く、IoT化に対する真剣さが読み取れました。

ダウンロード

各種ソリューションの資料は以下よりダウンロード可能です。

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