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小売業DX担当者、必見!納品書や伝票などの帳票の課題を解決し、業務効率を劇的に向上させる方法

作成日:2025.08.01 更新日:2025.08.08

購買行動の激変や顧客ニーズの多様化、物価の高騰、深刻な人手不足…。小売業を取り巻く環境はいま、かつてない変化の波に晒されています。日々、「従来のままではダメだ…」「何か対策を打たなければ…」と感じているものの、「どこから手を打てば…」とお悩みのご担当者様も多いのではないでしょうか?

この記事では、日々の業務を支える伝票や納品書などの「帳票」に焦点を当て、小売業が抱える課題を徹底解説。さらに、帳票の最適化がもたらす驚くべき効果と、具体的な解決策となる帳票基盤ソリューション「SVF」をご紹介します。

小売業界のDX戦略を加速させるヒントを、見つけてください。

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・小売業では伝票や棚卸表、日報などをExcel手入力で作成するためミスが多い…
・現場の多様なニーズに応えようとするとなかなか電子化ができない…
こんなお悩みがある方は、日本固有の緻密な帳票レイアウトはそのままに帳票の自動作成ができるクラウド帳票サービス「SVF Cloud」を検討してみませんか?

小売業の現場における帳票の課題

近年、小売業を取り巻く環境は大きく変化し、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が叫ばれています。しかし小売業においては受発注、納品、請求、売上管理、在庫管理など日々の業務を支える重要な役割を果たす帳票の存在が、DX推進におけるポイントとなります。

まずは小売業における帳票の課題を、細かく見ていきましょう。

扱う品目が多い

小売業の大きな特徴は、非常に多岐にわたる商品を扱うことです。そのため、商品管理、在庫管理、売上管理、顧客管理、会計処理など、業務の種類に応じてさまざまな種類の帳票が存在します。

これらの帳票は部門ごと、店舗ごとに作成・管理されることも多く、管理部門が全体を把握することが難しいという課題があります。

紙が残りやすい

小売業の現場では、物流業務や現場での指示伝達のしやすさなどを理由に紙の帳票がまだまだ多く使われています。紙の帳票は作成や記入に手間がかかるだけでなく、保管場所の確保や管理にもコストがかかります。また、必要な情報を探すのに時間がかかったり、紛失や誤記入のリスクがあったりするなど、業務効率の低下につながる要因が多く存在します。

紙の帳票はデジタルデータとの連携が難しく、結果として、業務の自動化や効率化を阻害する要因となります。

情報の更新頻度が高い

小売業では商品の価格や在庫数、顧客情報など、日々変動する情報を管理する必要があります。特に生鮮食品を扱うスーパーマーケットや、流行の変化が速いアパレル業界などでは、情報の更新頻度が非常に高い傾向があります。手作業での更新は時間と手間がかかるだけでなく、更新漏れや誤りが発生する可能性も高くなります。リアルタイムな情報更新ができないことは、需要予測の精度低下や機会損失につながる可能性があります。

これらの課題は業務効率の低下だけでなく、顧客への対応の遅れや誤り、機会損失などにもつながり、結果として顧客満足度を大きく損なう原因となります。これらがDX推進の足かせとなり、企業の競争力を低下させる要因となるのです。

「帳票の最適化」による解決策

小売業が前述の課題を解決し、DXを加速するためには、「帳票の最適化」が不可欠です。

帳票の最適化とは、帳票の作成、管理、運用に関わる業務プロセス全体を効率化し、デジタル技術を活用することでデータを最大限に活用できる状態にすることを指します。

具体的には、以下のようなアプローチがあります。

帳票のデジタル化

  • 紙の帳票をスキャナーやOCRなどで電子データに変換、電子帳票システムを導入することで、帳票をデジタル化します。
  • 手書き作業を減らし、データ入力の効率化や正確性の向上を実現できます。
  • 保管スペースの削減効果に加えて、必要な帳票を素早く検索できるようになり、業務効率が向上します。

