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本音で答える!PeppolにまつわるQ&A【活用準備編】

法対応更新日:2024.11.26

昨今業務効率化やペーパーレス化を目的とし帳票配信を電子化する動きが活発化していることや、202310月に施行されたインボイス制度によって増えた業務負担の削減を理由にPeppol(ペポル)導入検討を進める企業増えてきました。 

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実際に、2023年にウイングアーク1st株式会社が実施した調査によると、50%以上の企業で「Peppolを介したデジタルインボイスの取引を検討している」ことがわかっており、関心の高さがうかがえます。
一方で実際にPeppolが有効活用される段階まで進んでいる企業はまだ一握りで、その実態がわからない」「今後、本当に活用が進むのかと疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか

この記事では、Peppolに関してよくいただく質問などを取り上げながら、活用の実態について本音ベースで解説していきます。
Peppolの概要については、「「Peppol(ペポル)」とは?インボイス制度との関係やデジタルインボイスのメリット、対応方法を紹介!の記事にて詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。 


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Q: Peppolは本当に普及するのでしょうか? 例えばEDIのように、限られた取引間での利用になってしまうのではないですか。 

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A: 
Peppolを利用した取引はEDIとは異なりデータとネットワークが標準化された規格を前提にした仕組みであるため、どの企業でもPeppolに対応したシステムを利用すれば容易にデジタルの請求書のやり取りが可能です。

Peppolは、特定の数社が使い始めればよいものではなく、利用企業が増えれば増えるほど利用している企業への効果も拡大していくため、Peppolでの取引が一般化するまでには少々時間がかかること予想されます。 
ですが、長期的には企業全体および日本の労働生産性にも多大な効果を見込めると想定できるので、普及していく可能性が高いと考えられます。

Q:今のところ、あまりPeppolを利用するメリットを感じられません。誰にとって良いものなのでしょうか?​​ 

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A: 
Peppolを利用することにより、請求書等を受領する側の企業担当者の業務負担の軽減や、人為的なミスの削減によって生産性が向上する点がメリットです。 

これまでの紙やPDFの請求書では、受け取った後にOCRや人力でデータ化するという作業負担と精度には限界がありました。しかし、Peppolに対応したデジタルインボイスであれば、受領側でのデータ入力の手間やデータ自体の精度を気にする必要はなくなります。 
さらに、受領側は商取引データと自動的に突き合わせて振り込みまで自動化でき、一方の送り側は請求書に対応する入金があったかどうかを自動で確認できる「入金消込の自動化」を実現する可能性を秘めています。 

企業活動においてすべての企業が請求書を送付・受領していることを考えれば、あらゆるビジネスパーソン向けにメリットがあるといえるでしょう。

Q: Peppolは大企業が対応するものというイメージですが、中小企業でも利用するメリットや価値はあるのでしょうか?​ 

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A:  
大企業だけが対応するというイメージは間違いですが、一般的に大企業は取引先数が多いためデジタル化することのメリットが大きいのは事実です。 

しかし、中小企業においては請求処理を行う経理担当の人員リソースが限られていたり、担当者は経理業務以外にも業務があったりするなど置かれている環境は様々です。 
そのような状況において、デジタルインボイスの利用は月末月初の請求に関係する業務の効率化につながるため、メリットを享受できるものと考えられます。

Q: Peppolの利用には、費用や手間もかかるのではないですか?​​ 

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A: 
Peppolという規格自体には費用は発生するものではありませんが、Peppolを利用するための製品・サービス利用には費用が発生するもの・しないものがあります。Peppolデジタルインボイス対応済みサービスの一覧はこちらからご確認ください。

導入の手間についてはサービスごとに異なりますので一概に言及が難しいですが、導入の手間以上の効果が得られるケースが多いです。
ウイングアーク1stが提供する「invoiceAgent 電子取引」のご利用中およびご検討中の方は、無償のPeppolアセスメントサービスによってPeppolの導入効果を評価することができますので、まずは自社の業務負荷削減にどれくらい役立てられそうか体感していただくことをおすすめします 

Q: 利用開始にあたって何を準備したら良いのでしょうか? 

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A: 
請求書を発行・受領する仕組みがPeppolに対応予定かを確認すると良いでしょう。非対応の場合は別のソリューションで補うことができるか確認が必要です。 

請求書の発行・受領・管理が複数のシステムにまたがってしまうと、管理や運用が非常に煩雑になり、業務効率の悪化を招く可能性があります。 
取引先に応じて、Peppolだけでなく郵送やWeb配信等の複数の手段が提供されているシステムを選ぶと、上記のような課題を解決できるのでおすすめです 

Peppolへの対応は「invoiceAgent」におまかせ!

ウイングアーク1stはPeppolサービスプロバイダーとしてデジタル庁に認定されており、Peppol経由のデータ送受信に必要なアクセスポイントを提供可能です。 
数あるPeppol対応サービスの中で、invoiceAgent(インボイスエージェント)がおすすめな理由を紹介します。

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電子帳簿保存法とPeppolに対応 

「invoiceAgent 電子取引」は、電子帳簿保存法の要件を満たすソフトウェアに与えられる「JIIMA認証」を取得しているだけでなく、Peppol経由のデータ送受信に対応可能です。 

invoiceAgent」単独でPeppol対応が可能なので、すでに利用している業務システムがPeppolに対応していなくても、Peppolフォーマットへの変換やPeppolネットワーク経由のデータ送受信が可能です。 
そのため、電子帳簿保存法とPeppolに対応しつつ、デジタルインボイスへの切り替えを実現することができます。 

請求書の送受信をひとつのプラットフォームで実現 

invoiceAgent 電子取引」は、法人番号をベースに取引先を管理する仕組みとなっており、取引先ごとに私書箱が開設されます。 
複数の取引先との請求書のやり取りを「invoiceAgent 電子取引」上で完結することが可能になり、企業間取引の迅速化を実現します。

現場や取引先の負担を抑えて導入可能 

現場や取引先の負担を抑えつつ導入できる点も「invoiceAgent 電子取引」の特長です。 
PDF化した請求書などの帳票を「invoiceAgent 電子取引」にアップロードするだけで送受信を行えるため、既存の帳票フォーマットを変更する必要はありません。 
さらに、郵送サービスを利用することで、書面でのやり取りを希望する取引先についても柔軟に対応することが可能です。 

まとめ 

今回は、Peppol に関する情報収集、活用準備段階においてよくある質問を取り上げ、解説しました。 
まだ運用が本格化している企業が少ないため、Peppolの利用実績に関する情報が少なく、実態をつかむのも難しい状況かと思います。 

ウイングアーク1stでは、Peppolを介したデジタルインボイスの発行・受領の両方において実利用を開始しているため、Peppolの活用に向け役立つ情報を今後も実態に即して発信してまいります。 

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