「invoiceAgent AI OCR」はどんなサービス?
「invoiceAgent AI OCR(インボイスエージェント AI OCR)」は、紙文書のデータ化を実現する帳票データ化ソリューションです。
高精度な5つのOCR/AI OCRエンジンを搭載しており、読み取り文書の種類や様式にあわせて最適なOCR/AI OCRエンジンを選択することができます。
また、1つの読み取り文書に複数のOCR/AI OCRエンジンによる処理を実行し、結果を比較するデータコンペア機能も搭載。
さらに、「位置指定型」と「項目指定型」という2通りのフォーマット定義が可能で、読み取り文書の歪みや傾きを自動補正する機能も備わっています。
このような特徴により、活字・手書き文字を問わず高精度かつ効率的に紙文書をデータ化することが可能です。
「invoiceAgent AI OCR」の評判・口コミをチェック!
では、「invoiceAgent」のOCR/AI OCR機能について、法人向けIT製品比較サイト「ITトレンド」に掲載されているユーザーからの評判・口コミをご紹介します。
(1)情報処理・SI・ソフトウェア業のユーザーからの評判・口コミ
ひとつめは、OCRの精度や、外部サービスとの連携性について高く評価しているユーザーレビューです。
OCR機能がほかの類似サービスと比較して精度が高く、使い勝手が良いと思います。外部クラウドサービスとの連携もスムーズです。
(出典元:インボイス制度には必須の機能が充実している | invoiceAgent|ITトレンド)
(2)製造業のユーザーからの評判・口コミ
ふたつめは、AI OCRとRPAの活用によりコスト削減や入力ミスなどのリスク低減に効果を実感しているユーザーレビューです。
AI OCRにより手書き文字も高精度に読み取ることができるので、様々な種類の書類を自動でデータ化することが可能です。
(中略)
OCRで読み取った情報をデータ出力し、RPAツールを使用して基幹システムへの自動連携が可能になりました。コスト削減や入力ミスなどのリスク低減を実現できました。
(出典元:手書き文字も高精度にデータ化できます | invoiceAgent|ITトレンド)
(3)卸売・小売業・商業のユーザーからの評判・口コミ
次のユーザーレビューは、「invoiceAgent」の具体的な活用方法を紹介してくれています。
invoiceAgentとRPA、Webデータベースを組み合わせて以下のようなことを実現しています。 紙の申請書を遠隔地から複合機でスキャンすることにより、invoiceAgentに自動的に取り込み、OCR変換し、各エリア毎の担当者に自動的に通知。
エリアの担当者OCR変換結果のレビューを完了し、invoiceAgentからRPAに自動通知メールを送信。 RPAは通知受信後、APIを介して、invoiceAgentから申請書データを受信、加えて社内システムか申請者のメールアドレスや所属情報などを取得してWebデータベースに登録。
管理者はWebデータベース上で申請書を承認。 データ化されることにより、紙の移動・保管・転記作業がなくなり、今まで実施ができてなかった各種チェック(異動・退職・有効期限チェック)が自動で行えるようになりました。
(出典元:関係者間での紙の回付、転記入力・紙保管作業がなくなりました | invoiceAgent|ITトレンド)
「invoiceAgent AI OCR」導入企業の声
続いて、ウイングアーク1stが実施した導入企業へのインタビューのなかから、「invoiceAgent AI OCR」に対するお客様の声を一部紹介します。
ミルシートの検索性向上により業務負担を削減(今井金商/卸売・小売業)
北海道全域をカバーする総合建材商社である今井金商株式会社は、「invoiceAgent AI OCR」と「invoiceAgent 文書管理」を導入してミルシート(鋼材検査証明書)の管理を効率化することに成功しています。
鉄鋼製品の流通業者は、メーカーが発行したミルシートを適切に保管し、販売後には需要者の求めに応じてミルシートのコピーを転送する必要があります。同社では、主に紙媒体で受領するミルシートをPDF化して共有フォルダに保存する運用体制を取っていましたが、保存件数が多いため読み込み時間がかかり、印刷・押印の手間も小さくありませんでした。
そこで同社は、「invoiceAgent」でミルシートの保管から印刷・押印までを完結させる構想を検討開始。
PDF形式のミルシートをOCR機能でデータ化して適切なフォルダへと自動振り分けを実行し、印刷対象のミルシートを選択すると取引先の要件に応じて印影が付与されたPDFが印刷対象用のフォルダに格納され、一括で印刷を行える仕組みを構築することを決定しました。
札幌本店で「invoiceAgent」の利用が始まって約1年が経過し、同社ではミルシートを出力する作業の負担が目に見えて軽減していると実感。
実際に「invoiceAgent」を利用している同社の東海林氏は、ミルシート出力における効果について以下のように評価しています。
「以前なら他部署の手伝いも依頼して10人体制だったような量でも、今では多くて1〜2人で完了できていますから、その差は歴然です。」
札幌本店で成果を得た同社では現在、支店への展開を決定して準備を進めるなど、「invoiceAgent」のさらなる利用拡大に取り組んでいます。
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RPAとの連携でデータエントリー業務を効率化(将軍ジャパン/サービス業)
理美容店舗の運営やフランチャイズ展開を軸に多角的に事業を手掛ける株式会社将軍ジャパンは、「invoiceAgent AI OCR」を活用して営業日報の処理業務を効率化することに成功しています。
電子帳簿保存法への対応について検討するなかで「invoiceAgent」の存在を知った同社。「invoiceAgent」について理解を深めていくと、当初の目的であった法対応だけでなく、停滞しがちであった請求書承認業務の電子化も実現することがわかりました。
