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経営と現場がつながる!「気付き」を得られるレポーティングの極意

作成日:2023.07.25 更新日:2024.04.03

データ活用においては、現場部門で個別にツール導入やデータ収集・蓄積を行うケースが多く見られます。一方で、経営層が見たいレポートを作成するためには、全社的なデータ収集・可視化の取り組みが必要です。

経営層と現場部門で必要とする情報には、どのような違いがあるのでしょうか。また、なぜ全社的な取り組みやレポーティング環境の構築が必要なのでしょうか。
この記事では、経営と現場がつながる「気付き」を得られるレポーティングの極意を解説します。

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経営と現場、必要とする情報の違い

よくある可視化の取り組み

可視化の取り組みでよくあるのが、それぞれの現場で個別に実施するパターンです。現場部門で可視化を行う理由はさまざまです。監督官庁へ提出するために統計情報をまとめなければならないなど、必要に迫られて実施する場合もあれば、生産・販売の最適化を目的として実施する場合もあります。

可視化の取り組みを進めることは企業にとって重要です。しかし、現場部門で個別に可視化を行うことは、新たな課題を生む原因にもなります。

部門単位で行うデータの可視化だけでは、経営には活かせない

その課題とは「部門単位でデータを可視化するだけでは、経営層が求めている情報につながらない」ことです。

経営層と現場部門が必要とする情報は異なります。経営層では、現場の状況がリアルタイムに見たいという要望があります。しかし、部門単位のデータ分析だけでは、こうした要望には対応できません。

経営層が必要とする情報を可視化するためには、全社的にデータを集約・統合・分析する必要があります。経営と現場のデータがつながることで、今まで見えていなかったことが見えるようになり、気付きを得られるでしょう。 

経営層が見たいレポートとは?

具体的に、経営層が見たい情報とはどのようなものなのでしょうか。

可視化したいデータ

経営層が見たいデータはさまざまですが、最もニーズが高いのは、自社の状況を端的に表す各種経営指標の情報ではないでしょうか。年次・月次の売上や前年度比、ROAやROIC、経費額、売上資本回転率など、自社の経営指標としている内容を見たいという要望があります。

これらの情報は、全社で集計したもののほか、部門別などで確認できることも重要です。気になる指標について部門別やセグメント別、販売品目などの要素別の数字を把握できれば、なぜそのような結果となっているか、原因を分析する際に役立ちます。

また、業界や業種にもよりますが、実施中の重要プロジェクトの状況などもニーズがある情報です。

可視化方法

限られた時間で自社の状況の大枠を把握したい経営層に向けては、Excelなどで集計された数値データだけではなく、グラフなどを用いたダッシュボードやレポートなどにより、見やすい形で情報を提供することがポイントです。

また、全体像を把握したうえで、気になるポイントを深掘りできるよう、ドリルダウンなどの機能により素早く詳細を確認できる仕組みも有効でしょう。

現場部門が見たいレポートとは?

一方で、現場部門が見たい情報とはどのようなものなのでしょうか。

可視化したいデータ

現場部門では、業務改善や売上向上などにつなげるためのデータの可視化を実現したいというニーズがあります。現場によって、具体的に可視化したいデータは異なりますが、担当者やチーム別の売上目標達成状況や、マーケティング施策における投入金額と実施効果の分析、生産計画とその達成状況の確認などが挙げられるでしょう。

可視化方法

現場部門においては、これらのデータをできる限り詳細に分析したいというニーズがあります。結果に対する原因を分析するためには、細部の確認が必要です。ダッシュボードやレポートなどでグラフを用いた可視化も有効ですが、表形式などで細かい数字を確認できるとよいでしょう。集計軸を柔軟に切り替え、見方を変えるような機能も求められます。

また、分析手法も対象データや目的に応じてさまざまです。パレート分析やクラスター分析、ABC分析などの各種手法により分析を行いたいというニーズもあります。

全社的なレポーティング環境整備の必要性

このように、経営層と現場部門が見たいレポートには違いがあります。それでは、どのように可視化の取り組みを進めていくべきなのでしょうか。

経営層が欲しいレポートを作成するためには全社的な取り組みが必要

上述した通り、最大のポイントは「経営層が欲しいレポートを作成するためには全社的な取り組みが必要となる」ことです。具体的には、データの生成などの方法を統一し、一元的に集約することが求められます。

部門単位や現場レベルでの取り組みだけではなく、全社的にレポートを作成できるように進めていかなければなりません。

一元的なレポーティング環境を整備するべき

全社で取り組みを進めるうえでは、一元的なデータ蓄積・分析環境を構築する必要があります。一般的には、DWHやデータベースなどのデータ蓄積環境と、BIツールなどの分析環境を用意します。

これにより、データの分散を防ぐことにつながるほか、前年度の比較なども行いやすくなるでしょう。
 

本質的には、経営と現場で見たいデータはつながっている

ここまで、経営と現場向けそれぞれのレポーティングの違いについて解説してきましたが、実は経営層と現場部門が見たいデータはつながっています。
経営層が見たい経営指標は、現場で収集されているデータを集めて作成されるものです。リアルタイムでデータが共有されることにより、経営層は常に現場の最新データを確認できます。

またBIであれば、集めたデータの切り口を変えることで、経営でも現場でも利用できるレポートを作成できます。データをうまく収集できれば、BIツールを使った可視化の作業は決して難しいものではありません。
Excelでは可視化の切り口を変えたい場合は集計方法の変更やグラフの修正が必要となりますが、BIツールであれば同じ作業も工数をかけずに実施することができます。

MotionBoardとは?

当社では、全社的なレポーティング環境の整備に有効なツール「MotionBoard(モーションボード)」を提供しています。経営層が見たい情報をダッシュボードやレポートで共有しつつ、ドリルダウンにより詳細データも確認できる機能を備えています。

さらに、ABC分析や時系列予測など、現場でのニーズが高い各種分析テンプレートも内包されており、現場での活用も可能です。

各種データベースやExcelなどのファイルなどと連携して、社内に散らばっているデータを組み合わせた分析も可能になるだけでなく、常に最新のデータを確認できる環境を構築できます。全社的なレポーティング環境構築の取り組みにおいて活用できるツールといえるでしょう。MotionBoardの導入により、経営でも現場でも利用できるデータ可視化環境を構築してみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事では、経営と現場がつながる「気付き」を得られるレポーティングの極意として、経営と現場で見たい情報の違いや、全社的なレポーティング環境の必要性について解説しました。

近年では、データ活用に取り組む企業が増えており、競争力の確保・維持のために重要な取り組みとなっています。

現場だけでデータを可視化しても、経営が必要とする情報は見えてきません。一元的なデータ収集・可視化を実現するための環境整備が必要です。

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