帳票基盤化

  • 部門やシステムごとに個別管理されている帳票システムを統合し、全社共通のプラットフォームで帳票を管理する仕組みを構築します。
  • 帳票のフォーマットや項目を標準化し、データの整合性を確保できます。
  • システム連携が容易になるため、データを一元的に管理・活用できるようになり、経営状況の可視化や分析に貢献します。

データ活用

  • デジタル化された帳票データをBIツールなどで分析することで、売上動向、顧客属性、在庫状況など、さまざまな情報を可視化できます。
  • データに基づいた客観的な意思決定が可能になり、売上予測、需要予測、マーケティング戦略などに活用できます。
  • 例えばPOSデータと顧客データを組み合わせることで顧客の購買行動を分析し、より効果的な販促施策を立案することができます。

自動化

  • RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などの技術を活用することで、帳票作成、データ入力、集計、配信などの定型業務を自動化できます。
  • 従業員はより付加価値の高い業務に集中できるようになり、生産性向上や働き方改革に貢献します。
  • 例えば売上データを自動的に集計して日報を作成、請求書を自動的に発行・送付することができます。

これらの取り組みにより、小売業は帳票に関する課題を解決し、DXを加速させることができます。

帳票基盤ソリューション「SVF」の紹介

ここからは帳票の最適化を実現するためのソリューションとして、「SVF(エスブイエフ) 」をご紹介します。

SVFは、ウイングアークが提供する帳票基盤ソリューション。小売業をはじめ、さまざまな業種で導入されており、国内シェアNo.1*1、38,000社以上*2の企業や公共機関でご利用いただいています。

*1:デロイトトーマツ ミック経済研究所株式会社発刊 ミックITリポート2024年11月号 「帳票設計・運用製品の市場動向 2024年度版」図表2-3-1
【運用】製品/サービスのベンダー別売上・シェア 推移 2023年度実績
*2:クラウド版とパッケージ版の累積社数(2025年2月末)

SVFは、帳票の設計、作成、出力、配信、管理まで、帳票に関する一連の業務を効率化し、最適化するためのさまざまな機能を提供します。

主要な帳票作成に対応可能

SVFは請求書、納品書、受発注伝票、棚卸表、売上日報、顧客リストなど、小売業で日常的に利用されるさまざまな帳票の作成に対応できます。

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選べる多様な出力形態:

SVFは紙への印刷だけでなく、PDF、Excel、CSVなど、さまざまな形式での出力が可能です 。これにより、帳票の利用シーンや目的に合わせて最適な形式を選択でき、業務の効率化やペーパーレス化を促進します。

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多様化する業務環境への対応:

SVFはオンプレミス環境だけでなく、クラウド環境やモバイル環境でも利用できるため、場所や時間にとらわれずに帳票の作成や閲覧、出力が可能です。

堅牢なセキュリティ

SVFは帳票データを安全に管理するための、アクセス制御や暗号化などのセキュリティ機能を搭載しています。

電子化・ペーパーレス化の実現

SVFは紙帳票の出力だけでなくPDFやExcelといった電子ファイル形式で帳票を出力することで、帳票の長期的な保管を実現します。また、ウイングアークは環境変化に応じたお客様の帳票運用を支援する製品サービスを複合的にご提供しています。

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SVFが実現する「帳票基盤化」のメリット

SVFのもう一つのメリット。それは、現状企業の中で個別に管理されている帳票システムを、拡張しながら共通化できる、「帳票基盤化」による効果です。

システムの中でも特に帳票は、システムごと、拠点ごとに仕組みが独自化し、調達・運用コストが高くなる傾向にあります。

SVFによって帳票基盤化し、システムを一元化することで、ビジネスの変化への迅速な対応とコスト削減の両立が実現できます。また、証跡管理等の情報も一元管理できるため、内部統制にも有効です。

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SVFを小売業で活用するメリット

SVFを小売業で活用することで、以下のような具体的なメリットが得られ、DX推進を加速させることができます。

One to Oneマーケティングの実現

SVFを活用することで、顧客情報に応じて、DMや販促資料、請求書などの内容を柔軟に切り替えることができます。例えば、顧客の購買履歴に基づいておすすめの商品情報を掲載したり、顧客の属性に合わせたクーポンを提供したりするなど、顧客一人ひとりにパーソナライズされた情報提供が可能となり、One to Oneマーケティングを実現できます。これにより、顧客エンゲージメントを高め、売上向上につなげることが期待できます。