さらに、同社では各店舗からFAXで届く営業日報を外部AI OCRサービスとRPAツール「UiPath」を用いて突合処理を行っていましたが、AI OCRによる読み込み工程を「invoiceAgent AI OCR」で置き換えられることも判明。
これにより同社は、「invoiceAgent」による電帳法対応と請求書承認業務の電子化、そして営業日報処理業務におけるAI OCRの置き換えを決断しました。
電帳法対応および請求書処理業務の電子化については現在(2023年10月時点)も稼働に向けて準備が進められており、営業日報処理業務においてはAI OCRのリプレイスが完了。
従来は2人体制で約4時間かかっていた突合処理が、担当者1人で約1時間30分で完了するようになるなど大幅な業務効率化を実現しています。
実際に突合処理を実施してきた同社の宮崎氏は「経理になくてはならないシステム」と評価し、取締役社長兼COOである丹波氏は「従業員の不足に対応できるシステム」と語っています。
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年間5,000時間分の業務負担を削減(スルガ銀行/金融業)
静岡県・神奈川県を中心に国内118店舗を展開するスルガ銀行株式会社は、「invoiceAgent AI OCR」を導入して書類のデータ化業務を効率化することに成功しました。
同社では、「継続的顧客管理」の一環として「お客さま情報確認書」を顧客に郵送して回答を収集し、そのデータをCRMシステムで管理しています。
回答の収集方法は、スマートフォンで回答してもらう方法と、手書きで回答を記入して返送してもらう方法の二通りがあり、収集した手書き回答をデータ化する作業の負担が大きな課題となっていました。
この課題を解消するため、同社はAI OCR製品の導入を検討開始。「invoiceAgent AI OCR」を選択した理由について、同社の中島氏は以下のように述べています。
「invoiceAgent AI OCRが優れていたのは、文書の向きが多少斜めになっていたり、歪んだりしている画像ファイルでも、ファイル内の文字をしっかりと認識できる点です。これならば運用の実務に十分耐えうると判断しました。」
「当行の“お客さま情報確認書”では、回答の形式としてチェックボックスにチェックを入れるタイプのものや自由記述形式のものなどが混在しており、単一のOCRエンジンでは、すべての項目の回答を正しく認識することが困難です。それがinvoiceAgent AI OCRの場合、4つのOCRエンジンによって多様な形式の手書き回答を高精度で認識できます。このようなOCR製品は他に例を見ないといえるでしょう。」
「invoiceAgent AI OCR」の運用開始後、課題であった手書き回答のデータ化作業の負担は大幅に軽減し、同社の安藤氏はその効果について以下のように語っています。
「invoiceAgent AI OCRの活用によって、手書き回答のデータ化に要する工数・時間を、手作業で行う場合の6分の1程度に圧縮できました。仮に、手書き回答が記載された“お客さま情報確認書”の月間処理件数が1,000件とすると、(手作業による処理に比べて)月間で420時間分、年間で5,000時間分の作業負担が軽減される計算になります。」
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「invoiceAgent AI OCR」が選ばれる理由
ここまでみてきたユーザーの声を踏まえて、「invoiceAgent AI OCR」が選ばれる理由を確認していきましょう。
1.活字・手書きを問わず高精度にデータ化
「invoiceAgent AI OCR」が選ばれる理由として、OCR/AI OCRエンジンの精度の高さを挙げることができます。
活字だけでなく手書き文字も高精度にデータ化することができ、帳票の歪みや傾きを自動補正する機能が備わっているので認識率の低下を防ぎつつ効率的にデータ化を行えます。
単一のOCRエンジンでは難しい帳票形式であっても、5つのOCR/AI OCRエンジンの組み合わせで高精度なデータ化を実現可能です。
2.システム連携で業務効率化を促進
柔軟にシステム連携を行える点も、「invoiceAgent AI OCR」が選ばれる理由のひとつです。
「invoiceAgent」シリーズや帳票基盤ソリューション「SVF」「SVF Cloud」といったウイングアーク1st製品はもちろん、各種アダプターやWeb APIを用いてさまざまな業務システムや外部のクラウドサービスなどとスムーズに連携することが可能です。
OCR/AI OCRで処理したデータをシームレスに他システムへと連携することで、業務の効率化・自動化を目指すことができます。
「invoiceAgent AI OCR」の価格体系
「invoiceAgent AI OCR」はクラウド版とオンプレミス版が用意されています。
それぞれ4つのプランがあり、ユーザー数やストレージ、AI OCRの処理画像数によって初期費用の有無や月額料金が異なります。
たとえば、クラウド版であれば初期費用0円・月額3万円から、オンプレミス版であれば月額25万円からご利用いただけます。
お客様のご要件に合わせたプランと概算費用をご確認いただけるシミュレーションもございますので、ぜひお試しください。
まとめ
今回は、ウイングアーク1stが提供する帳票データ化ソリューション「invoiceAgent AI OCR」の評判や口コミ、導入事例をご紹介しました。
「invoiceAgent AI OCR」は、活字・手書き文字を問わず高い精度で紙文書をデータ化することが可能です。
紙文書にまつわる課題解消やペーパーレス促進を検討している企業は、ぜひお気軽に「invoiceAgent AI OCR」についてお問い合わせください。