ウイングアークの「invoiceAgent」 による、Peppolに対応した配信と受領の仕組みのご紹介
2023.08.15

前回は、Peppolについて、Peppolの利用における課題とその解決策についてウイングアークの「invoiceAgent」でできることの概要をお伝えしました。
今回のコラムでは、「invoiceAgent」による、Peppolに対応した配信と受領の仕組みについて、具体的にご紹介いたします。
Peppolとは?Peppolの詳しい解説や電子インボイス対応の始め方についてはこちらの電子帳票ナビで詳しく紹介しています。
https://www.wingarc.com/chohyo-navi/peppol.html
目次
invoiceAgentによるPeppolに対応した配信と受領の仕組み
Peppolネットワークを利用した配信
- 配信方式
配信については、基幹システムからCSVで請求データを渡しますが、「自動配信」と「個別配信」の二つの配信方式を提供します。Peppolの配信量が多くなってくるとシステムと連携させて自動で送りたい要望が出てくると思います。特定任意のフォルダーにCSVを配置していただければ「invoiveAgent」側でそれを取り込んで、自動配信が可能です。
また、初期の段階では特定の取引先からPeppolで送ってほしいというニーズも想定されます。その場合は「invoiceAgent」の画面上から請求データを取り込み、手動配信していただく方式も提供しております。
- 配信管理
配信管理については、「invoiveAgent」内で配信先情報とそれに紐づくPeppol IDや通知先のメールアドレスが管理できます。
またPeppolネットワークの中では、相手先のアクセスポイントまでデータが届いたらそこで完了というステータスになりますが、相手方に「invoiveAgent」の私書箱でPeppolデータを受け取ってもらう場合は、実際にその帳票をダウンロードしたかどうか、Web表示したかどうかといったようなステータスまで追えるような機能を提供していきます。
仮にお取引様がまだ請求書をダウンロードしてないというステータスであれば、自動でリマインドメールを送ることも可能であり、請求業務の負担を軽減できるようになっております。
- 無料私書箱
取引先が他社のアクセスポイントをご利用いただいてる場合も届けることが可能ですし、またアクセスポイントの契約がなく、受け取りの手段がない場合には、無料の私書箱を提供いただくことができます。取引先のPeppol IDの取得も、ウイングアーク側でカバーいたしますし、適切な担当者への通知も機能として提供し、取引先側のデータの保管にも対応します。
- データ変換
受け取っていただいたJPPINTはそのままでは現場担当者が判断しずらいケースが想定されるため、データ変換の機能として、JPPINTから帳票イメージに変換してダウンロードいただいたり、もしくは取引先システムに取り込みやすいCSVの形に変換してダウンロードいただく機能も提供します。
Peppolネットワークを利用した受領
- 受領文書の管理
受け取ったPeppolのデータは、取り先ごとに振り分けて管理して、適切な業務担当者に通知を行うことができますし、データの電子帳簿保存法報準拠の保管といったものも「invoiveAgent」でカバーし、ダウンロードの際には、先ほどのご説明と同様に帳票イメージに変換したり、CSVでダウンロードすることもできます。
- 無料私書箱について
取引先がPeppol IDを持っていないケースにおいても、無料の私書箱でID登録をいただくことができますので、取引先がCSVであったり、入力フォームから請求データを入れて、Peppol配信していただくことができます。
ERPベンダー、会計パッケージベンダーとの連携
invoiceAgent 電子取引はPeppolを含む様々な取引文書の送受信サービスを統合的に提供することができるため、Peppolネットワークを利用した送受信サービスを拡張提供したいERPベンダー、会計パッケージベンダーに対し、有効なソリューションを提供可能です。
詳細は以下よりお問い合わせください 。
https://pg.wingarc.com/mkto-form-2543A1.html