業務効率化

帳票内に社印や会社ロゴなどの画像を電子的に埋め込むことができるため、従来の紙の帳票のように押印作業を行う必要がなくなり、業務プロセスを大幅に効率化できます 。また、手書きによる記入作業を減らすことで、記入ミスや転記ミスを防止し、正確性の向上にも貢献します 。

例えば、SVFはラベル印刷が可能。担当者ごとのページ数や総ページ数の表示、さらに担当者ごとの文書分割などができるため、印刷後の仕分け作業にかかる工数を大幅に削減し、作業時間を短縮できます。また、郵政カスタマーバーコードの出力にも対応しており、郵便料金の割引を受けることも可能です。DXの観点では、物流システムなどと連携することで、配送効率の最適化やリードタイムの短縮に貢献できます。

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帳票基盤化によるコスト削減と迅速な対応

これまで部門やシステムごとに個別で管理されていた帳票システムを共通の基盤に統合することで、システム導入、運用、保守にかかるコストを大幅に削減できます。また、市場の変化や顧客ニーズの変化に合わせて、帳票のレイアウトや出力形式などを迅速かつ柔軟に変更できるため、変化への対応力を高めることができます。また、システムのモダナイゼーションを促進し、アジリティの高いシステム基盤を構築できます。

小売業のSVF活用事例

SVFは、小売業において、さまざまな企業で活用されています。これらの事例では、SVFを活用することで、業務効率化、コスト削減、顧客満足度向上、競争力強化、そしてDX推進など、目覚ましい成果をあげています。

株式会社ライフコーポレーション(スーパーマーケット)

<課題>

  • 店舗数の増加に伴う帳票発行業務の煩雑化
  • 手作業による帳票作成・管理に時間がかかり、人的ミスも発生
  • システムごとに帳票が管理されていたため、全社的な情報共有が困難

<SVF導入効果>

  • 帳票システムを共通化・標準化することで帳票作成・発行業務を自動化。作業時間の大幅な削減に成功。
  • Webを利用した帳票配信システムを構築することで店舗からの問い合わせ対応を迅速化
  • 業務効率と帳票の正確性を向上、全社的な情報共有をスムーズにすることで経営判断の迅速化に貢献。

▼導入事例をもっと詳しくみる
店舗や現場に負担をかけない基幹帳票の集中管理と完全ペーパーレス化
オープン化に伴い、早く、効率良く、精度の高い帳票を実現


株式会社ロコンド(ECサイト/ファッション通販)

<課題>

  • 事業拡大に伴い発行する帳票の種類や量が増加し、管理が煩雑に
  • 帳票発行に時間がかかり、帳票のレイアウト変更に柔軟に対応できる仕組みがない

<SVF導入効果>

  • 帳票設計・開発の内製化を推進するとともに、基幹システムとの連携により、データ入力作業を効率化
  • Web帳票システムを構築、顧客自身が帳票をダウンロードできる仕組みを構築することで帳票発行にかかる時間を大幅に短縮、顧客対応の迅速化に成功
  • 帳票設計の内製化により、柔軟な帳票変更に対応するとともにペーパーレス化を推進、印刷コストを削減

▼導入事例をもっと詳しくみる
ECサイトの受注拡大を支える「倉庫管理システム」の核にSVFを採用
1日20種類以上出力される伝票をはじめ帳票作成を内製化し、カスタマイズコストを削減

まとめ

小売業はECの台頭、顧客ニーズの多様化、人手不足など、数多くの課題に直面しています。これらの課題を克服し、持続的な成長を実現するためには、今回解説した帳票の最適化と基盤化によるDXの加速が不可欠です。

SVFは小売業の帳票に関する課題を解決し、企業の成長と発展、そしてDX推進を強力にサポートする最適なソリューションです。帳票の最適化を通じて業務効率化、コスト削減、顧客満足度向上を実現し、変化の激しい小売業界で競争優位性を確立しましょう。

SVFについてさらに詳しい情報やデモの実施、見積依頼などについては、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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