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AI時代のBIツール選定基準とは?機能比較だけでは見えない評価軸をわかりやすく解説

作成日:2026.08.21 更新日:2026.08.21

BIツールは、データ活用や意思決定を支える仕組みとして、多くの企業で導入が進んでいます。一方で、ダッシュボード作成やデータ連携などの機能は、機能比較だけでは違いを判断しにくくなりました。さらに生成AI機能も搭載されはじめ、選定時に見るべき判断基準が大きく変わりつつあります。そこで本記事では、AI時代のBIツール選定で確認したい5つの評価軸や、POCで見落としやすいポイントを解説します。

【無料DL】BIツール選定のポイントとは?


データ活用の重要性が高まる今、BIツールを導入する企業が増えています。
・どのような流れで導入を進めればよいのか分からない…
・自社にはどんなツールが合うのだろうか…
こんなお悩みがある方へ、BIツールを選ぶ上で大切なポイントをご紹介します。

なぜ今、BIツール選定が難しくなっているのか

BIツール選定では、機能表やデモだけでは導入後の使われ方まで判断しにくくなっています。ここでは、機能差の縮小と生成AI機能の広がりによって、選定基準が変わり始めている背景を見ていきます。

 

機能差が縮小し、デモでは違いが見えにくくなっている

現在のBIツールは、基本的な可視化や集計の機能がそろっている製品が多くなっています。デモでは完成したダッシュボードを見ながら操作感を確認できるため、短時間の比較ではどの製品も使いやすく見えがちです。

しかし、導入後の使いやすさはデモ画面だけでは判断しにくいものです。社内にあるデータの形式や部門ごとの指標定義に合わせて、画面や集計条件を調整する場面は必ず出てきますので、最初に作った画面をそのまま使い続けられるとは限りません。

そのため、選定時には見た目のわかりやすさだけでなく、運用が始まったあとの変更作業も見ておきたいところです。軽微な修正を現場側で担える場合と、IT部門や外部ベンダーへの依頼が前提になる場合では、定着のしやすさが変わります。

 

生成AI機能の搭載が進み、選定基準が変わり始めている

近年は、BIツールにも生成AIを使った分析支援や画面作成支援の機能が見られるようになりました。自然言語でデータを質問したり、分析の切り口を得たりできれば、BIツールに慣れていない担当者も使い始めやすくなります。

一方で、AI機能は名称だけでは実力を判断しにくい領域です。試験的に使う段階では便利に見えても、実際の業務で利用していると、回答の根拠や権限管理との関係が問われます。誤った解釈のまま数字が共有されれば、会議やレポートの判断にも影響します。

AI機能を見るときは、自社データで試したときの動きまで確かめるほうが現実的です。BIツール選定では、機能の有無だけでなく、実務で扱える形になっているかを見ていく視点が欠かせません。

 

従来の評価軸(機能評価)の限界

BIツールの機能評価は、候補を絞るうえで役立ちます。ただし、機能表やスペック表だけでは、導入後に現場で使い続けられるかまでは判断しにくいものです。ここでは、従来の機能評価で見落としやすい点を見ていきましょう。

 

チェックリスト型評価では導入後の使いやすさが見えにくい

BIツールの比較では、機能の有無を表にして候補を絞る方法がよく使われます。グラフの種類や接続先、レポート出力の形式は比べやすく、RFP(提案依頼)にも落とし込みやすい項目です。チェックリスト型の評価は、社内で候補を説明する場面でも便利で、機能ごとに丸や点数を付ければ、製品ごとの差を見せやすくなります。

ただし、チェック項目の評価が高いツールが必ずしも現場に合うとは限りません。BIツールは導入後にも、データの追加や画面の見直しが発生します。最初に用意したダッシュボードだけで、すべての業務が回るケースは多くありません。

例えば、会議資料に使う売上画面を作ったあと、部門から前年同月比も見たいと言われるケースです。その修正を現場で担える場合と、IT部門の作業になる場合では運用の手間が変わります。機能一覧では同じように見えても、日々の使いやすさには差が出ます。

 

POCで動いても本番運用でつまずくことがある

POCでは、限られたデータと利用者でBIツールを試すことがほとんどです。そのため、短期間で画面を作り、操作感を確認するには向いています。

一方で、本番運用では条件が変わります。扱うデータが増え、利用部門も広がり、権限設定やデータ更新のタイミングも、実運用に合わせて調整しなければなりません。POCで作った画面が見やすくても、そのまま全社展開に耐えるとは限らないということです。データ更新後の確認や画面変更の依頼が増えると、IT部門や一部の担当者に作業が集中してしまうでしょう。

そのため、POCではきれいな画面を作るだけでなく、導入後の流れも短く再現しておくほうが現実的です。現場が数字を見て判断し、必要な修正をどのように反映するのかまで試すと、運用時の負荷が見えやすくなります。

AI時代に見るべきBIツール選定の「真の評価軸」5つ

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機能表やPOCで候補を絞っても、導入後に使い続けられるかまでは判断しにくいものです。ここでは、定着支援力、現場適合性、AI活用の実用性、TCOの予測可能性、内製化・自立運用のしやすさの5つの軸で見ていきましょう。

評価軸確認すること見落とした場合に起こりやすいこと
定着支援力導入後に使いこなせる状態を作れるか利用部門に広がらず、一部の担当者だけが使う状態になりやすい
現場適合性日常業務に組み込めるかExcelや既存帳票に戻り、BIツールが使われにくくなる
AI活用の実用性生成AI機能を実業務で使えるかAI機能が試験利用にとどまり、業務判断に使いにくくなる
TCOの予測可能性総保有コストを見通せるか部門展開後に費用が増え、社内調整が難しくなる
内製化・自立運用のしやすさ事業部門が自走できるかIT部門や外部ベンダーに依存し、改善が遅れやすくなる

 

評価軸1:定着支援力|導入後に使いこなせる状態を作れるか

BIツールは、導入しただけでは社内に定着しません。最初のダッシュボードを作って終わりではなく、利用部門が増えたあとも使い方を広げていく運用が必要です。

ここで見ておきたいのが、導入後の支援体制です。操作方法の問い合わせに対応してもらえるだけでは、社内展開を続けるには足りないことがあります。例えば、これまでExcelで作っていた月次資料をどの画面へ移すのか、利用部門を広げるときにどう教えるのかまで相談できると、現場の利用は止まりにくくなるでしょう。

サポート窓口やカスタマーサクセス、学習コンテンツの範囲は、選定段階で確認しておきたい項目です。サポート品質や顧客満足度の実績を示している製品であれば、導入後の支援体制も評価しやすくなります。

 

評価軸2:現場適合性|日常業務に組み込めるか

BIツールは、日々の業務の中で数字を確認し、次の判断や作業につなげる画面として使われてこそ価値が出ます。

現場に合わないBIツールは、次第に使われなくなってしまうでしょう。例えば、画面を見るまでの手順が多い場合や、必要な数字にたどり着くまで時間がかかる場合、担当者は慣れたExcelや既存帳票に戻りがちです。

BIツールの選定時には、閲覧だけでなく、データ入力や業務アプリケーションとして使える範囲も見ておくことが大切です。確認した内容を別のツールへ転記しなければならないようでは、現場の手間が残ってしまいます。画面で見た情報をその場で次の作業につなげられるかが、現場適合性を大きく左右します。

 

評価軸3:AI活用の実用性|生成AI機能を実業務で使えるか

生成AI機能は、BIツール選定で注目されやすい項目です。ただし、AI機能があることだけで評価はできません。

例えば、チャット形式でダッシュボードを作れたり、データからインサイトを得られたりすれば、利用の幅が広がります。しかし、業務で使うには、回答の根拠を追えることが前提です。どのデータをもとにしているのかがわからなければ、会議資料や報告書には使いにくくなります。また、部門や役職によって見られるデータが違う場合は、権限管理との整合も欠かせません。

AI活用の実用性は、デモの印象だけでは判断しにくい領域です。自社データを使った検証の中で、回答の根拠や権限設定との関係を見ておくと、業務利用に進められる範囲を判断しやすくなります。

 

評価軸4:TCOの予測可能性|総保有コストを見通せるか

TCOは、ツールを保有し続けるためにかかる総費用を見る考え方です。

「TCO」とは、Total Cost of Ownership(総所有コスト)の略称で、情報システムの導入、運用、保守などにかかる総経費をいいます。

引用: 経済産業省「平成28年 情報処理実態調査」

BIツールの費用は、初期費用や月額料金だけで決まるものではありません。利用部門が増えたときのライセンス費や、運用支援にかかる費用も含めて見ておく必要があります。BIツール選定では、オンプレミスとクラウドの選択肢、ライセンス体系、利用拡大時の費用変化を見ておくと、数年単位の運用費を比較しやすくなります。

 

評価軸5:内製化・自立運用のしやすさ|事業部門が自走できるか

BIツールの運用を外部ベンダーや一部のIT担当者に頼りすぎると、変更のたびに待ち時間が生まれ業務が中断する可能性があります。そのため、BIツールの運用では内製化が重要です。

内製化を進めるには、専門知識がない担当者でも扱いやすい設計が必要です。画面作成のしやすさや、操作を学ぶための教材があれば、外部ベンダーの運用を少しずつ社内に移していけます。

自社のIT部門が権限やデータ基盤を管理し、事業部門が日々の画面や指標を扱うなど、役割分担を作りやすいツールであるかも見ておきたいポイントです。

 

評価軸を使ったBIツール選定プロセスの実践ガイド

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BIツール選定では、製品を比べる前に自社の運用を整理しておくことが大切です。ここでは、5つの評価軸をRFPやPOCに反映する流れを3つのステップで解説します。

 

ステップ1:自社の「定着失敗リスク」を棚卸しする

BIツールを選ぶ前に必要なのが、社内でデータ活用が定着しにくかった要因を棚卸しすることです。既存のBIツールやExcel帳票が十分に使われていない場合、その背景を整理すると、今回の選定で見るべき点が明確になります。

例えば、月次会議の資料をExcelで作り直していた場合です。BIツールの画面があっても、会議で使う粒度と合っていなければ、担当者は慣れた方法に戻りやすいでしょう。画面修正が特定の担当者に集中していた場合も、同じ運用のままでは負担が残ります。

こうしたリスクを先に把握しておくと、操作性や価格以外の条件も見えやすくなります。

 

ステップ2:RFPに運用面の条件を盛り込む

RFPでは、機能要件に目が向きやすくなります。接続できるデータソース、作成できるグラフ、出力できるレポート形式などは比較しやすい項目です。一方で、導入後の定着に関わる条件は抜けやすい傾向があります。サポート体制、教育メニュー、権限管理、費用の増え方は、製品が現場で使われるかどうかに関わる要素です。

RFPには、部門展開時の教育支援や、画面修正を社内で担うための支援範囲も入れておきます。利用者やデータ量が増えたときの費用変化も確認しておけば、TCOを見通しやすくなるでしょう。

また、運用面の条件を盛り込むと、機能表では同じように見える製品の違いも判断しやすくなります。

 

ステップ3:POCでは実際の業務に近い流れを試す

POCでは、導入後に使う業務の流れを再現すると、現場に合うかどうかを見極めやすくなります。

例えば、月次会議で使うダッシュボードを想定します。会議前に数字を確認し、指標の定義を見直し、必要に応じて表示項目を変えるといった流れを試しておくと、画面を見るだけではわからない運用負荷が見えてくるでしょう。

生成AI機能を評価する場合も、同じように実務に近い条件で確認します。自社データを使い、回答の根拠を追えるか、権限設定と矛盾しないかを確かめることで、業務に組み込める範囲を判断しやすくなります。

 

BIツール選定の評価軸で見る導入事例

ここまで見てきた評価軸は、実際の導入事例でも確認できます。ヤンマー建機株式会社の事例では、生成AIの活用、属人化した業務の見直し、現場で使い続けられる運用づくりが大きなポイントになっています。BIツールを選定するときに、機能だけでなく導入後の使われ方まで見る重要性がわかる事例です。

 

属人化した生産計画業務を見直した事例

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ヤンマー建機株式会社は、ヤンマーグループの一員として油圧ショベルやローダーなど小型建設機械の開発・生産・販売をグローバルに展開する企業です。世界各地の多様な顧客ニーズに応えるため、海外向けを含めた製品仕様は約7,000種に上る多品種生産を行っています。

同社では、膨大な制約条件を考慮した生産計画の策定をベテランの経験と知識、そして膨大なExcel作業に頼っており、業務の属人化と作業負荷の増大が深刻な課題となっていました。また、高度な専用システムの導入はコストやマスタ整備のハードルが高いという懸念もありました。そこで同社は、既存の知見を活かしつつ生成AIで柔軟に課題を解決できる「MotionBoard」と「Dr.Sum」を導入し、AI時代の新しい現場主導のDXを実現したのです。

 

課題

  • 多品種生産に伴う複雑な制約条件への対応
  • Excelによる手作業の生産計画策定(毎日5~6時間)
  • 熟練者の経験に依存した計画業務の属人化

約7,000種の仕様に対応する生産計画は、熟練者がExcelで色付けやコピー&ペーストを繰り返し、毎日5時間以上かけて策定していました。制約条件の判断が言語化しにくい暗黙知となっていたため、特定担当者に業務が集中し、休暇取得も困難な状況でした。また、営業部門からの急な変更要求にも迅速に対応できず、欠品や在庫過多を招くリスクという経営課題も浮き彫りになっていました。

 

「Dr.Sum」と「MotionBoard」導入の効果

  • 生産計画の策定時間を50%以下に短縮
  • 熟練者のノウハウをプロンプト化し形式知化
  • AIと人間が協調する新しい業務フローの構築

生成AIによる自動作成と人間による微調整を組み合わせることで、策定時間は従来の半分以下に短縮されました。Excelでの前準備作業も不要となり、業務効率が飛躍的に向上しています。言語化困難だった熟練者の思考プロセスをAIへのプロンプトとして抽出したことで、属人化が解消され、若手育成への道筋も立ちました。今ではBIツールの枠を超え、現場が自走する業務アプリとして定着しています。

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MotionBoardが選ばれる理由|5つの評価軸で見る特徴

BIツールを選ぶときは、機能の多さよりも、導入後に使い続けられるかを見極めることが大切です。現場で使われる画面になるのか、社内で改善を続けられるのか、利用部門が増えても運用できるのかまで見ておく必要があります。

MotionBoardは、累計導入社数4,100社以上、顧客満足度4年連続No.1国産BIツールです。(※1)ここでは、先述した5つの評価軸に沿って、MotionBoardを選定候補として検討しやすい理由を見ていきます。

※1 日経コンピュータ 2025年9月4日号 顧客満足度調査 2025-2026 データ分析・活用基盤ソフト/サービス部門 1位

 

定着支援力の観点で見るMotionBoardの支援体制

BIツールは、導入後に利用部門が増えるほど運用面の課題が見えやすくなります。画面変更の相談や操作方法の問い合わせ、部門ごとの使い方の違いなどが積み重なるためです。社内の一部担当者だけが支える運用では、活用が広がるほど負担も増えていきます。

その点で、MotionBoardは導入後の社内展開を考えやすい製品です。ウイングアーク1stには、利用者向けの学習・活用支援プログラム「Customer Success Academy」をはじめ、利用者が学びながら活用を広げるための環境があります。担当者が操作を調べられるだけでなく、部門展開や活用のヒントを得やすいことは、定着を進めるうえで支えになります。

さらに、ウイングアーク1stのカスタマーサポートは、HDI-Japanのクオリティ格付けで三つ星評価を獲得しています。これはMotionBoard単体の評価ではなく、ウイングアーク1stのサポート品質に関する評価ですが、BIツールを長く使う企業にとって、提供企業の支援品質は判断材料になるでしょう。

 

現場適合性の観点で見る業務への組み込みやすさ

MotionBoardでは、売上や在庫などの数字を見ながら、担当者のコメントや確認結果を同じ画面で扱えます。例えば、店舗別の売上を確認した担当者が、売上が伸びた理由や欠品の有無を画面上に残すといった使い方が考えられるでしょう。

MotionBoardは、データの可視化に加えて、データ入力や柔軟な画面設計にも対応しています。業務に必要なアプリケーションをノーコードで作成できるため、ダッシュボードを「見るための画面」だけで終わらせず、日々の確認や判断に使う画面として設計しやすいBIツールです。

MotionBoardを選定候補にする場合は、POCで実際の業務に近い使い方を試すとよいでしょう。店舗、拠点、製造現場などで使う指標をもとに、数値の確認からコメント入力、確認結果の共有までを同じ画面で扱えるかを確認すると、自社の運用に合うかを判断しやすくなります。

 

AI活用の実用性の観点で見る業務への取り入れやすさ

MotionBoardでは、生成AIを活用して、見たい数字や分析したい切り口からダッシュボード案を作成できます。

売上、在庫、案件、設備稼働などの指標は、部門ごとに見方や判断基準が異なります。そのため、生成AIで作成した画面も、自社の指標やデータ定義に合わせて調整していくことが大切です。最初の案を短時間で可視化できれば、利用部門とIT部門の認識をそろえながら画面を整えやすくなるでしょう。

POCでは、自社データを使って、画面作成のしやすさだけでなく、回答の根拠や権限管理との整合も確認します。生成AIの便利さと運用上の確認点をあわせて見ておくことで、AI活用を業務に取り入れられるか判断しやすくなります。

 

TCOの予測可能性の観点で見る展開のしやすさ

MotionBoardは、クラウド版とオンプレミス版を選べるため、自社の運用方針に合わせて検討しやすい製品です。

スモールスタートを重視する場合と、既存システムやセキュリティ方針に合わせて社内管理を重視する場合では、適した運用形態が変わります。このような選択肢があることは、IT部門が稟議や社内調整を進めるうえでも説明しやすくなります。

また、データ量に関わらず一定のコストで利用できる点も特徴の一つです。大量データを扱う企業や、利用部門を段階的に広げたい企業にとっては、費用を見通しやすい材料になるでしょう。

一方で、保存容量の追加や一部機能には別途条件があります。選定時には、利用者数、接続先、保存容量、展開範囲を含めて複数年で試算することが大切です。費用の前提を早い段階でそろえておくと、導入後の利用拡大も社内で判断しやすくなります。

 

内製化・自立運用の観点で見る社内展開のしやすさ

MotionBoardは、社内で広げていく前提で検討しやすい製品です。画面作成や日々の利用を社内で進めやすく、学習コンテンツも用意されているため、利用部門がデータ活用に関わる範囲を少しずつ広げられます。

運用時には、権限やデータ基盤をIT部門が管理し、事業部門が日常業務で使う画面や指標を扱う分担が考えられます。役割を分けておくことで、現実的な運用を描きやすくなるでしょう。

POCでは、完成したダッシュボードの見やすさだけでなく、社内の誰がどこまで扱えるかを確認します。画面作成、権限管理、データ接続、変更時の対応範囲を分けて試すことで、MotionBoardを自社で使い続けられるかを判断しやすくなるでしょう。

 

まとめ

BIツール選定は、機能表や価格表による比較から始まります。ただし、基本機能の差が見えにくくなり、生成AI機能も広がる中では、導入後に使い続けられるかまで見ておくことが大切です。定着支援力、現場適合性、AI活用の実用性、TCOの予測可能性、内製化・自立運用のしやすさを確認すれば、機能比較だけでは見えにくい運用面の負荷を把握しやすくなるでしょう。MotionBoardを候補にする場合は、自社の業務に合うかを資料や無料トライアルなども合わせて確認してみてください。

 

BIツール選定に関するFAQ

 

BIツールを選定するときに最初に見るべきポイントは何ですか?

最初に、自社の利用場面を整理します。誰が、どの業務で、どの数字を使うのかを明らかにすると、必要な機能や運用条件を判断しやすくなります。

 

BIツールの比較では、機能以外に何を確認すべきですか?

定着支援、現場適合性、AI活用、TCO、内製化のしやすさを確認します。機能表で同じように見える製品でも、導入後の運用負荷は変わるためです。

 

AI搭載BIツールを選ぶときの注意点は何ですか?

画面生成や要約の便利さだけで判断しないことです。回答の根拠を追えるか、権限管理と矛盾しないか、自社データで意図した結果が出るかを確認します。

 

BIツールのPOCでは何を確認すべきですか?

ダッシュボードを作れるかだけでなく、実際の業務に近い流れを試します。現場で使われるか、修正や共有にどれくらい手間がかかるかを確認するとよいでしょう。

 

BIツール選定で失敗しやすいポイントは何ですか?

機能や価格だけで判断し、導入後の運用を十分に確認しないことです。利用部門への展開、画面変更の手順、サポート体制まで見ておくと、導入後のつまずきを減らしやすくなります。

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